【2024年最新】快眠マットレスおすすめランキング20選!腰痛対策や選び方も解説

快眠マットレスおすすめランキング20選!、腰痛対策や選び方も解説

「朝起きると体が痛い」「夜中に何度も目が覚める」「寝ても疲れが取れない」といった悩みを抱えていませんか。その原因は、毎日使っているマットレスにあるかもしれません。人生の約3分の1を占める睡眠の質は、日中のパフォーマンスや心身の健康に直結する重要な要素です。そして、その睡眠の質を左右するのが、体を預けるマットレスにほかなりません。

しかし、いざマットレスを選ぼうとすると、高反発や低反発、ポケットコイルやウレタンなど、多種多様な選択肢を前に「どれが自分に合うのか分からない」と途方に暮れてしまう方も多いのではないでしょうか。価格も決して安いものではないため、失敗したくないという気持ちも強くなります。

この記事では、そんなマットレス選びの悩みを解決するために、快眠できるマットレスの選び方を8つのポイントに分けて徹底解説します。さらに、専門的な視点から厳選したおすすめのマットレスをランキング形式で20種類ご紹介。腰痛や肩こりといった悩み別、寝姿勢別の選び方から、購入後の手入れ方法、よくある質問まで、マットレスに関するあらゆる情報を網羅しました。

この記事を最後まで読めば、あなたにとって最高の眠りをもたらす「運命の1枚」がきっと見つかるはずです。自分にぴったりのマットレスで、質の高い睡眠を手に入れ、毎日をより快適に過ごしましょう。

快眠できるマットレスの選び方8つのポイント

体圧分散性に優れたものを選ぶ、寝返りしやすい適度な反発力のものを選ぶ、腰痛対策には自分の体型に合う硬さを選ぶ、使われている素材の特徴で選ぶ、通気性が良いものを選ぶ、手入れのしやすさ・衛生面で選ぶ、安心して試せる返品保証・お試し期間の有無で選ぶ、ベッドフレームに合った厚さやサイズで選ぶ

快眠を実現するためのマットレス選びは、単に「有名なブランドだから」「価格が高いから」といった理由で決めるべきではありません。重要なのは、自分の体型や寝姿勢、ライフスタイルに合ったものを見つけることです。ここでは、マットレス選びで失敗しないために押さえておくべき8つの重要なポイントを、初心者にも分かりやすく解説します。

① 体圧分散性に優れたものを選ぶ

マットレス選びにおいて、最も重要な要素の一つが「体圧分散性」です。体圧分散性とは、睡眠中に体にかかる圧力を一点に集中させず、体全体に均等に分散させる性能のことを指します。

私たちは立っている時、足の裏に全体重がかかっています。しかし、横になると、体の重さは背中や腰、お尻、かかとといった凸部分に集中してかかります。体圧分散性が低いマットレスで寝ていると、これらの部位に圧力が集中し、血行が悪くなってしまいます。これが、睡眠中の体の痛みやしびれ、寝起きの体の不調の大きな原因となるのです。特に、体の中心である腰には最も大きな負担がかかりやすく、腰痛の悪化にもつながりかねません。

優れた体圧分散性を持つマットレスは、体のラインに合わせて適切に沈み込み、接触面全体で体を「点」ではなく「面」で支えます。これにより、特定の部位への圧迫が軽減され、血流が妨げられることなく、体への負担が最小限に抑えられます。結果として、リラックスした状態で深く眠ることができ、寝返りの回数も自然な範囲に収まります。

体圧分散性は、マットレスの素材や構造によって大きく変わります。一般的に、ポケットコイルマットレスや低反発ウレタンマットレス、ラテックスマットレスなどは体圧分散性に優れているとされています。一方で、硬すぎるマットレスは腰や背中が浮いてしまい、肩やお尻に圧力が集中しがちです。逆に柔らかすぎるマットレスは、お尻が深く沈み込みすぎてしまい、「く」の字のような不自然な寝姿勢になり、腰に負担がかかります。

理想的なのは、寝た時に背骨が立っている時と同じ自然なS字カーブを保てることです。これを実現するためには、自分の体型に合った適度な硬さと、体の凹凸にフィットする柔軟性を兼ね備えた、体圧分散性の高いマットレスを選ぶことが不可欠です。購入を検討する際には、製品仕様に記載されている体圧分散性に関するデータや、実際に寝てみた際のフィット感を重視して選ぶようにしましょう。

② 寝返りしやすい適度な反発力のものを選ぶ

快適な睡眠のためには「寝返り」が非常に重要です。人は一晩に20〜30回程度の寝返りを打つとされており、これには大切な役割があります。寝返りには、同じ姿勢を続けることで起こる体の特定部位への圧迫や血行不良を防ぐ「体圧分散」の役割と、布団の中の温度や湿度を調整する「寝床内環境の調整」の役割があります。

この重要な寝返りをスムーズに行うために欠かせないのが、マットレスの「反発力」です。反発力とは、マットレスに体が沈み込んだ際に、それを押し返す力のことです。この反発力の強さによって、マットレスは主に「高反発」と「低反発」に分けられます。

高反発マットレスの特徴

高反発マットレスは、その名の通り反発力が強く、体をしっかりと押し返してくれるのが特徴です。体が沈み込みすぎず、少ない力でスムーズに寝返りを打つことができます。筋肉の衰えが気になる方や、体重が重めの方でも楽に姿勢を変えられるため、睡眠中に余計なエネルギーを消費しません。

