急な来客や単身赴任、季節の変わり目の寝具の追加など、一時的に布団が必要になる場面は意外と多いものです。しかし、来客用の布団一式を購入するにはコストがかかり、何より収納場所に困るという悩みを抱える方は少なくありません。そんな時に非常に便利なのが「布団レンタルサービス」です。
この記事では、布団レンタルサービスの基本的な知識から、利用するメリット・デメリット、料金相場、そして自分に合ったサービスの選び方までを網羅的に解説します。さらに、数あるサービスの中から厳選したおすすめ12社を徹底比較し、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
これから布団レンタルを利用してみたいと考えている方はもちろん、どのサービスを選べば良いか迷っている方も、この記事を読めば、あなたのニーズに最適な布団レンタルサービスがきっと見つかるはずです。
目次
布団レンタルとは?
布団レンタルとは、必要な時に必要な期間だけ、布団一式を借りられるサービスのことです。サービス提供会社が管理する清潔な布団を、指定した日時に自宅や滞在先まで届けてもらい、利用後はそのまま返却するだけで完結します。
従来、来客用の布団は各家庭で購入して備えておくのが一般的でした。しかし、年に数回しか使わない布団のために、クローゼットや押入れの貴重なスペースが占有されてしまうことに、多くの人が不便を感じています。また、布団は購入費用だけでなく、定期的な天日干しやクリーニングなどのメンテナンスにも手間とコストがかかります。
布団レンタルサービスは、こうした「所有」に伴う様々な課題を解決するために生まれました。特に、以下のようなシーンで活用されています。
- 急な来客: 友人や親戚が泊まりに来ることになったが、予備の布団がない。
- 単身赴任・長期出張: 数ヶ月から1年程度の期間限定の生活のために、わざわざ寝具を買い揃えたくない。
- 帰省: 実家に長期間帰省する際、家族分の布団を用意してもらいたい。
- 引っ越し: 新居の準備が整うまでの仮住まいで使用したい。
- 研修・合宿: 企業や団体が、研修施設や合宿所で利用する多数の布団を確保したい。
- イベント: 地域のイベントや祭りで、宿泊するスタッフや関係者のために用意したい。
サービスの基本的な流れは非常にシンプルです。まず、利用者はウェブサイトや電話で、希望の布団セット、レンタル期間、配送日時などを指定して予約します。予約が完了すると、指定の日時に業者が布団を配送してくれます。届いた布団はすぐに使用できる状態になっており、シーツやカバー類もセットになっていることがほとんどです。
利用期間が終了したら、利用者が布団を洗濯したりクリーニングしたりする必要は一切ありません。送られてきた時の専用バッグや箱に布団を詰め、配送業者が集荷に来るのを待つか、指定の方法で返送するだけです。返却された布団は、専門の業者がクリーニング、殺菌、消毒、検品を行い、次の利用者に向けて万全の状態で保管されます。
このように、布団レンタルは「所有」から「利用」へと価値観がシフトする現代において、時間、スペース、コストの節約を同時に実現する合理的な選択肢として注目されています。購入するほどではないけれど、質の良い睡眠環境は確保したい、というニーズに見事に応えるサービスと言えるでしょう。
布団レンタルを利用する3つのメリット
布団レンタルサービスには、購入にはない多くの利点があります。ここでは、特に代表的な3つのメリットを深掘りして解説します。これらのメリットを理解することで、なぜ多くの人が布団レンタルを選ぶのかが明確になるでしょう。
① 急な来-客にもすぐ対応できる
最大のメリットは、何と言ってもその手軽さとスピード感です。友人からの「今週末、泊まりに行っていい?」という急な連絡や、遠方の親戚が法事のために突然来訪することになった場合など、予期せぬ来客は誰にでも起こり得ます。そんな時、家に予備の布団がなければ、慌てて量販店に買いに走ったり、お客様に窮屈な思いをさせてしまったりすることになりかねません。
しかし、布団レンタルサービスを利用すれば、そうした心配は無用です。多くのサービスでは、最短で申し込みの翌日、業者や地域によっては当日に布団を届けてもらうことが可能です。ウェブサイトから24時間いつでも申し込めるため、日中忙しい方でも夜間に手配を済ませることができます。
例えば、金曜日の夜に来客の予定が入り、土曜日の午前中に布団が必要になったとします。当日発送に対応している業者に金曜日の午前中に注文すれば、土曜日の午前中には清潔な布団が玄関先に届きます。これにより、お客様を迎える準備に専念でき、心に余裕が生まれます。
また、冠婚葬祭などで一度に多くの親戚が集まる際にも、布団レンタルは非常に役立ちます。自宅に5人、10人と宿泊することになっても、必要な組数の布団を一度に手配できます。自分たちで何組もの布団を買い揃え、車で運んでくる手間を考えれば、その利便性は計り知れません。
このように、「必要な時に、必要な数だけ、すぐに」寝具を準備できる対応力は、布団レンタルサービスならではの大きな強みです。突然の出来事にスマートに対応できる安心感は、何物にも代えがたいメリットと言えるでしょう。
② 布団の収納場所に困らない
日本の住宅、特に都市部のマンションやアパートでは、収納スペースが限られています。クローゼットや押入れは、日常的に使う衣類や家電、趣味の道具などで、すでに一杯という家庭も少なくないでしょう。
そんな中で、年に数回しか使わない来客用布団が収納スペースの大部分を占めているという状況は、非常にもったいないと言えます。布団は一組だけでもかなりの体積があり、湿気対策なども考えると保管には気を使います。無理に詰め込むと布団が傷んだり、カビやダニの温床になったりする可能性もあります。
布団レンタルサービスを利用すれば、この「収納問題」から完全に解放されます。利用が終われば、布団は業者が回収していくため、自宅に保管しておく必要は一切ありません。これにより、今まで来客用布団が占めていたスペースを、他の用途に有効活用できます。例えば、趣味のコレクションを飾る場所にしたり、子どもの遊び場スペースを広げたり、あるいは単に空間をすっきりとさせて、ゆとりのある生活を送ることも可能です。
特に、ミニマリストのような「持たない暮らし」を志向する人にとって、布団レンタルは非常に親和性の高いサービスです。普段使わないモノを所有せず、必要な時にだけサービスを利用するという考え方は、現代の合理的なライフスタイルにぴったり合致します。
