ポケモンスリープ(睡眠アプリ)の使い方と攻略法を徹底解説

ポケモンスリープ(睡眠アプリ)、使い方と攻略法を徹底解説

「毎日の睡眠が、もっと楽しくなったら?」そんな願いを叶えるのが、睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」です。このアプリは、ただ睡眠を記録するだけでなく、その睡眠データを活用してポケモンたちと触れ合い、ゲームとして楽しむことができる画期的なコンセプトで注目を集めています。

この記事では、ポケモンスリープの基本的な仕組みから、初心者向けの序盤の進め方、そしてよりゲームを深く楽しむための攻略情報まで、網羅的に解説します。日々の睡眠を充実させ、可愛いポケモンたちの寝顔に癒やされたい方は、ぜひ参考にしてください。

ポケモンスリープとは?

ポケモンスリープとは?

ポケモンスリープは、「睡眠」をエンターテインメントに変える、全く新しいタイプのゲームアプリです。プレイヤーの睡眠時間やその質を計測・記録し、そのデータに基づいてゲームが進行します。ここでは、ポケモンスリープがどのようなアプリなのか、その基本的な魅力と機能について詳しく解説します。

睡眠をゲームにした新しいアプリ

ポケモンスリープの最大の特徴は、「睡眠」そのものをゲームプレイの中心に据えている点です。一般的なゲームのように、複雑な操作や長時間のプレイは必要ありません。プレイヤーがやるべき最も重要なことは、「夜、スマートフォンや専用デバイスを枕元に置いて、ぐっすり眠ること」だけです。

このアプリのコンセプトは「朝起きるのが楽しみになる」こと。プレイヤーは夜に睡眠を計測し、翌朝、自分の睡眠がどのような評価を受けたのかを確認します。そして、その睡眠の質やパターンに応じて、様々なポケモンたちが集まってきます。つまり、良い睡眠をとればとるほど、ゲーム内でより多くのポケモンに出会えるという仕組みです。

これにより、ユーザーは「ゲームを進めるためにしっかり眠ろう」というポジティブな動機付けを得られます。不規則になりがちな睡眠習慣を、ゲームを通じて楽しみながら整えていくことができるのです。従来の健康管理アプリが持つ「記録するだけ」という側面だけでなく、「継続する楽しさ」を提供することで、多くのユーザーの睡眠改善をサポートしています。まさに、健康とエンターテインメントが融合した、新時代のアプリと言えるでしょう。

睡眠時間や質を計測・記録できる

ポケモンスリープは、高機能な睡眠トラッカーとしての側面も持っています。スマートフォンに内蔵されている加速度センサーを利用して、睡眠中の体の動きを検知。これにより、睡眠の「長さ」だけでなく、その「深さ」や「リズム」といった質的な側面まで詳細に分析します。

具体的に記録されるデータは以下の通りです。

  • 睡眠時間: 実際に眠っていた時間。
  • 寝つくまでにかかった時間: 睡眠計測を開始してから、実際に眠りに入るまでの時間。
  • 睡眠の深さの推移: 睡眠を「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」の3つの段階に分類し、一晩のうちにどの段階がどれくらいの割合を占めていたかをグラフで可視化します。
  • 睡眠リズム: 就寝時刻と起床時刻の規則性を評価します。毎日同じ時間に寝起きできているかどうかが記録され、生活リズムの安定度を確認できます。
  • 録音データ: 睡眠中のいびきや寝言などを録音し、後から聞き返すことができます(この機能はオン・オフの切り替えが可能です)。

これらのデータは日・週・月単位で蓄積され、自分の睡眠パターンの傾向を客観的に把握するのに役立ちます。例えば、「週末は寝る時間が遅くなりがち」「特定の曜日に『ぐっすり』睡眠が少ない」といった気づきを得ることで、具体的な生活習慣の改善に繋げることができます。

ただ眠るだけでなく、自分の睡眠を科学的に理解し、改善していくためのツールとしても非常に優秀なのが、ポケモンスリープの大きな魅力の一つです。

ポケモンの可愛い寝顔を集めるのが目的

ポケモンスリープのゲームとしての主な目的は、ポケモンたちの多種多様な「寝顔」を収集し、寝顔図鑑を完成させることです。ポケモンたちは、それぞれ複数の寝顔パターンを持っており、中には非常に珍しい、特定の条件下でしか見られない寝顔も存在します。

朝、睡眠リサーチを行うと、自分の睡眠タイプ(うとうと、すやすや、ぐっすり)に応じて、様々なポケモンたちがカビゴンの周りに集まって眠っています。その姿は、お腹の上で丸くなって眠るピカチュウや、あくびをしながら眠るイーブイなど、普段のゲームでは見られない愛らしいものばかりです。

プレイヤーは、これらの寝顔を写真に撮ってリサーチし、図鑑に登録していきます。寝顔はレア度に応じて★1から★4(一部は★5)まで設定されており、レア度の高い寝顔を発見することが、大きな目標の一つとなります。

この「寝顔集め」というコレクション要素が、ゲームを継続する強力なモチベーションになります。「今日はどんなポケモンが来てくれるだろう?」「明日はあのポケモンの珍しい寝顔が見たいから、しっかり眠ろう」といった気持ちが、日々の睡眠を楽しみなイベントに変えてくれます。

まとめると、ポケモンスリープは、睡眠の計測・記録という健康管理機能と、ポケモンの寝顔を集めるというゲームの楽しさを巧みに融合させたアプリです。睡眠という日常的な行為を通じて、ポケモンの世界に深く没入できる、ユニークで心温まる体験を提供してくれます。

ポケモンスリープの基本的な遊び方(ゲームサイクル)

睡眠を計測する、睡眠リサーチでポケモンを調査する、カビゴンを育てる

ポケモンスリープの魅力は、そのシンプルなゲームサイクルにあります。複雑なルールを覚える必要はなく、「夜に寝て、朝に起きて、日中に少し操作する」という3つのステップを繰り返すだけで、誰でも簡単に楽しめます。ここでは、その基本的な1日の流れを具体的に解説します。

夜:睡眠を計測する

一日の冒険の始まりは、夜の睡眠計測からです。このステップが、ポケモンスリープにおける最も重要なアクションとなります。

1. 就寝準備とアプリの起動
まず、寝る準備が整ったらポケモンスリープのアプリを起動します。ホーム画面にいるカビゴンの横にある「ねむる」ボタンをタップすると、睡眠計測の準備画面に移ります。

2. ねむりの約束の設定
「ねむりの約束」とは、自分で目標の就寝時刻を設定する機能です。設定した時刻の前後30分以内に睡眠計測を開始すると、翌朝に報酬としてスリープポイントやアイテムがもらえます。毎日決まった時間に眠る習慣をつけるための、非常に効果的な機能です。