また、布団の処分に困ることもありません。布団は粗大ごみとして扱われることが多く、処分の際には自治体への申し込みや手数料の支払いが必要です。布団レンタルなら、そうした処分の手間やコストもかかりません。布団の「入口(購入)」から「出口(処分)」まで、所有に伴うあらゆる面倒から解放してくれる点も、大きなメリットです。
③ 購入や手入れの手間が省ける
布団を購入し、快適な状態を維持していくには、想像以上に多くの手間と時間がかかります。布団レンタルは、これら全てのプロセスを省略できるため、時間的にも精神的にも大きな余裕を生み出します。
まず、購入時の手間がありません。いざ布団を買うとなると、どの店で、どんな素材(綿、羽毛、化学繊維など)の、どの価格帯のものを買うか、多くの選択肢の中から選ばなければなりません。店舗に足を運んで実物を確認し、車で持ち帰るのも一苦労です。ネットで購入する場合も、レビューを比較検討したり、届くのを待ったりと、意外に時間がかかります。
次に、維持・管理の手間です。布団を衛生的に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。天気の良い日を見計らってベランダに干したり、布団乾燥機をかけたりする必要があります。特に梅雨の時期や花粉の季節には、外に干すこと自体が難しい場合もあります。さらに、数年に一度は専門業者にクリーニングを依頼するのが理想ですが、これには数千円から一万円程度の費用がかかります。
布団レンタルサービスを利用すれば、こうした購入から維持管理に至るまでの全てのステップが不要になります。レンタルされる布団は、利用ごとに専門の工場で高温殺菌や丸洗いクリーニングが施されており、常に清潔でふかふかな状態です。アレルギーの原因となるダニやホコリも徹底的に除去されているため、アレルギー体質の方や小さなお子様でも安心して利用できます。
シーツや枕カバーもセットで届き、使用後は洗濯せずにそのまま返却できるため、来客後の後片付けも非常に楽になります。時間や労力を、もっと大切なこと、例えばお客様と過ごす時間や自分の趣味の時間に使えるようになるのです。この「手間の削減」は、忙しい現代人にとって非常に価値のあるメリットと言えるでしょう。
布団レンタルを利用する3つのデメリット
布団レンタルは非常に便利なサービスですが、万能ではありません。利用する前に知っておくべきデメリットも存在します。ここでは、注意すべき3つの点を具体的に解説します。これらを理解し、自分の利用目的と照らし合わせることが、後悔しないサービス選びにつながります。
① 長期利用だと購入より割高になることがある
布団レンタルの料金体系は、基本的に短期利用を前提としています。そのため、利用期間が長くなればなるほど、総額費用がかさみ、結果的に新品を購入した方が安くつくケースがあります。
例えば、1泊2日のレンタル料金が5,000円、1ヶ月のレンタルが10,000円だったとします。これが半年(6ヶ月)になると、単純計算で60,000円、1年(12ヶ月)では120,000円にもなる可能性があります。もちろん、多くの業者では長期利用割引プランを用意していますが、それでも数ヶ月以上にわたって利用する場合は、購入費用を上回ることが珍しくありません。
一般的な布団一式の価格は、安いもので1万円台から、品質にこだわれば3万~5万円程度で購入できます。仮に3万円の布団セットを購入した場合、レンタル料金が月額1万円だとすれば、3ヶ月間の利用でレンタル費用が購入費用に並びます。それ以上の期間利用するなら、購入した方が経済的だと言えるでしょう。
このため、単身赴任や大学生活などで1年以上の利用が確定している場合は、レンタルではなく購入を検討するのが合理的です。最近では、手頃な価格で質の良い寝具セットも多く販売されています。
ただし、購入には初期費用だけでなく、前述の通りメンテナンス費用や処分費用もかかります。また、引っ越しの際には荷物が増えるというデメリットもあります。単純な費用比較だけでなく、手間や利便性も含めたトータルコストで判断することが重要です。例えば、「1年間の単身赴身だが、赴任終了後は確実に不要になる」といったケースでは、割高でもレンタルを選ぶという選択も十分に考えられます。
② 使いたい時に予約が取れない可能性がある
布団レンタルは、多くの人が利用したいと考える時期が集中する傾向があります。特に、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みといった大型連休は、帰省や旅行で人の移動が活発になるため、レンタルの需要が急増します。
こうした繁忙期には、希望する日程で予約が埋まってしまい、レンタルしたくてもできないという事態が起こり得ます。特に、直前になってから予約しようとすると、在庫切れになっている可能性が非常に高くなります。また、予約が取れたとしても、希望する種類の布団(例えば、高品質な羽毛布団など)はすでに在庫がなく、ベーシックなプランしか選べないということも考えられます。
このデメリットを回避するためには、利用する予定が分かった時点で、できるだけ早く予約を済ませておくことが最も効果的な対策です。多くのレンタルサービスでは、数ヶ月前から予約を受け付けています。来客や帰省のスケジュールが確定したら、すぐに布団レンタルのウェブサイトをチェックし、予約を確保する習慣をつけるのがおすすめです。
また、急な利用で予約が取れない場合に備えて、いくつかのレンタルサービスの候補をブックマークしておくのも良いでしょう。一つの業者で予約が埋まっていても、他の業者なら空きがあるかもしれません。特に、全国展開している大手サービスだけでなく、地域密着型のサービスも調べておくと、いざという時に役立つことがあります。
「いつでも必ず借りられるわけではない」という点を認識し、計画的に行動することが、このデメリットを乗り越える鍵となります。
③ 新品ではない場合がほとんど
レンタルサービスである以上、届けられる布団は基本的に「リユース品」であり、新品ではありません。もちろん、利用者が返却した布団は、専門の工場で徹底的にクリーニング、殺菌、消毒、乾燥が行われており、衛生面では万全の状態に保たれています。多くの業者が、オゾンによる脱臭・殺菌や高温乾燥など、家庭ではできないレベルのメンテナンスを施しているため、清潔さについては心配ないと言って良いでしょう。
しかし、どれだけ清潔に管理されていても、「他の人が一度使った布団で寝ることに抵抗がある」と感じる方もいるかもしれません。特に潔癖症の方や、非常にデリケートな肌質の方にとっては、この点が大きなデメリットになる可能性があります。
また、リユース品であるため、多少のへたりや使用感が感じられる場合もゼロではありません。もちろん、業者側で定期的に検品を行い、寝心地に影響が出るほど劣化したものは交換・廃棄していますが、新品同様の完璧な状態を期待することは難しいと理解しておく必要があります。
このデメリットが気になる場合は、いくつかの対策が考えられます。
一つは、「新品オプション」や「新品確約プラン」を用意している業者を選ぶことです。追加料金は発生しますが、確実に誰も使っていない真新しい布団を利用できます。
もう一つは、衛生管理のプロセスをウェブサイトで詳しく公開している、信頼性の高い業者を選ぶことです。どのような方法でクリーニングや殺菌が行われているのかが具体的に分かれば、安心して利用しやすくなります。利用者の口コミやレビューで、清潔さに関する評価を確認するのも良い方法です。
最終的には個人の感覚の問題になりますが、「新品ではない」という事実をあらかじめ受け入れた上で、衛生管理のレベルやオプションの有無を基準にサービスを選ぶことが重要です。
布団レンタルの料金相場と購入との比較
布団レンタルを利用する上で最も気になるのが「料金」です。ここでは、布団レンタルの一般的な料金相場と、購入した場合とのコストパフォーマンスについて、具体的な数字を交えながら比較・検討していきます。
布団レンタルの料金相場
布団レンタルの料金は、「レンタル期間」「布団のグレード」「セット内容」「オプションの有無」などによって変動します。また、業者によって料金体系は様々ですが、一般的な相場観を把握しておくことは、サービスを選ぶ上で非常に重要です。
基本となるのは、敷布団、掛布団、枕、それぞれのカバー類が一式になった「基本セット」の料金です。
レンタル期間 | 料金相場(1組あたり) | 備考 |
---|---|---|
1泊2日~2泊3日 | 4,000円 ~ 7,000円 | 最低利用期間が設定されていることが多い。 |
1週間(6泊7日) | 6,000円 ~ 10,000円 | 泊数が延びるほど1泊あたりの単価は安くなる。 |
1ヶ月(30泊) | 8,000円 ~ 15,000円 | 長期割引が適用されることが多い。 |
半年(6ヶ月) | 30,000円 ~ 60,000円 | 長期プランがある業者を選ぶのがお得。 |
【料金に影響する要素】
- 送料: 料金に往復送料が含まれているか、別途必要なのかは必ず確認しましょう。送料無料の業者も多いですが、一部地域(北海道、沖縄、離島など)では追加料金がかかる場合があります。送料が別途2,000円~3,000円かかると、総額では大きく変わってきます。
- 布団のグレード: ベーシックな化学繊維の布団セットが最も安価です。一方、保温性や吸湿性に優れた羽毛布団や羊毛布団のセットは、1,000円~3,000円程度高くなる傾向があります。
- オプション: 冬場に毛布を追加したり、寝心地を向上させるためにマットレスを追加したりすると、それぞれ1,000円~2,000円程度の追加料金がかかります。
- 繁忙期料金: 年末年始やお盆などの繁忙期には、特別料金が設定される場合があります。
例えば、標準的な布団セットを1週間レンタルする場合、基本料金7,000円(往復送料無料)というのが一つの目安になります。これに毛布のオプション(1,500円)を追加すれば、合計8,500円となります。
布団レンタルと購入はどちらがお得?
「レンタルと購入、結局どちらが良いのか?」という疑問は、利用頻度と期間によって答えが変わります。
【コスト比較のシミュレーション】
- 購入する場合のコスト
- 初期費用(布団一式):15,000円~50,000円
- メンテナンス費用(年1回クリーニング):5,000円~8,000円
- 処分費用(粗大ごみ):1,000円~2,000円
- レンタルする場合のコスト
- 1週間利用:6,000円~10,000円
- 1ヶ月利用:8,000円~15,000円
■ ケース1:年に1回、1週間だけ親戚が泊まりに来る
- レンタル: 年間 7,000円
- 購入(30,000円の布団セット):
- 1年目:30,000円(初期費用)
- 2年目以降:年間約5,000円(クリーニング代)
- 結論: このケースでは、4~5年以上継続して来客がある場合を除き、レンタルの方が圧倒的に経済的です。購入に伴う収納スペースの問題や処分の手間を考えると、短期・低頻度の利用はレンタルが最適と言えます。
■ ケース2:半年間の単身赴任で利用する
- レンタル(月額12,000円と仮定): 12,000円 × 6ヶ月 = 72,000円
- 購入(30,000円の布団セット): 30,000円(初期費用) + 処分費用など
- 結論: この場合、購入した方が費用を大幅に抑えられます。ただし、引っ越しの荷物を増やしたくない、赴任後に布団が不要になる、という事情があれば、割高でも手軽なレンタルを選ぶ価値はあります。
【損益分岐点の考え方】
一般的に、布団レンタルの損益分岐点は「利用期間3ヶ月前後」と言われることが多いです。3ヶ月未満の利用であればレンタルが、それ以上の期間になるなら購入がお得になる傾向があります。
しかし、これはあくまで費用の面だけでの話です。「収納スペースの価値」「手入れの手間(時間)」「処分の手間」といった目に見えないコストも考慮に入れる必要があります。自宅の収納が少なく、布団を置くことで他の物が置けなくなる不便さや、布団干しやクリーニング手配にかかる時間を「コスト」として考えれば、多少割高でもレンタルを選ぶ方が合理的という判断もあり得ます。
最終的には、ご自身のライフスタイル、利用目的、価値観に合わせて、総合的に判断することが重要です。
失敗しない布団レンタルサービスの選び方5つのポイント
数多くの布団レンタルサービスの中から、自分に最適な一社を見つけるためには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。以下の5つのポイントを押さえて比較検討することで、満足度の高いサービス選びができます。
① 料金と送料の安さで選ぶ
まず最も比較しやすいのが料金です。しかし、単純に表示されているレンタル料金だけで判断するのは早計です。必ず「総額」で比較することを心がけましょう。
チェックすべきは以下の点です。
- レンタル料金: 希望する期間と布団のセット内容で、基本料金がいくらかを確認します。