3. 計測方法の選択と開始
計測方法は、スマートフォン本体で行うか、別売りの専用デバイス「Pokémon GO Plus +」で行うかの2種類があります。

  • スマートフォンの場合: 画面の指示に従い、スマートフォンを充電ケーブルに繋いだ状態で、画面を伏せて枕元に置きます。布団の上など、振動が伝わりやすい場所に置くのがポイントです。
  • Pokémon GO Plus + の場合: デバイスとアプリを連携させ、デバイスのボタンを長押しするだけで計測が開始できます。スマートフォンをベッドから離れた場所に置けるのがメリットです。

準備が完了したら、「睡眠計測を開始」ボタンを押して眠りにつきましょう。アプリは省電力モードになり、画面は暗くなりますが、バックグラウンドであなたの睡眠を静かに見守ってくれます。計測時間は最低でも90分以上必要です。これより短いと、睡眠データとして正しく記録されないため注意が必要です。

朝:睡眠リサーチでポケモンを調査する

ぐっすり眠って迎えた朝は、ポケモンスリープで最も楽しみな時間、「睡眠リサーチ」の始まりです。

1. 計測の終了
起床したら、アプリの「計測を終了する」ボタンを長押しします。すると、まず昨晩の睡眠データが表示されます。睡眠スコア(最大100点)、睡眠時間、そして「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」の3つの睡眠タイプのうち、どのタイプが最も長かったかが判定されます。

2. ねむけパワーの確認とポケモンの出現
次に、あなたの睡眠スコアと、育てているカビゴンの「エナジー」を掛け合わせた「ねむけパワー」という数値が算出されます。このねむけパワーが大きいほど、より多くのポケモンや、より珍しい寝顔のポケモンが集まってきます。

3. ポケモンの寝顔をリサーチ
画面には、カビゴンの周りで気持ちよさそうに眠るポケモンたちの姿が。それぞれのポケモンをタップして、どんな寝顔で眠っているかをリサーチ(写真撮影)し、図鑑に登録していきます。初めて見る寝顔や、レア度の高い寝顔を発見した時の喜びは格別です。

4. ポケサブレで仲間にする
リサーチが終わると、「おやつタイム」が始まります。ここでポケモンたちに「ポケサブレ」をあげると、フレンドポイントが貯まります。ポイントが満タンになると、そのポケモンを仲間に迎え入れ、「おてつだいポケモン」としてチームに編成できるようになります。
1日に1枚、無料で使える「ボーナスサブレ」は効果が高いので、毎日忘れずに使いましょう。

日中:カビゴンを育てる

朝のリサーチが終わった後の日中の時間は、次の夜の睡眠に備えて、カビゴンを育てるフェーズです。

1. おてつだいポケモンによる「きのみ」と「食材」の収集
仲間にしたポケモンたちで「おてつだいチーム」を編成すると、彼らは日中、プレイヤーがアプリを閉じていても自動的に「きのみ」や「食材」を集めてきてくれます。これらのアイテムは、カビゴンのエナジーを増やすために不可欠です。

2. カビゴンにきのみをあげる
ポケモンたちが集めてくれたきのみは、いつでもカビゴンにあげることができます。きのみをあげることで、カビゴンのエナジーが直接増加します。特に、その週のカビゴンが好きな「好物のきのみ」をあげると、通常より多くのエナジーを獲得できます。

3. 1日3回の料理
日中の決まった時間帯(朝4:00〜12:00、昼12:00〜18:00、夜18:00〜翌4:00)に、ポケモンが集めた食材を使って料理を作ることができます。料理は、きのみよりも遥かに多くのエナジーをカビゴンに与えることができる、エナジー稼ぎの最も重要な手段です。レシピに沿った料理を作るとさらにエナジーが増え、時々「大成功」するとエナジーが2倍(または3倍)になることもあります。

このようにして日中にカビゴンのエナジーをたくさん貯めておくことで、夜に算出される「ねむけパワー」が高まり、翌朝の睡眠リサーチがより豪華になります。

この「夜:計測 → 朝:リサーチ → 日中:育成」というサイクルを毎日繰り返すことが、ポケモンスリープの基本的な遊び方です。このシンプルな流れの中に、ポケモン集めや育成、図鑑埋めといったやり込み要素が詰まっています。

【初心者向け】序盤の効率的な進め方

ポケモンスリープを始めたばかりの初心者の方が、スムーズにゲームに慣れ、効率的に進めていくためのポイントを解説します。序盤の目標は、ゲームの基本サイクルを理解し、日々のタスクを習慣化することです。

まずはチュートリアルを終わらせる

ゲームをインストールして最初に始まるのが、ネロリ博士によるチュートリアルです。このチュートリアルでは、ポケモンスリープの根幹をなす「睡眠計測 → 睡眠リサーチ → カビゴン育成」という一連の流れを、実際に体験しながら学ぶことができます。

チュートリアルは丁寧で分かりやすく作られているため、指示に従って進めるだけで基本的な操作はほぼマスターできます。ここで特に重要なのは、以下の3つのポイントをしっかり理解することです。

  1. 睡眠計測の正しいやり方: スマートフォンをどこに、どのように置けばよいか。
  2. 睡眠リサーチの流れ: ポケモンの寝顔を撮影し、サブレをあげて仲間にするまでの一連の操作。
  3. カビゴンへのエナジーの与え方: ポケモンが集めた「きのみ」をあげること、そして1日3回「料理」をすることの重要性。

最初のチュートリアルで仲間にするピカチュウは、序盤の頼れるパートナーになります。チュートリアルを面倒に思わず、一つ一つの説明をしっかり確認しながら進めることが、その後のスムーズなプレイへの近道です。まずは最初の1週間、ネロリ博士に教わった通りにゲームをプレイしてみましょう。

おてつだいチームを5匹編成する

朝の睡眠リサーチでポケモンを仲間にしたら、すぐに「おてつだいチーム」を編成しましょう。チームは最大5匹まで編成でき、この5匹が日中のきのみや食材集めの主役となります。

なぜ5匹編成が重要なのか?
チームのポケモンが多ければ多いほど、時間あたりに集めてくれるきのみや食材の量が増えます。つまり、カビゴンのエナジーを効率的に増やすためには、常に5匹のチームを組んでおくことが基本となります。たとえ弱いポケモンであっても、空きスロットを作っておくよりは、編成しておいた方が確実にリターンがあります。

序盤のチーム編成のコツ
始めたばかりの頃は、まだ仲間にしたポケモンの数も少なく、選択肢は限られています。その中で意識したいのは、「きのみタイプ」のポケモンを多めに編成することです。

  • きのみタイプ: きのみを2つ同時に拾ってくる能力があり、きのみ集めの効率が非常に高い。きのみはいつでもカビゴンにあげられるため、安定したエナジー供給源になります。
  • 食材タイプ: きのみの代わりに食材を2つ同時に拾ってくることがあり、料理に使う食材集めに特化しています。
  • スキルタイプ: きのみや食材集めの効率は上記2タイプに劣るものの、強力なメインスキルでチームをサポートします。

序盤はまだ作れる料理のレシピも少なく、鍋の容量も小さいため、食材をたくさん集めても持て余しがちです。一方で、きのみはいくらあっても困りません。そのため、序盤はきのみタイプのポケモンを3〜4匹、残りを食材タイプのポケモンで編成すると、バランス良くエナジーを稼ぎやすくなります。特に、その週のカビゴンの好物のきのみを持ってくるポケモンがいれば、優先的にチームに入れましょう。

毎日やることリスト(日課)

ポケモンスリープを効率的に進めるには、毎日欠かさずこなしておきたい「日課」があります。これらを習慣化することで、着実にゲームを進行させることができます。

毎日やるべきこと(日課) 目的・理由
睡眠計測(最低1回) ゲームの基本。睡眠スコアを稼ぎ、ポケモンと出会う機会を作る。できれば1日2回(昼寝)も推奨。
睡眠リサーチ ポケモンの寝顔を図鑑に登録し、新たなポケモンを仲間にする。
ボーナスサブレの使用 1日1枚無料で使える貴重なサブレ。ポケモンのフレンドポイントを効率的に上げるために必ず使う。
料理を3回作る 朝・昼・夜の3回。カビゴンのエナジーを最も効率的に稼ぐ手段。時間を見逃さないように注意。
おてつだいポケモンをタップ ポケモンたちが集めてくれたきのみや食材を回収し、カビゴンに与える。こまめに行うのが理想。
ソーシャルリサーチの確認 フレンドの睡眠リサーチを確認することで、報酬(ポケモンのアメ)がもらえる。
ミッションの確認・達成 デイリーミッションを達成すると、スリープポイントなどの報酬がもらえる。

特に重要なのは、「睡眠計測」「料理3回」「ボーナスサブレの使用」の3つです。これらさえ忘れなければ、ゲームは着実に進んでいきます。忙しい日でも、この3点だけはこなすように意識してみましょう。

毎週やることリスト(週課)

毎日やることに加えて、週に一度のサイクルで意識すべき「週課」も存在します。週の始まりである月曜日は、特に重要な日です。

毎週やるべきこと(週課) タイミング 目的・理由
フィールドの選択・移動 月曜日 朝4:00 新しい週の始まり。カビゴンが入れ替わり、好物のきのみも変わる。戦略に合わせてフィールドを選ぶ。
週替わりミッションの確認 月曜日 朝4:00 1週間かけて達成するミッション。ダイヤや役立つどうぐなど、豪華な報酬がもらえる。
カビゴンの評価リセット 月曜日 朝4:00 育てたカビゴンの最終評価が決まり、リセットされる。評価に応じてスリープポイントがもらえる。
いいキャンプチケットの使用 月曜日の朝(推奨) 使うと1週間、料理の鍋の容量が増え、おてつだいの効率が上がる。週の初めに使うのが最も効果的。

月曜日の朝4時に、ポケモンスリープの1週間がリセットされ、新たな週が始まります。 これを「週の切り替わり」と呼びます。このタイミングで、カビゴンが新しい個体に入れ替わり、カビゴンの「好物のきのみ」がランダムで3種類決定されます。

したがって、月曜日の朝は、まず新しいカビゴンの好物のきのみを確認し、それに合わせておてつだいチームを再編成するのが定石です。また、新しいフィールドに移動したい場合も、この月曜日のタイミングで行います。

序盤はまずワカクサ本島でプレイを続け、カビゴンの評価ランクを上げていくことに集中するのがおすすめです。毎週月曜日にリセットされることを意識し、週末にかけてカビゴンのエナジーを最大限高めるという1週間のリズムを掴むことが、序盤攻略の鍵となります。

睡眠計測のやり方とコツ

ポケモンスリープの核となる機能が「睡眠計測」です。この計測を正しく、そして継続的に行うことが、ゲーム攻略と睡眠改善の両方において非常に重要です。ここでは、睡眠計測の具体的な方法と、より正確なデータを取るためのコツ、そして計測結果の読み解き方について詳しく解説します。

スマートフォンで計測する方法

特別なデバイスがなくても、お使いのスマートフォンだけで手軽に睡眠計測を始めることができます。

【計測手順】

  1. アプリを起動し「ねむる」をタップ: ホーム画面のカビゴンの横にある「ねむる」ボタンから計測準備画面へ進みます。
  2. 就寝時刻の目標(ねむりの約束)を確認: 設定している場合は、目標時刻が表示されます。
  3. スマートフォンを充電器に接続: 長時間(最大8時間半)の計測となるため、バッテリー切れを防ぐために必ず充電しながら行いましょう。
  4. スマートフォンを枕元に置く: ここが最も重要なポイントです。画面を伏せた状態で、枕の横や布団の上など、自分の身体の近くに置きます。 アプリはスマートフォンの加速度センサーを使い、睡眠中の寝返りなどの振動を検知して睡眠の深さを判定します。そのため、硬い床の上や、身体から離れた場所に置くと正しく計測できません。
  5. 「睡眠計測を開始」をタップ: ボタンを押すと画面が暗転し、省電力モードで計測が始まります。この後は、スマートフォンを操作せず、そのまま眠りについてください。
  6. 起床後、「計測を終了する」を長押し: 目が覚めたら、画面に表示されるボタンを長押しして計測を完了します。

この方法のメリットは、追加費用なしで誰でもすぐに始められる手軽さです。一方で、スマートフォンをベッドの上に置く必要があるため、寝相によっては落としてしまったり、無意識に操作してしまったりするリスクも考えられます。

Pokémon GO Plus +で計測する方法

「Pokémon GO Plus +(ポケモンゴープラスプラス)」は、ポケモンスリープと連携できる専用デバイスです。これを使うことで、より快適かつ便利に睡眠計測ができます。

【計測手順】

  1. デバイスとアプリのペアリング: 事前にポケモンスリープのメニューから「Pokémon GO Plus +」を登録し、連携を済ませておきます。
  2. メインボタンを長押し: デバイス中央のボタンを長押しすると、ピカチュウの鳴き声とともにLEDが青く点滅し、振動します。これが計測開始の合図です。
  3. デバイスを枕元に置く: スマートフォンの場合と同様に、振動が伝わりやすい枕元にデバイスを置きます。クリップで枕に留めておくことも可能です。
  4. 起床後、メインボタンを長押し: 起床時にもう一度ボタンを長押しすると、ピカチュウが鳴き、計測が終了します。
  5. アプリとデータを同期: 計測終了後、アプリを起動して「Pokémon GO Plus +」と接続すると、睡眠データがアプリに転送されます。

Pokémon GO Plus +を使う最大のメリットは、スマートフォンをベッドから離れた場所に置けることです。これにより、就寝中にスマートフォンを触ってしまう心配がなくなり、より睡眠に集中できます。また、デバイス内のピカチュウが子守唄を歌ってくれたり、設定した起床時刻に鳴き声で知らせてくれたりといった、楽しい機能も搭載されています。さらに、連携特典としてナイトキャップをかぶった特別なピカチュウが仲間になり、育成できるのも魅力です。