- 送料: 往復送料が料金に含まれているか、別途必要なのかは非常に重要なポイントです。送料が別の場合、2,000円~4,000円程度の追加費用が発生し、総額が大きく変わります。「一見安く見えたが、送料を加えたら他社より高くなった」というケースは少なくありません。
- 追加料金: 対応エリア外への配送(北海道、沖縄、離島など)や、時間指定配送、代引き手数料など、追加で発生する可能性のある費用も確認しておきましょう。
- 割引・キャンペーン: 長期利用割引、複数セット割引、期間限定のキャンペーンなどを実施している業者もあります。適用できる割引がないかチェックするのもお得に利用するコツです。
これらの要素をすべて含めた支払総額を算出し、複数の業者で比較検討することが、コストを抑えるための第一歩です。
② 対応エリアと配送スピードで選ぶ
せっかく良いサービスを見つけても、自分の住んでいる地域が配送エリア外では利用できません。まずは、自宅や利用したい場所が配送対応エリアに含まれているかを必ず確認しましょう。全国対応の業者が多いですが、中には関東限定、関西限定といった地域密着型のサービスもあります。
次に重要なのが配送スピードです。「急な来客ですぐにでも布団が必要」という場合には、即日発送や翌日配送に対応しているかどうかが決め手になります。
- 即日・当日発送: 多くの業者が「〇時までのご注文で即日発送」といったサービスを提供しています。この締め切り時間を確認しておくことが重要です。例えば、「平日15時までの注文で当日発送」の場合、15時を過ぎると翌営業日の発送になります。
- お届けまでの日数: 発送から実際に手元に届くまでの日数も確認しましょう。本州であれば発送の翌日、北海道や九州、沖縄などでは翌々日以降になるのが一般的です。
- 土日祝の対応: 土日や祝日に注文・発送業務を行っているかもチェックポイントです。週末に来客の予定が入った場合、金曜日に注文しても土日に発送してもらえなければ間に合いません。
自分の利用したいタイミングに合わせて、確実に布団を届けてくれる業者を選ぶことが、安心してサービスを利用するための鍵となります。
③ レンタル期間で選ぶ
自分の利用目的に合ったレンタル期間が設定されているかどうかも重要です。
- 最短レンタル期間: 「1泊だけ借りたい」という場合でも、業者によっては「2泊3日から」など最低利用期間が定められていることがあります。1泊からレンタル可能なのか、その場合の料金はどうなるのかを確認しましょう。
- 最長レンタル期間: 単身赴任などで長期利用を考えている場合は、どのくらいの期間までレンタルできるのかを確認します。業者によっては1年以上の長期プランを用意しているところもあります。
- 期間の柔軟性: レンタル期間は「1週間」「1ヶ月」といった区切りだけでなく、「10日間」のように日単位で細かく設定できると無駄がありません。また、予定が変わった際の「レンタル期間の延長」が可能か、その場合の手続きや料金体系も事前に確認しておくと安心です。延長料金が割高に設定されている場合もあるため注意が必要です。
自分の利用スケジュールにぴったり合う、柔軟な期間設定が可能なサービスを選びましょう。
④ セット内容と布団の種類で選ぶ
レンタルできる布団のセット内容と、布団そのものの品質も満足度を左右する重要な要素です。
- 基本セットの内容: 「布団一式」と書かれていても、その内容は業者によって微妙に異なります。敷布団、掛布団、枕の3点に加えて、シーツ、掛布団カバー、枕カバーまですべて含まれているかを確認しましょう。カバー類が別料金の業者もあるため注意が必要です。
- 布団の種類・材質:
- 化学繊維(ポリエステルなど): 最も一般的で安価。軽くて扱いやすいですが、吸湿性や保温性は天然素材に劣る場合があります。
- 羊毛布団: 吸湿性・放湿性に優れ、夏は蒸れにくく冬は暖かいのが特徴です。
- 羽毛布団: 軽くて非常に暖かい最高級素材。ふかふかの寝心地を求める方におすすめですが、料金は高めになります。
- 布団の厚み・品質: 敷布団が薄すぎると床付き感があり、快適な睡眠が得られません。ウェブサイトの写真や説明、利用者のレビューなどから、敷布団の厚みや品質についてもある程度確認しておくと良いでしょう。中には「三層構造敷布団」など、寝心地にこだわった布団を用意している業者もあります。
- 季節に合わせたセット: 夏用の肌掛け布団セットや、冬用の毛布付きセットなど、季節に合わせたプランがあるかも確認すると、より快適に利用できます。
お客様に気持ちよく休んでもらうためにも、利用シーンや季節に合わせて最適な布団を選べるサービスが理想です。
⑤ 衛生管理やオプションで選ぶ
特にリユース品であるレンタル布団では、衛生面が気になる方も多いでしょう。安心して利用するためには、業者の衛生管理体制をしっかりチェックすることが大切です。
- クリーニング方法: 多くの業者がウェブサイトで自社のクリーニング工程を紹介しています。「オゾン殺菌」「高温熱風乾燥」「布団丸洗い」など、どのような方法で殺菌・消毒・消臭を行っているかを確認しましょう。具体的な工程を写真付きで詳しく説明している業者は、衛生管理に自信がある証拠であり、信頼性が高いと言えます。
- アレルギー対策: ダニやホコリを除去するだけでなく、「抗菌・防臭・防ダニ加工」が施された布団や、アレルギーの出にくい素材を使った布団を用意している業者もあります。アレルギー体質の方や小さなお子様が利用する場合は、こうした点も重要な選択基準になります。
- オプションサービス: 基本セットに加えて、あると便利なオプションが充実しているかもチェックしましょう。
- 追加アイテム: 毛布、タオルケット、マットレス、夏用の冷感パッド、冬用の敷きパッドなど。
- ベビー・キッズ用: ベビー布団やジュニアサイズの布団を扱っている業者もあります。
- その他: 室内物干しや空気清浄機などを一緒にレンタルできるサービスもあります。
これらのポイントを総合的に比較し、自分の希望や価値観に最も合致するサービスを選ぶことが、失敗しない布団レンタルの秘訣です。
【比較表】布団レンタルサービスおすすめ12選
以下に、今回ご紹介する布団レンタルサービス12社の特徴を一覧表にまとめました。料金や送料、配送スピードなどを比較する際にお役立てください。
サービス名 | 料金目安(1泊2日) | 往復送料 | 対応エリア | 即日発送 | 布団の種類 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
かして!どっとこむ | 4,950円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和・洋 | 家電レンタルも豊富。長期利用に強い。 |
DMMいろいろレンタル | 4,080円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和・洋 | ポイントが貯まる・使える。品揃え豊富。 |
RAKUTON(らくとん) | 6,480円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和(高級) | 西川製の高級寝具。寝心地重視派に。 |
わたや館 | 4,950円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和・洋 | 創業130年以上の老舗。高品質な布団。 |
ハッチ | 3,980円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和 | 業界最安値クラス。シンプルで安い。 |
喜久屋 | 4,620円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和(婚礼用も) | 婚礼布団のレンタルにも対応。 |
寝具のハヤシ | 4,400円~ | 無料(一部除く) | 全国 | 〇 | 和・洋 | 自社便エリア(関西)は設置・回収まで対応。 |
ダーリング | 5,500円~ | 無料(一部除く) | 全国 | 〇 | 和 | 長期割引がお得。ベビー布団も。 |
ライフサポート | 5,000円~ | 無料(関東) | 関東中心 | 〇 | 和 | 関東エリアに特化。自社便対応。 |
アールワイレンタル | 4,980円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和 | スーツケースレンタルがメイン。セットで便利。 |
KURETA(クレタ) | 8,800円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和・洋(高級) | エアウィーヴなど高級寝具に特化。 |
ふとんレンタルショップ | 3,980円~ | 無料 | 全国 | 〇 | 和・洋 | 種類が豊富で選びやすい。 |
※上記は2024年5月時点の各社公式サイトに基づく情報です。料金やサービス内容は変更される可能性があるため、ご利用の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。 | ||||||
※料金は最も基本的な和布団シングルの短期レンタルプランを目安として記載しています。 |
布団レンタルおすすめ12選|安い・即日対応も
ここからは、比較表で挙げた12の布団レンタルサービスについて、それぞれの特徴や料金、サービス内容をより詳しく解説していきます。各社の強みを理解し、ご自身のニーズに最も合ったサービスを見つけてください。
① かして!どっとこむ
「かして!どっとこむ」は、布団だけでなく家具・家電レンタル業界の最大手であり、その豊富な実績と安定したサービス品質が魅力です。単身赴任や学生の一人暮らしなどで、生活用品一式をまとめてレンタルしたい場合に非常に便利です。
- 特徴: 36年以上の実績を誇り、レンタル品はすべて新品または中古品から選べます。布団は衛生管理を徹底した中古品のみですが、長期利用も視野に入れた料金設定が強みです。
- 料金プラン: 和布団シングル1組が2泊3日で4,950円から。1ヶ月なら7,920円と、長期になるほど割安になります。
- 送料・配送: 全国往復送料無料(一部地域を除く)。平日・土曜の16時までの注文で即日発送に対応しており、急なニーズにも応えてくれます。
- 布団の種類: 基本的な和布団セットのほか、ベッドで使用できる洋布団セットも用意されています。
- 衛生管理: 返却された布団はオゾンによる殺菌・消臭処理と、布団専用乾燥機によるダニの死滅処理が施され、清潔な状態で届けられます。
- こんな人におすすめ: 布団以外の家具や家電も一緒にレンタルしたい方、1ヶ月以上の長期で利用を検討している方。
参照:株式会社サークランド「かして!どっとこむ」公式サイト
② DMMいろいろレンタル
大手DMM.comが運営する「DMMいろいろレンタル」は、布団から家電、ファッション、ベビー用品まで、幅広いジャンルの商品をレンタルできる総合レンタルサービスです。
- 特徴: レンタル料金に応じてPontaポイントが貯まり、支払いに使うこともできます。普段からPontaポイントを利用している方には特におすすめです。
- 料金プラン: 和布団シングルセットが2泊3日で4,080円から。往復送料無料で、価格も非常にリーズナブルです。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日14時、土日祝12時までの申し込みで当日発送に対応しています。
- 布団の種類: 通常の和布団セットに加え、西川製の高品質な布団セットや、エアウィーヴのマットレスなどもレンタル可能です。選択肢の幅広さが魅力です。
- 衛生管理: 専門業者によるクリーニングとメンテナンスが徹底されており、安心して利用できます。
- こんな人におすすめ: Pontaポイントを貯めたい・使いたい方、布団の品質にもこだわりたい方、布団以外のアイテムも見てみたい方。
参照:合同会社DMM.com「DMMいろいろレンタル」公式サイト
③ RAKUTON(らくとん)
「RAKUTON」は、有名寝具メーカー「西川」の布団に特化したレンタルサービスです。寝心地にとことんこだわりたい方から絶大な支持を得ています。
- 特徴: レンタルできるのは全て西川製の高品質な寝具。大切なゲストへのおもてなしや、自身の睡眠の質を試してみたいという場合に最適です。
- 料金プラン: 西川の基本布団セットが1泊2日で6,480円から。価格は他社より高めですが、その分、品質は折り紙付きです。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日14時までの注文で即日発送が可能です。
- 布団の種類: 季節に合わせた布団セットや、腰痛対策に適した「&Free」シリーズなど、目的に応じて選べます。
- 衛生管理: 布団丸洗いはもちろん、高温乾燥によるダニ対策、オゾンによる殺菌・脱臭など、徹底した衛生管理が行われています。
- こんな人におすすめ: とにかく寝心地を重視する方、大切なゲストに最高の睡眠環境を提供したい方、西川の寝具を購入前に試してみたい方。