正しく計測するための注意点

せっかく毎日眠るなら、できるだけ正確にデータを計測したいものです。以下の点に注意することで、計測の精度を高め、トラブルを防ぐことができます。

  • 90分以上の計測を心がける: 計測時間が90分未満の場合、睡眠データとして記録されず、睡眠リサーチも行えません。短い仮眠でも最低90分は計測しましょう。
  • 計測中に他のアプリを操作しない: 睡眠計測中に他のアプリを起動したり、スマートフォンを長時間操作したりすると、計測が中断されたり、データが不正確になったりする原因となります。
  • 安定した場所に置く: ベッドではなく床で寝ている場合でも、布団の上など、身体の振動が伝わる柔らかい場所に置きましょう。硬すぎる場所や、ベッドフレームのように振動が伝わりにくい場所は避けるのが賢明です。
  • 2人以上で寝ている場合: 同じベッドで他の人やペットと一緒に寝ている場合、その振動を検知してしまい、データが不正確になる可能性があります。できるだけ自分の振動のみを拾える位置にデバイスを置く工夫が必要です。
  • 手動でのデータ入力も可能: 万が一、計測を忘れてしまったり、失敗してしまったりした場合は、後から手動で睡眠データを入力できます。ただし、手動入力では睡眠タイプの分析や音声の録音は行われず、もらえるスリープポイントも少量になるなど、デメリットが大きいため、あくまで最終手段と考えましょう。

睡眠スコアと3つの睡眠タイプについて

朝、計測を終了すると、まず「睡眠スコア」が発表されます。これは、睡眠の「長さ」を評価したもので、成人の推奨睡眠時間とされる8時間半の睡眠で100点満点となります。睡眠時間が短いほどスコアは低くなります。このスコアが高いほど、朝の睡眠リサーチで得られる経験値が増えるため、100点を目指すことがゲーム攻略の基本となります。

次に、睡眠の「質」に基づいて、その日の睡眠が3つのタイプに分類されます。

睡眠タイプ 特徴 判定されやすい条件 出現しやすいポケモンのタイプ
うとうと 浅い眠りの状態。レム睡眠に対応すると考えられる。 寝返りなどの身体の動きが多い、睡眠時間が短いなど。 みず、でんき、むし、ゴースト、あくタイプのポケモンなど
すやすや 中程度の深さの眠り。一般的な睡眠状態。 バランスの取れた安定した睡眠。最も判定されやすい。 ノーマル、ほのお、じめん、ひこう、エスパー、ドラゴン、フェアリータイプのポケモンなど
ぐっすり 最も深い眠りの状態。ノンレム睡眠に対応すると考えられる。 身体の動きが少なく、静かに眠れている状態。 くさ、どく、かくとう、いわ、はがね、こおりタイプのポケモンなど

自分の睡眠がどのタイプに判定されるかは、一晩の睡眠全体における各段階の割合で決まります。例えば、「ぐっすり」の時間が最も長ければ「ぐっすりタイプ」と判定され、ぐっすりタイプのポケモンたちが集まりやすくなります。様々なタイプのポケモンに出会うためには、日によって睡眠の深さが変わることも重要であり、毎日同じ睡眠パターンが良いとは限らないのが、このゲームの面白いところです。

ねむりの約束で報酬をもらう

「ねむりの約束」は、規則正しい睡眠習慣をサポートする機能です。自分で目標とする就寝時刻を設定し、その時刻の前後30分以内に睡眠計測を開始すると「約束を守った」ことになり、翌朝に報酬がもらえます。

報酬は、約束を守った日数に応じて豪華になっていきます。

  • 1日目: スリープポイント ×10
  • 2日目: ポケサブレ ×1
  • 3〜6日目: スリープポイント ×20〜50
  • 7日目: せいちょうのおこう ×1

このように、継続することでポケサブレやおこうといった貴重なアイテムが手に入るため、積極的に活用したい機能です。自分のライフスタイルに合わせて無理のない時刻を設定し、まずは7日間連続で約束を守ることを目標にしてみましょう。この機能を使うことで、ゲームを楽しみながら自然と健康的な生活リズムが身についていきます。

攻略のポイント①:ポケモンの集め方と育て方

ポケモンスリープの面白さの中核をなすのが、個性豊かなポケモンたちの収集と育成です。効率的にポケモンを集め、戦略的に育てることで、カビゴンのエナジーを飛躍的に伸ばし、よりレアな寝顔に出会うチャンスが広がります。ここでは、ポケモンの入手から育成、そして個体を見極める「厳選」に至るまで、そのポイントを詳しく解説します。

ポケモンの入手方法

ポケモンの入手方法は、基本的に朝の「睡眠リサーチ」に限られます。質の高い睡眠をとり、カビゴンをしっかり育てることが、新たなポケモンとの出会いに繋がります。

睡眠リサーチで出会う

朝の睡眠リサーチで出現するポケモンの種類や数は、「ねむけパワー」によって決まります。ねむけパワーは以下の式で算出されます。

ねむけパワー = カビゴンのエナジー × 睡眠スコア

この数値が高ければ高いほど、より多くのポケモンが出現し、中には進化後のポケモンや色違いのポケモンといった、珍しい個体が含まれる可能性も高まります。つまり、ポケモンを集めるための大前提は、「日中にカビゴンのエナジーをできるだけ高め、夜に8時間半の睡眠をとって睡眠スコア100を目指す」ことです。

また、出現するポケモンのタイプは、前述の通りその日の自分の「睡眠タイプ(うとうと、すやすや、ぐっすり)」に大きく左右されます。様々なポケモンを仲間にするためには、特定の睡眠タイプに偏らない、バランスの取れた睡眠が理想的と言えるでしょう。

ポケサブレをあげて仲間にする

睡眠リサーチで出会ったポケモンは、「おやつタイム」にポケサブレをあげることで仲間にできます。各ポケモンには「フレンドポイント」というゲージがあり、サブレをあげるごとにこれが上昇します。ゲージが満タンになると、そのポケモンを仲間にすることができます。

サブレにはいくつか種類があり、効果的に使い分けることが重要です。

サブレの種類 フレンドポイント上昇量 入手方法 特徴
ポケサブレ +1 ショップ、ミッション報酬など 最も基本的なサブレ。1日に複数個使用可能。
ボーナスサブレ +3 1日1枚無料配布 通常の3倍の効果。毎日必ず使いたい。
グレートサブレ +3 ショップ、ミッション報酬など ボーナスサブレと同じ効果。複数個ストック可能。
マスターサブレ MAX スリープポイント交換 どんなポケモンも1個で必ず仲間にできる究極のサブレ。

おやつタイム中、ポケモンが「CHANCE」状態になることがあります。この状態のポケモンにサブレをあげると、効果が「大成功(1.5倍)」または「超成功(3倍)」になり、通常より多くのフレンドポイントを獲得できます。ボーナスサブレやグレートサブレは、このCHANCE状態の時に使うのが最も効率的です。