参照:株式会社心葉「RAKUTON」公式サイト
④ わたや館
創業130年以上の歴史を持つ老舗寝具店が運営する「わたや館」。長年培ってきた寝具に関する専門知識と経験が、サービスの品質に活かされています。
- 特徴: 布団のプロが選んだ、快適な寝心地の布団をレンタルできます。老舗ならではの安心感と信頼性が魅力です。
- 料金プラン: 来客用布団セット(和・洋)が2泊3日で4,950円から。羽毛布団セットも用意されています。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日13時までの注文で即日発送に対応しています。
- 布団の種類: 通常の来客用セットのほか、保温性に優れた羽毛布団セット、ベビー布団セットなど、品揃えが豊富です。
- 衛生管理: 最新鋭の布団丸洗い工場で洗浄・乾燥され、清潔さはもちろん、布団本来のふっくら感を復元しています。
- こんな人におすすめ: 品質と信頼性を重視する方、布団のプロが選んだ寝具で安心して眠りたい方。
参照:株式会社わたや館「わたや館」公式サイト
⑤ ハッチ
「ハッチ」は、業界最安値クラスのリーズナブルな料金設定が最大の魅力です。コストを少しでも抑えたい方に最適なサービスと言えます。
- 特徴: とにかくシンプルで安い。サービス内容を必要最低限に絞ることで、低価格を実現しています。
- 料金プラン: 布団レンタル1泊2日で3,980円からと、非常に競争力のある価格です。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日13時までの注文で即日発送が可能です。
- 布団の種類: 基本的な和布団セットが中心です。余計なオプションはなく、シンプルに来客用の布団を借りたい場合に適しています。
- 衛生管理: 低価格ながら、布団の丸洗いや高温乾燥など、基本的な衛生管理はしっかりと行われています。
- こんな人におすすめ: とにかく費用を安く抑えたい方、シンプルな機能で十分な方。
参照:株式会社ビー・プランニング「ハッチ」公式サイト
⑥ 喜久屋
「喜久屋」は、一般的な来客用布団だけでなく、婚礼用や赤ちゃん用の布団レンタルにも対応しているユニークなサービスです。
- 特徴: 50年以上の歴史を持つ布団レンタル専門の老舗です。特に、日本の伝統的な儀式である「お里帰り」で使われる豪華な婚礼布団のレンタルは、他社にはない大きな特徴です。
- 料金プラン: シングルAセットが1泊2日で4,620円から。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日14時までの注文で即日発送に対応しています。
- 布団の種類: 通常のシングルのほか、ダブルサイズ、お客様用の豪華な布団、婚礼用、ベビー用と、多様なニーズに対応できるラインナップです。
- 衛生管理: 専門工場でのクリーニング、高温熱風乾燥機でのダニ・雑菌の除去を徹底しています。
- こんな人におすすめ: 結婚や出産といったライフイベントで特別な布団が必要な方、幅広いサイズの布団から選びたい方。
参照:喜久屋「喜久屋のふとんレンタル」公式サイト
⑦ 寝具のハヤシ
「寝具のハヤシ」は、関西地方に自社工場と配送網を持つ寝具専門のレンタル会社です。関西エリアでは特に手厚いサービスを受けられます。
- 特徴: 大阪、京都、兵庫、奈良などの自社便対応エリアでは、スタッフが直接配送し、布団の設置から利用後の回収まで行ってくれます。
- 料金プラン: ベーシックな和布団レンタルセットが1泊2日で4,400円から。
- 送料・配送: 全国配送に対応(一部エリアは送料別途)。自社便エリアは送料無料で、細かい時間指定も可能です。平日15時までの注文で即日発送にも対応。
- 布団の種類: 和布団、洋布団、羽毛布団、ベビー布団まで幅広く取り扱っています。
- 衛生管理: 自社工場で徹底した品質管理とクリーニングを実施。自社便エリアでは直接顔を合わせてくれる安心感もあります。
- こんな人におすすめ: 関西エリアにお住まいで、設置・回収までお任せしたい方。
参照:株式会社林「寝具のハヤシ」公式サイト
⑧ ダーリング
「ダーリング」は、布団だけでなくベビー用品やイベント用品のレンタルも手掛ける会社です。長期利用での割引率が高いのが特徴です。
- 特徴: 1ヶ月以上のレンタルで適用される長期割引がお得。単身赴任や仮住まいでの利用に適しています。
- 料金プラン: 貸し布団レギュラーセットが6泊7日で5,500円から。1ヶ月以上のレンタルは問い合わせが必要です。
- 送料・配送: 全国配送に対応していますが、地域によって送料が異なります。事前に確認が必要です。
- 布団の種類: 基本的な布団セットのほか、ベビー布団もレンタル可能です。
- 衛生管理: 専門業者によるクリーニングと高温乾燥で衛生面は保たれています。
- こんな人におすすめ: 1ヶ月以上の長期レンタルを検討している方、ベビー用品も一緒に借りたい方。
参照:株式会社ダーリング「ダーリング」公式サイト
⑨ ライフサポート
「ライフサポート」は、東京、神奈川、埼玉、千葉の関東1都3県に特化した地域密着型の布団レンタルサービスです。
- 特徴: 対応エリアを限定することで、きめ細やかな自社便配送サービスを実現しています。配送時に布団のセッティングを手伝ってくれることもあります。
- 料金プラン: シングル和風セットが1泊2日で5,000円から。
- 送料・配送: 対応エリア内は往復送料無料。前日の17時までの注文で、翌日配送が可能です。
- 布団の種類: 基本的な和布団セットが中心です。シンプルで分かりやすいプラン構成です。
- 衛生管理: クリーニングと殺菌処理を徹底し、清潔な布団を提供しています。
- こんな人におすすめ: 関東1都3県にお住まいで、地域密着ならではの丁寧な対応を求める方。
参照:株式会社ライフサポート「ライフサポート」公式サイト
⑩ アールワイレンタル
「アールワイレンタル」は、スーツケースレンタルをメイン事業としながら、布団レンタルも提供しているユニークなサービスです。
- 特徴: 旅行や出張の際に、スーツケースと布団を一緒に手配できるのが最大のメリット。サイトの作りも分かりやすく、手軽に注文できます。
- 料金プラン: 布団レンタルセットが3泊4日で4,980円から。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日15時までの注文で即日発送に対応しています。
- 布団の種類: 来客用の基本的な和布団セットを提供しています。
- 衛生管理: 清潔な状態で届けられるよう、基本的なクリーニング・メンテナンスはしっかり行われています。
- こんな人におすすめ: 旅行や出張の準備で、スーツケースと布団をまとめてレンタルしたい方。
参照:アールワイレンタル「アールワイレンタル」公式サイト
⑪ KURETA(クレタ)
「KURETA」は、エアウィーヴや西川の高反発マットレスなど、高級寝具に特化したレンタルサービスです。RAKUTONと並び、寝心地追求派におすすめです。
- 特徴: 「購入するには高価だが、一度試してみたい」という高級寝具を気軽にレンタルできます。睡眠の質に本気で向き合いたい方に最適です。
- 料金プラン: エアウィーヴのマットレスパッドセットが6泊7日で8,800円からと高価ですが、その価値は十分にあります。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日12時までの注文で即日発送に対応しています。
- 布団の種類: エアウィーヴ、西川「AiR」、マニフレックスなど、名だたるブランドの寝具が揃っています。
- 衛生管理: 高級寝具の品質を損なわないよう、専門のメンテナンス体制が整えられています。
- こんな人におすすめ: 最高級の寝心地を体験したい方、購入を検討している高級マットレスを試したい方。
参照:レンタル布団のクレタ「KURETA」公式サイト
⑫ ふとんレンタルショップ
「ふとんレンタルショップ」は、その名の通り布団レンタルに特化した専門サイトで、豊富な品揃えと分かりやすい料金体系が特徴です。
- 特徴: 羽毛布団、羊毛混布団、防ダニ布団、ベッド用など、布団の種類が非常に豊富で、ニーズに合わせて細かく選べます。
- 料金プラン: 最安の合繊布団セットが2泊3日で3,980円から。羽毛布団セットは6,980円からと、品質に応じた価格設定になっています。
- 送料・配送: 全国往復送料無料。平日13時までの注文で即日発送が可能です。
- 布団の種類: 品揃えの豊富さはトップクラス。自分の好みや予算に合わせて最適な布団を見つけやすいのが魅力です。
- 衛生管理: オゾン殺菌・消臭、70℃の高温乾燥など、衛生管理にも力を入れています。
- こんな人におすすめ: たくさんの選択肢の中から、自分にぴったりの布団をじっくり選びたい方。
参照:株式会社石川寝具ランド「ふとんレンタルショップ」公式サイト
布団レンタルの利用方法3ステップ
布団レンタルサービスの利用は、非常に簡単で直感的です。ここでは、一般的な利用の流れを3つのステップに分けて解説します。初めて利用する方でも、この手順を読めば安心して申し込めます。
① ネットや電話で予約する
まずは、利用したい布団レンタルサービスのウェブサイトにアクセスするか、予約受付センターに電話をかけて申し込みます。最近では、24時間いつでも手軽に申し込めるウェブ予約が主流です。
ウェブサイトで予約する場合、一般的に以下の情報を入力します。
- レンタル商品: 希望する布団のセット(例:和布団シングル、羽毛布団セットなど)と数量を選びます。
- レンタル期間: 布団を利用したい期間(開始日と終了日)を指定します。カレンダー形式で直感的に選べるサイトが多いです。
- お届け先情報: 氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど、布団を受け取る場所と連絡先を入力します。
- お届け希望日時: 布団を届けてほしい日時を指定します。多くの場合、午前中、14-16時、18-20時といった時間帯での指定が可能です。
- お支払い方法: クレジットカード決済、代金引換、銀行振込など、業者が対応している支払い方法から選択します。急ぎの場合は、手続きがスムーズなクレジットカード決済がおすすめです。
入力内容に間違いがないか最終確認し、注文を確定すれば予約は完了です。完了後、登録したメールアドレスに予約確認メールが届くので、内容を保管しておきましょう。
電話で予約する場合は、オペレーターの案内に従って上記の情報を口頭で伝えるだけです。パソコン操作が苦手な方や、細かい点を確認しながら申し込みたい場合に便利です。
② 指定の日時に布団を受け取る
予約時に指定した日時になると、運送会社のドライバーが玄関先まで布団を届けてくれます。多くの場合、布団は専用のキャリーバッグや段ボール箱にコンパクトに梱包されています。
布団を受け取ったら、まず以下の点を確認しましょう。
- 内容物の確認: バッグや箱を開けて、注文した商品(布団、枕、カバー類など)がすべて揃っているか、数量に間違いがないかを確認します。
- 状態の確認: 布団に目立つ汚れや破損がないか、簡単にチェックします。万が一、問題が見つかった場合は、すぐにレンタル業者に連絡しましょう。
- 付属品の確認: 返却時に使用する着払い伝票や、返送用のバッグ・梱包材が同梱されていることがほとんどです。これらは返却時に必要になるため、なくさないように大切に保管しておきましょう。
確認が終われば、あとはカバー類をセットして利用するだけです。届いたその日から、清潔で快適な布団で休むことができます。
③ 利用後に布団を返却する
レンタル期間が終了したら、布団を返却します。自分でクリーニングや洗濯をする必要は一切ありません。ここが布団レンタルの最も便利な点の一つです。
返却の手順は以下の通りです。
- カバー類を外す: 使用したシーツやカバー類は、洗濯せずにそのままで問題ありません。
- 布団をたたむ: 届いた時と同じように、敷布団、掛布団、枕などをたたみます。
- 梱包する: 届いた時に使われていた専用のバッグや箱に、すべてのレンタル品を詰めます。詰め忘れがないように注意しましょう。
- 伝票を貼る: 保管しておいた着払い伝票(返送用伝票)を、バッグや箱に貼り付けます。
- 集荷を依頼・発送する: 運送会社に集荷を依頼するか、コンビニエンスストアなどに持ち込んで発送します。集荷依頼は、伝票に記載されている電話番号にかけるか、運送会社のウェブサイトから申し込めます。レンタル終了日の翌日に集荷、といったルールが定められていることが多いので、事前に確認しておきましょう。
運送業者に荷物を引き渡せば、返却手続きは完了です。後片付けの手間がほとんどかからず、非常にスムーズに利用を終えることができます。
布団レンタルに関するよくある質問
ここでは、布団レンタルを初めて利用する方が抱きがちな疑問について、Q&A形式で分かりやすくお答えします。
レンタルした布団を汚してしまったらどうなる?