ただし、ポケモンはサブレを1つ食べると「満腹」になってしまい、それ以上食べてくれなくなることがあります(例外あり)。そのため、どのポケモンに、どのサブレをあげるか、慎重に判断する必要があります。マスターサブレは非常に入手が困難なため、伝説のポケモンや、どうしても仲間にしたい色違いポケモンなど、ここぞという場面のために温存しておきましょう。

おこうを使って特定のポケモンを呼ぶ

「おこう」というアイテムを使うと、次の睡眠リサーチで特定の効果を発揮させることができます。ポケモン集めに関連するおこうには、以下のような種類があります。

  • (ポケモン名)のおこう: ピカチュウのおこう、イーブイのおこうなど。使うと、指定したポケモンが必ず1匹出現します。
  • なかよしのおこう: ポケモンが1匹多く集まり、サブレをあげた時に必ず「CHANCE」状態になります。
  • こううんのおこう: リサーチで得られるスリープポイントが2倍になります。

これらのおこうは、ミッションの報酬やスリープポイントとの交換で入手できます。特定のポケモンを進化させたくてアメが欲しい場合や、特定のタイプのポケモンを厳選したい場合に、対応するおこうを使うと非常に効率的です。おこうは睡眠計測を開始する前に、カビゴンの横にある切り株にセットして使用します。

ポケモンの育成方法

仲間にしたポケモンは、育成することでさらに頼もしい存在になります。育成の主な方法は「レベルアップ」と「進化」です。

アメを使ってレベルアップ

ポケモンのレベルは、「ポケモンのアメ」と「ゆめのかけら」を消費することで上げることができます。

  • ポケモンのアメ: 各ポケモン専用のアメ。睡眠リサーチで同じ種類のポケモンをリサーチしたり、博士に送ったりすることで入手できます。フレンドからのソーシャルリサーチでもらえます。
  • ばんのうアメ: どのポケモンのアメにも変換できる便利なアメ。ミッション報酬などで入手できます。
  • ゆめのかけら: 睡眠リサーチやミッションで入手できる、レベルアップに必要な通貨のようなもの。

レベルが上がると、ポケモンの基礎能力である「おてつだい時間」が短縮され、より頻繁にきのみや食材を拾ってくるようになります。 さらに、特定のレベルに到達すると、新たな「サブスキル」が解放されたり、拾ってくる「食材」の種類が増えたりします。計画的にポケモンを育てることで、チーム全体の生産性を大きく向上させることができます。

特定の条件で進化させる

一部のポケモンは、特定の条件を満たすことで進化できます。進化すると、おてつだい能力が大幅に向上し、持ってくるきのみの数が増えたり、メインスキルのレベルが1つ上がったりと、大きなメリットがあります。

進化の条件はポケモンによって様々です。

  • レベルとアメ: 最も一般的な条件。一定のレベルに到達し、指定された数のアメを消費する。(例:ピカチュウ → ライチュウ)
  • レベル、アメ、アイテム: 特定の「進化のどうぐ」が必要。(例:ゴースト → ゲンガーには「つながりのヒモ」が必要)
  • レベル、アメ、時間帯: 特定の時間帯に進化させる必要がある。(例:イーブイ → エーフィは日中、ブラッキーは夜に進化)
  • 睡眠時間: 累計の睡眠時間が条件に含まれる。(例:イーブイ → リーフィア、グレイシア)

進化はチーム強化の最も効果的な手段の一つです。どのポケモンを優先的に進化させるか、戦略を立ててアメやアイテムを集めていきましょう。

ポケモンの厳選要素

同じ種類のポケモンでも、個体によって能力に差があります。より優秀な個体を見極める「厳選」を行うことで、ゲームをさらに有利に進めることができます。厳選の主なポイントは「せいかく」「サブスキル」「メインスキル」の3つです。

せいかくによる能力の違い

各ポケモンには全25種類の中からランダムで1つの「せいかく」が設定されています。せいかくは、特定の能力を上昇させ(得意)、別の能力を下降させる(苦手)効果があります。

  • 上昇する能力(得意): おてつだいスピード、食材おてつだい確率、メインスキル発生確率、EXP獲得量、げんき回復量
  • 下降する能力(苦手): 上記5種類と同じ

例えば、「いじっぱり」という性格は「おてつだいスピードUP」「食材おてつだい確率DOWN」の効果を持ちます。きのみ集めが得意な「きのみタイプ」のポケモンにとっては、食材確率が下がってもスピードが上がるため、非常に強力な性格と言えます。理想は、そのポケモンの役割に合った能力が上昇し、不要な能力が下降する性格です。例えば、スキルが強力なポケモンなら「メインスキル発生確率UP」、食材集め役なら「食材おてつだい確率UP」の性格が望ましいでしょう。

サブスキルの種類と効果

ポケモンは、レベル10、25、50、75、100で解放される5つの「サブスキル」を持っています。サブスキルには金、青、白の3段階のレアリティがあり、金色が最も強力です。

【特に強力なサブスキル(金スキル)の例】

  • きのみの数S: 拾ってくるきのみの数が1つ増える。きのみタイプのポケモンにとっては最強のスキル。
  • おてつだいボーナス: チーム全体のポケモンの手伝い時間を5%短縮する。どのチームにいても腐らない汎用性の高いスキル。
  • スキルレベルアップM/S: メインスキルのレベルを上げる。スキルタイプのポケモンの価値を大きく高める。
  • 食材確率アップM/S: 食材を拾ってくる確率を上げる。食材タイプのポケモンに欲しいスキル。
  • おてつだいスピードM/S: おてつだい時間を短縮する。どのポケモンにとっても嬉しい汎用スキル。

理想は、レベル10や25といった早い段階で「きのみの数S」などの強力な金スキルを習得する個体です。仲間にしたポケモンのサブスキル構成を見て、将来性があるかどうかを判断するのが厳選の醍醐味です。

メインスキルのレベルアップ

各ポケモンは固有の「メインスキル」を持っています(例:「エナジーチャージS」「食材ゲットS」など)。このスキルは、「メインスキルのたね」というアイテムを使うか、進化させることでレベルを上げることができます。スキルレベルが上がると、効果量が増加し、より強力になります。

厳選の観点では、前述のサブスキル「スキルレベルアップM/S」を持つ個体は、アイテムを消費せずにスキルレベルを底上げできるため、非常に価値が高いと言えます。

これらの厳選要素は奥が深いですが、まずはポケモンのタイプに合った「せいかく」と、低レベルで強力な「サブスキル」を覚える個体を探すことから始めてみましょう。

攻略のポイント②:カビゴンの育て方とエナジーの稼ぎ方

出現するポケモンの数が増える、珍しい寝顔が出やすくなる、珍しいポケモンが出やすくなる

ポケモンスリープにおいて、プレイヤーの目的が「ポケモンの寝顔集め」であるならば、その目的を達成するための手段が「カビゴンを育てること」です。カビゴンの育成度合い、すなわち「エナジー」の量が、ゲームの進行そのものを左右します。ここでは、なぜカビゴンのエナジーが重要なのか、そしてそのエナジーを効率的に稼ぐための2大要素「きのみ」と「料理」について深掘りします。

カビゴンのエナジーが重要

ゲームの基本サイクルで触れた通り、朝の睡眠リサーチで出会えるポケモンの質と量は「ねむけパワー(カビゴンのエナジー × 睡眠スコア)」によって決まります。睡眠スコアは最大100で頭打ちになるため、ねむけパワーを青天井に伸ばしていくには、カビゴンのエナジーをいかに増やすかが鍵となります。

カビゴンのエナジーが高まると、以下のようなメリットがあります。

  1. 出現するポケモンの数が増える: ねむけパワーが高まることで、一度の睡眠リサーチでより多くのポケモンが集まります。これは、新たなポケモンを仲間にする機会や、アメを集める機会が増えることを意味します。
  2. 珍しい寝顔が出やすくなる: ポケモンの寝顔には★1から★4(一部★5)までのレアリティがあり、高レアリティの寝顔ほど多くのエナジーを持つポケモンから発見されます。つまり、カビゴンのエナジーが高いほど、図鑑のコンプリートに不可欠なレアな寝顔に出会える確率が上がります。
  3. 珍しいポケモン(進化後、色違いなど)が出やすくなる: ねむけパワーが一定の値を超えると、通常はなかなか出会えない進化後のポケモンや、非常に希少な色違いのポケモンが出現するようになります。

カビゴンのエナジーは、週の終わり(日曜日の夜)にその週の最終評価が決まり、月曜日の朝4時にリセットされます。毎週、このカビゴンのエナジーをどこまで伸ばせるかに挑戦することが、ポケモンスリープの基本的な目標となります。

きのみをあげてエナジーを貯める

カビゴンのエナジーを増やす最も手軽で基本的な方法が、「きのみ」をあげることです。おてつだいチームのポケモンたちは、プレイヤーがアプリを閉じていても、自動的にきのみを収集し続けてくれます。

きのみ集めの効率を上げるポイント

  • 「きのみタイプ」のポケモンを編成する: きのみタイプのポケモンは、一度に2つのきのみを持ってくる特性があり、きのみ収集の効率が他のタイプよりも格段に高いです。チームに1〜2匹は編成しておきたい存在です。
  • カビゴンの「好物のきのみ」を狙う: 毎週月曜日に、その週のカビゴンが好きな「好物のきのみ」が3種類ランダムで決まります。好物のきのみをあげると、通常のエナジーの2倍を獲得できます。月曜の朝に好物を確認し、それに対応するきのみを持ってくるポケモンをチームに編成するのが、週を通したエナジー稼ぎの基本戦略です。
  • 「きのみの数S」のサブスキルを持つポケモンを育成する: この金スキルを持つポケモンは、一度に拾ってくるきのみが+1されるため、エナジー効率が劇的に向上します。きのみタイプのポケモンがこのスキルを持っていれば、エース級の活躍が期待できます。
  • こまめにきのみを回収する: 各ポケモンには「所持数上限」があり、上限に達するとそれ以上きのみや食材を集めなくなってしまいます。可能であれば数時間に一度アプリを開き、ポケモンをタップしてきのみを回収し、カビゴンにあげる習慣をつけましょう。

きのみは、料理と違って時間制限がなく、いつでも好きな時にあげられる安定したエナジー源です。特にゲーム序盤や、料理の食材が足りない時には、きのみ集めがエナジー稼ぎの主力となります。

料理を作ってエナジーを貯める

きのみ集めが安定した基本収入だとしたら、「料理」は一気に大量のエナジーを稼ぐためのボーナス収入です。1日3回(朝・昼・夜)の食事タイムに、集めた食材を使って料理を作り、カビゴンに食べさせることで、きのみとは比較にならないほどのエナジーを獲得できます。

料理でエナジーを最大化するポイント

  • 必ず1日3回料理する: 料理はエナジー稼ぎの要です。朝(4:00〜11:59)、昼(12:00〜17:59)、夜(18:00〜翌3:59)のチャンスを逃さないようにしましょう。
  • レシピ通りの料理を目指す: 食材を適当に鍋に入れる「ごちゃまぜ料理」も可能ですが、得られるエナジーは少なくなります。一方、決められた食材と数で作る「レシピ料理」は、基本エナジーに加えてレシピレベルボーナスが付与されるため、遥かに効率的です。週の初めに、その週の料理カテゴリ(カレー/シチュー、サラダ、デザート/ドリンクのいずれか)が決定されるので、それに合わせた食材を集める計画を立てましょう。
  • 「大成功」を狙う: 料理を作ると、稀に「大成功」することがあります。大成功すると、獲得エナジーが2倍(日曜日は3倍)に跳ね上がります。大成功の確率は、レシピに入れる食材の数が多ければ多いほど、またレシピレベルが高いほど上昇すると言われています。
  • 鍋の容量を増やす: 作れる料理のレベルは、鍋の容量によって決まります。最初は15個までしか食材を入れられませんが、睡眠リサーチを重ねてランクを上げたり、おてつだいチームのポケモンのレベルを上げることで、徐々に鍋の容量は拡張されていきます。課金アイテムの「いいキャンプチケット」を使えば、1週間だけ鍋の容量を1.5倍にすることも可能です。より多くの食材を使う高レベルなレシピ料理ほど獲得エナジーも大きいため、鍋の拡張は非常に重要です。

料理を制する者がポケモンスリープを制すると言っても過言ではありません。週の料理カテゴリに合わせて食材を集める「食材タイプ」のポケモンをバランス良く編成し、毎日3食、できるだけ高レベルなレシピ料理を作ることが、カビゴンのエナジーを爆発的に伸ばすための最短ルートです。

ポケモンスリープのよくある質問

ポケモンスリープを始めるにあたって、多くの人が抱く疑問や不安があります。ここでは、無課金での楽しみ方、おすすめの課金要素、リセマラの必要性、そしてフレンド機能について、よくある質問に答える形で解説していきます。

無課金でも楽しめる?