万が一、飲み物をこぼしてしまったり、お子様がおねしょをしてしまったりして布団を汚してしまった場合は、まずは正直に、速やかにレンタル業者に連絡しましょう。自分でシミ抜きを試みたり、洗濯したりすると、かえって状態を悪化させてしまう可能性があるため、何もせず現状のまま報告するのが基本です。
業者側の対応は、汚れの程度や原因によって異なります。
- 通常のクリーニングで落ちる程度の汚れ: 多くの業者は、通常の利用範囲内の軽微な汚れであれば、追加料金なしで対応してくれます。
- 修復不可能な汚れ・破損: タバコの焦げ跡や、インク、血液など、クリーニングでは落とせないひどい汚れ、または布団を破いてしまった場合などは、修理費用や寝具本体の代金を弁償(買い取り)しなければならないことがあります。
業者によっては、レンタル料金に「安心補償サービス」のようなオプション(数百円程度)を追加できる場合があります。これを付けておけば、万が一の汚損・破損時の弁償金が免除または減額されるため、小さなお子様が利用する場合などは加入しておくと安心です。
1泊だけでもレンタルできる?
多くの業者で1泊のみのレンタルは可能です。ただし、料金体系には注意が必要です。業者によっては「1泊2日プラン」という形ではなく、「2泊3日」や「6泊7日」を最低利用期間として設定している場合があります。
その場合、たとえ1泊しか利用しなくても、最低利用期間分の料金(例えば2泊3日分の料金)を支払う必要があります。結果的に1泊あたりの単価は割高になりますが、それでも布団を購入するよりは安く、手軽に利用できるメリットは大きいです。
予約する際には、希望する業者のウェブサイトで最短レンタル日数と料金を確認しましょう。
当日・即日レンタルは可能?
「今日、急に泊まりに来ることになった!」という緊急事態に対応できるかどうかは、利用者にとって非常に重要なポイントです。一部の業者では、当日・即日レンタルに対応しています。
ただし、これにはいくつかの条件があります。
- 注文の締め切り時間: 「平日の〇時まで」「土曜の〇時まで」といったように、当日発送の注文締め切り時間が設けられています。この時間を過ぎると翌営業日の発送になります。
- 配送エリア: 即日配送(注文したその日に届く)に対応しているのは、業者の拠点がある近隣エリア(例:東京都内限定など)に限られることがほとんどです。
- 在庫状況: 急な注文の場合、希望する布団の在庫がない可能性もあります。
確実性を求めるなら、「当日発送・翌日届け」を念頭に置いておくと良いでしょう。多くの全国対応業者がこのサービスを提供しており、前述の締め切り時間内に注文すれば、本州の多くの地域では翌日に布団を受け取ることが可能です。
レンタル期間の延長はできる?
「来客の滞在が数日延びることになった」など、予定が変更になることはよくあります。ほとんどの布団レンタルサービスで、レンタル期間の延長は可能です。
延長したい場合は、レンタル期間が終了する前に、電話やウェブサイトのマイページから業者に連絡する必要があります。無断で返却を遅らせると、高額な延滞料金が発生する場合があるため、必ず事前に連絡しましょう。
延長料金は、業者によって計算方法が異なります。「1日あたり〇〇円」という形で追加料金がかかるのが一般的ですが、延長後の合計期間に応じて、よりお得な長期プランの料金が適用される場合もあります。延長の可能性がある場合は、予約時に延長料金のシステムについても確認しておくと安心です。
自分でクリーニングする必要はある?
一切ありません。これが布団レンタルの大きなメリットの一つです。
使用した布団やカバー類は、洗濯やクリーニングをせず、そのまま返却してください。返却された布団は、すべて専門の工場で徹底的にクリーニング・殺菌・消毒されます。
利用者が自分で洗濯やクリーニングを行うと、布団の素材を傷めてしまったり、縮ませてしまったりする可能性があります。トラブルを避けるためにも、メンテナンスはすべてプロである業者に任せましょう。利用者は、快適な布団で休むことだけに集中できます。
まとめ
この記事では、布団レンタルサービスの基本からメリット・デメリット、料金、選び方、そして具体的なおすすめサービスまで、幅広く解説してきました。
布団レンタルは、「必要な時に、必要なだけ、清潔な布団を手軽に利用できる」、非常に合理的で便利なサービスです。
- 急な来客にも慌てずスマートに対応できる
- 貴重な収納スペースを圧迫しない
- 購入や面倒な手入れの手間から解放される
といった大きなメリットがあり、特に年に数回しか布団を使わない方や、単身赴任などの短期滞在者にとっては、購入するよりもはるかにコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
もちろん、長期利用では割高になる可能性や、繁忙期に予約が取りにくいといったデメリットも存在しますが、これらは計画的に利用することで十分にカバーできます。
失敗しないサービスを選ぶためには、以下の5つのポイントを意識することが重要です。
- 料金と送料を合わせた「総額」で比較する
- 対応エリアと「即日発送」などの配送スピードを確認する
- 自分の利用目的に合ったレンタル期間が設定できるか見る
- セット内容と布団の品質(素材など)をチェックする
- クリーニング方法などの衛生管理体制とオプションを確認する
数あるサービスの中から、ご自身の利用シーンや予算、こだわりに最も合った一社を見つけることが、満足のいく布団レンタル体験につながります。
この記事で紹介した比較表や各サービスの詳細情報を参考に、ぜひあなたにぴったりの布団レンタルサービスを見つけて、快適な睡眠環境を手に入れてください。 これまで布団の管理に悩まされていた時間やスペースを、もっと豊かで価値のあることに使えるようになるはずです。