結論から言うと、ポケモンスリープは無課金でも十分に楽しむことができるゲームです。

ゲームの根幹である「睡眠計測」「睡眠リサーチ」「ポケモン収集・育成」といった主要な機能は、すべて無料で利用できます。毎日コツコツと睡眠を記録し、ポケモンたちとの出会いを重ね、寝顔図鑑を埋めていくという基本的な楽しみ方は、課金の有無によって左右されることはありません。

【無課金でできること】

  • 睡眠計測とデータ分析
  • 睡眠リサーチによるポケモンの寝顔収集
  • ポケサブレを使ったポケモンの捕獲(ボーナスサブレ含む)
  • ポケモンの育成(レベルアップ、進化)
  • カビゴンの育成(きのみ、料理)
  • フレンド機能の利用

もちろん、課金プレイヤーと比較すると、育成のスピードやアイテムの入手に差は出てきます。例えば、後述する「プレミアムパス」に加入しているプレイヤーは、毎月もらえるサブレの数やスリープポイントの獲得量で優位に立ちます。

しかし、ポケモンスリープは他人と競い合うゲームではありません。自分のペースで睡眠習慣を整えながら、少しずつポケモン図鑑が埋まっていく過程そのものを楽しむゲームです。時間はかかるかもしれませんが、無課金でも全てのポケモンを仲間にし、全ての寝顔を集めることは可能です。焦らず、自分のライフスタイルに合わせて長く付き合っていくことが、このゲームを楽しむ最大のコツと言えるでしょう。

課金するなら何がおすすめ?(プレミアムパス)

もし、より快適に、より効率的にゲームを進めたいと考え、課金を検討しているのであれば、最もおすすめなのが月額制の「プレミアムパス」です。

プレミアムパスは、月額980円(iOSの場合)で、加入期間中に様々な特典を受けられるサービスです。

プレミアムパスの主な特典 内容とメリット
毎月1,000スリープポイント ショップでマスターサブレ(4,000pt)や各種アイテムと交換できるポイントがもらえる。
毎月ボーナスサブレが2個追加 貴重なボーナスサブレ(効果+3)が、通常のポケサブレ(効果+1)に加えて毎月2個もらえる。捕獲効率が向上。
プレミアム交換所の利用 「メインスキルのたね」や「グレートサブレ」など、育成に役立つ貴重なアイテムをスリープポイントで交換できる。
睡眠データの保管期間が無制限に 通常30日間の睡眠データ(詳細グラフや録音データ)を無期限で閲覧できるようになる。
日記機能の利用 その日の出来事や体調などをメモとして残せる。睡眠と生活の関連性をより深く分析できる。
毎日の報酬が豪華に ねむりの約束達成時や、ソーシャルリサーチでの報酬が増加する。

特に大きなメリットは、「毎月のスリープポイント」と「プレミアム交換所」です。スリープポイントを継続的に貯めることで、通常は入手が非常に困難なマスターサブレや、ポケモンのスキルレベルを上げる「メインスキルのたね」といった、ゲーム攻略を大きく左右するアイテムを計画的に入手できます。

ポケモンスリープに本格的にハマり、「もっと効率的にポケモンを育てたい」「早く図鑑を完成させたい」と感じ始めたら、プレミアムパスへの加入を検討する価値は十分にあります。まずは1ヶ月試してみて、その効果を実感してみるのも良いでしょう。

リセマラは必要?

多くのスマートフォンゲームで定番となっている「リセマラ(リセットマラソン)」。これは、ゲーム開始直後に引けるガチャなどで、強力なキャラクターやアイテムが出るまでアンインストールとインストールを繰り返す行為を指します。

ポケモンスリープにおけるリセマラの要否については、結論として「全く必要ない」と言えます。

その理由は以下の通りです。

  1. リセマラに時間がかかりすぎる: ポケモンスリープでリセマラをする場合、最初のチュートリアルを終え、最初の睡眠計測(最低90分)を完了し、仲間にするピカチュウの個体を確認する、という手順を踏む必要があります。1回のリセマラに膨大な時間がかかり、現実的ではありません。
  2. 最初のピカチュウの重要度が低い: チュートリアルで必ず仲間になるピカチュウは、確かに序盤のおてつだい役として活躍します。しかし、ゲームを進めていけば、より強力なせいかくやサブスキルを持つピカチュウ、あるいは他の優秀なポケモンにいくらでも出会うことができます。最初の1匹に固執するメリットはほとんどありません。
  3. 厳選はゲーム中盤以降の要素: ポケモンの個体差(せいかく、サブスキル)を気にする「厳選」は、ゲームのシステムを理解し、ある程度ポケモンが揃ってきてから始めるのが効率的です。序盤はとにかくポケモンの数を増やし、ゲームサイクルに慣れることが最優先です。

リセマラに時間を費やすよりも、一日でも早く睡眠計測を始め、ゲームを進行させた方が、結果的にはるかに効率的です。すぐにプレイを開始して、ポケモンスリープの世界を楽しみ始めましょう。

フレンド機能でできること

ポケモンスリープには、他のプレイヤーと繋がることができる「フレンド機能」が搭載されています。フレンドは最大50人まで登録することが可能です。

フレンドになることで利用できる主な機能が「ソーシャルリサーチ」です。

フレンドが睡眠リサーチを行うと、その情報が自分の元に届きます。ソーシャルリサーチ画面では、フレンドがその日にどんな睡眠タイプで、どんなポケモンに出会ったかを見ることができます。そして、このリサーチを確認することで、報酬として「そのフレンドがリサーチしたポケモンのアメ」を1つ受け取ることができます。

【フレンド機能のメリット】

  • アメを効率的に集められる: 自分の睡眠リサーチだけでは集めにくいポケモンのアメも、フレンドの力を借りることで入手できるチャンスが生まれます。特に、育成したい特定のポケモンのアメは貴重なため、大きなメリットとなります。
  • モチベーションの維持: フレンドが珍しい寝顔を発見したり、カビゴンを大きく育てていたりするのを見ることで、「自分も頑張ろう」というモチベーションに繋がります。
  • 情報交換のきっかけ: ゲーム外のSNSなどで繋がっている友人とフレンドになれば、お互いの進捗を報告し合ったり、攻略情報を交換したりする楽しみも生まれます。

フレンドを増やすデメリットは特にありません。ゲーム内のリサーチIDを交換するだけで簡単にフレンド申請ができますので、積極的にフレンド枠を埋めて、ソーシャルリサーチの恩恵を最大限に活用することをおすすめします。

ポケモンスリープ攻略に役立つデータ一覧

ここでは、ポケモンスリープをより深く、効率的に攻略するために役立つ各種データを一覧形式でまとめました。日々のチーム編成や育成計画の参考にしてください。
※情報は頻繁にアップデートされる可能性があるため、最新の状況と異なる場合があります。

最強ポケモンランキング

ポケモンの「最強」は目的によって異なりますが、ここでは「きのみ収集」「食材収集」「スキル」の3つの役割において、特に評価の高いポケモンをいくつか紹介します。個体のせいかくやサブスキルによって性能は大きく変動するため、あくまで一般的な評価としてご覧ください。

役割 ポケモン 評価ポイント
きのみタイプ ライチュウ 全ポケモン中最速クラスのおてつだいスピード。きのみの数Sを持てば圧倒的なきのみ供給源となる。
バクフーン 高いおてつだいスピードに加え、メインスキル「エナジーチャージM」も優秀。自己完結した性能。
オーダイル バクフーン同様、高いおてつだいスピードとエナジーチャージMを持つ。みずタイプがきのみタイプに多いのも強み。
食材タイプ ゲンガー 食材ゲットSのスキルと速いおてつだいスピードが強力。レベル30でキノコ、60でオイルという希少食材も魅力。
カイロス レベル30で希少な「とくせんリンゴ」を大量に集められる。おてつだいスピードも速い。
カメックス 食材ゲットSを持ち、ミルクを安定供給できる。レベル60でカカオを解放するのも優秀。
スキルタイプ サーナイト/ニンフィア メインスキル「げんきオールS」が非常に強力。チーム全体のげんきを回復させ、おてつだい効率を長時間維持できる。
プクリン サーナイト等と同様に「げんきオールS」を持つ。進化前のププリンが入手しやすく、育成しやすいのが利点。
ジバコイル 「料理パワーアップS」で鍋の容量を増やせる。高レベルのレシピを作る際に不可欠な存在。

きのみ一覧と得意なポケモン

カビゴンの好物に合わせてチームを組む際に役立つ、きのみと対応するポケモンタイプの一覧です。

きのみ 基礎エナジー タイプ 得意なポケモン(最終進化系)の例
ドリのみ 24 ノーマル ケッキング、ペルシアン
オレンのみ 25 みず オーダイル、シャワーズ、ヤドキング
キーのみ 25 でんき ライチュウ、サンダース、デンリュウ
チーゴのみ 26 くさ メガニウム、ジュカイン、リーフィア
シーヤのみ 26 こおり グレイシア、トドゼルガ
モモンのみ 27 かくとう オコリザル、キテルグマ
クラボのみ 27 どく ゴルバット、ベトベトン、ドクロッグ
カゴのみ 28 じめん ダグトリオ、ゴローニャ
フィラのみ 28 ひこう リザードン、バタフリー
ウイのみ 29 エスパー エーフィ、サーナイト、ソーナンス
マゴのみ 30 むし カイロス、ヘラクロス
バンジのみ 30 いわ ゴローニャ、ウソッキー
ラムのみ 31 ゴースト ゲンガー、ジュペッタ
オボンのみ 32 ドラゴン カイリュー、チルタリス
ヤチェのみ 33 あく アブソル、ブラッキー、ヘルガー
ヒメリのみ 34 はがね ジバコイル、ボスゴドラ
マトマのみ 35 フェアリー プクリン、ニンフィア、トゲキッス
ワカのみ 40 ほのお バクフーン、リザードン、ブースター

食材一覧と入手方法

料理に不可欠な食材と、それを持ってきやすいポケモンの例です。

食材 基礎エナジー 主な入手ポケモン(進化前・後含む)
とくせんリンゴ 90 ピカチュウ、カイロス、チルット
あったかジンジャー 109 ゴース、ウインディ、ヒトカゲ
とくせんエッグ 115 メリープ、ウソハチ、バリヤード
げきからハーブ 130 リザードン、ゴース、ブースター
マメミート 103 コラッタ、マンキー、イシツブテ
モーモーミルク 98 ゼニガメ、ヤドン、ププリン
あまいミツ 101 フシギダネ、カイロス、ヘラクロス
ピュアなオイル 121 ダグトリオ、ゲンガー、ベトベター
ほっこりポテト 124 ゴローニャ、フシギバナ、イワーク
リラックスカカオ 151 カメックス、アブソル、バンギラス
ワカクサ大豆 100 ゼニガメ、マダツボミ、ウツボット
おいしいシッポ 342 ヤドキング、ヤドラン
ふといながねぎ 185 ダグトリオ、ガルーラ
とろけるチーズ 127 ディグダ、コラッタ
あんみんトマト 110 メガニウム、アーボ、メタモン
ワカクサコーン 140 デンリュウ、チコリータ、ピチュー
味わいキノコ 167 ゲンガー、パラセクト、バリヤード

料理レシピ一覧

週替りの料理カテゴリ別に、代表的なレシピをいくつか紹介します。食材を多く使うレシピほど獲得エナジーが高くなります。

【カレー・シチューの週】
| 料理名 | 必要な食材 |
| :— | :— |
| ぜったいねむりバターカレー | ほっこりポテト×18, あんみんトマト×15, とろけるチーズ×12, マメミート×10 |
| からくちネギもりカレー | ふといながねぎ×14, あったかジンジャー×10, げきからハーブ×11, ほっこりポテト×10 |
| れんごくコーンキーマカレー | げきからハーブ×27, ほっこりポテト×24, ワカクサコーン×14, あったかジンジャー×12 |

【サラダの週】
| 料理名 | 必要な食材 |
| :— | :— |
| オーバーヒートサラダ | げきからハーブ×17, あんみんトマト×10, あったかジンジャー×10, ほっこりポテト×8 |
| ムラっけチョコミートサラダ | リラックスカカオ×21, マメミート×17, あまいミツ×14 |
| ねっぷうとうふサラダ | ワカクサ大豆×15, げきからハーブ×6 |

【デザート・ドリンクの週】
| 料理名 | 必要な食材 |
| :— | :— |
| プリンのプリンアラモード | とくせんエッグ×20, あまいミツ×20, モーモーミルク×15, とくせんリンゴ×10 |
| じょうねつミックスジュース | とくせんリンゴ×17, あまいミツ×11, げきからハーブ×8 |
| リンゴのコンポート | とくせんリンゴ×7 |

フィールド一覧と出現するポケモン

各リサーチフィールドの解放条件と特徴です。フィールドごとにカビゴンの好みのきのみが固定されているため、戦略的に移動しましょう。

フィールド名 解放条件 カビゴンの好みのきのみ 特徴・出現しやすいポケモン
ワカクサ本島 初期から 毎週ランダムで3種類 全てのポケモンが出現する可能性がある最も基本的なフィールド。
シアンの砂浜 寝顔図鑑20種類 オレンのみ、ウイのみ、フィラのみ みず、ひこう、フェアリータイプのポケモンが出現しやすい。
トープ洞窟 寝顔図鑑70種類 チーゴのみ、ワカのみ、ヒメリのみ ほのお、いわ、じめんタイプのポケモンが出現しやすい。
ウノハナ雪原 寝顔図鑑120種類 シーヤのみ、マゴのみ、オボンのみ こおり、くさ、ノーマルタイプのポケモンが出現しやすい。
ラピスラズリ湖畔 寝顔図鑑240種類 ラムのみ、マトマのみ、ヤチェのみ ドラゴン、あく、かくとうタイプのポケモンが出現しやすい。ミニリュウ系統などここでしか出会えないポケモンもいる。

全ポケモンの寝顔図鑑

ポケモンスリープでは、実装されている全てのポケモンに複数の寝顔が用意されています。寝顔は基本的に★1〜★4のレアリティに分かれており、同じポケモンでも様々な姿を見せてくれます。

例えば、ピカチュウには以下のような寝顔があります。

  • ★1: こんがりね
  • ★2: ほうでんね
  • ★3: ゆめくいね
  • ★4: おなかのうえね(カビゴンのお腹の上で眠る特別な寝顔)

図鑑を埋めていくと、ポケモンの生態に関する解説文が読めるようになり、ポケモンの世界観をより深く楽しむことができます。全ポケモンの寝顔をコンプリートすることは、このゲームにおける最終目標の一つと言えるでしょう。毎日コツコツとリサーチを続け、あなただけの寝顔図鑑を完成させてみてください。