また、体をしっかりと面で支えるため、腰やお尻が深く落ち込むのを防ぎ、背骨の自然なS字カーブを維持しやすいというメリットもあります。これにより、腰痛持ちの方にとっては、腰への負担が軽減される場合があります。ただし、硬すぎると感じる場合や、体重が軽い方だと体が十分に沈まず、かえって腰や背中に隙間ができてしまい、痛みを感じることもあるため注意が必要です。

低反発マットレスの特徴

低反発マットレスは、反発力が弱く、体の形に合わせてゆっくりと沈み込み、包み込むようなフィット感が特徴です。体圧分散性に非常に優れており、体の凹凸に沿って隙間なくフィットするため、特定部位への圧迫を効果的に軽減します。このため、横向きで寝ることが多い方や、体の痛みを感じやすい方にとっては、非常に快適な寝心地を提供します。

一方で、体が深く沈み込むため、寝返りを打つ際に「よっこいしょ」と力が必要になることがあります。体がマットレスに固定されるような感覚が苦手な方や、寝返りの回数が多い方には不向きな場合もあります。また、素材の特性上、夏場は熱がこもりやすく、蒸れを感じやすいというデメリットも挙げられます。

種類 メリット デメリット こんな人におすすめ
高反発 ・寝返りがしやすい
・体をしっかり支え、腰が沈みにくい
・通気性が良い製品が多い
・体重が軽い人は硬く感じることがある
・フィット感は低反発に劣る
・寝返りをスムーズにしたい方
・腰痛に悩む方
・筋肉量が少ない方や体重が重めの方
低反発 ・体圧分散性に非常に優れている
・包み込まれるようなフィット感
・体に隙間なくフィットする
・寝返りが打ちにくいことがある
・熱がこもりやすく、蒸れやすい
・腰が沈み込みすぎることがある
・フィット感を重視する方
・横向き寝が多い方
・体重が軽い方

このように、高反発と低反発にはそれぞれ一長一短があります。どちらが良いと一概に言うことはできず、自分の体重や寝姿勢、好みの寝心地に合わせて選ぶことが重要です。最近では、高反発と低反発の長所を組み合わせた「優反発」や、部位によって硬さを変えた多層構造のマットレスも登場しており、選択肢はさらに広がっています。

③ 腰痛対策には自分の体型に合う硬さを選ぶ

腰痛に悩む多くの方にとって、マットレス選びは深刻な問題です。「腰痛には硬めのマットレスが良い」と聞いたことがあるかもしれませんが、これは必ずしもすべての人に当てはまるわけではありません。腰痛対策で最も重要なのは、自分の体型(特に体重)に合った硬さのマットレスを選び、背骨が自然なS字カーブを保てるようにすることです。

  • 体重が軽い方(〜50kg程度)
    体重が軽い方が硬すぎるマットレスを使用すると、体の沈み込みが足りず、マットレスと腰の間に隙間ができてしまいます。この状態では、腰が支えられず宙に浮いた状態になり、周囲の筋肉が緊張してしまい、かえって腰痛を悪化させる原因になります。そのため、比較的柔らかめで、体の凹凸にしっかりフィットするマットレスがおすすめです。低反発素材や、柔らかめのポケットコイルなどが候補になります。
  • 標準的な体重の方(50kg〜80kg程度)
    この体重ゾーンの方は、選択肢が最も広くなります。硬すぎず、柔らかすぎない、標準的な硬さのマットレスを選ぶのが基本です。適度な反発力があり、腰が沈み込みすぎず、かつ体圧をしっかり分散してくれるものを選びましょう。高反発ウレタンや、標準的な硬さのポケットコイルマットレスなどが適しています。実際に寝てみて、背骨がまっすぐになる感覚があるかを確認することが大切です。
  • 体重が重い方(80kg以上〜)
    体重が重い方が柔らかすぎるマットレスを使用すると、最も重い腰とお尻の部分が深く沈み込み、寝姿勢が「く」の字に曲がってしまいます。これは腰に非常に大きな負担をかける寝姿勢であり、腰痛の大きな原因となります。そのため、体をしっかりと支えることができる、硬めで反発力の高いマットレスが必要です。高反発ウレタンや、コイルの線径が太い硬めのポケットコイルマットレス、高密度のラテックスマットレスなどがおすすめです。

このように、一口に「腰痛対策」と言っても、最適なマットレスの硬さは人それぞれです。自分の体重を一つの目安として、硬さを選ぶことが失敗しないための第一歩です。もし可能であれば、ショールームなどで実際に寝てみて、仰向けになった時に腰とマットレスの間に手を入れてみましょう。手がスッと入るが、きつくも緩くもない状態が、適切な硬さの一つの目安となります。

④ 使われている素材の特徴で選ぶ

マットレスの寝心地や機能性を決定づけるのが、内部に使われている「素材」です。素材によって、硬さ、反発力、通気性、耐久性、価格などが大きく異なります。ここでは、代表的な4つの素材の特徴を解説します。

素材の種類 主な特徴 メリット デメリット
コイル 金属のバネ。ポケットコイルとボンネルコイルがある。 ・耐久性が高い
・通気性が良い
・しっかりとした寝心地
・重くて移動が大変
・処分が難しい
・きしみ音が発生することがある
ウレタン スポンジ状の素材。高反発と低反発がある。 ・軽量で扱いやすい
・体圧分散性が高い(特に低反発)
・価格帯が幅広い
・通気性が低く蒸れやすい
・耐久性はコイルに劣る
・品質による差が大きい
ラテックス ゴムの木の樹液が原料。天然と人工がある。 ・優れた体圧分散性と反発力
・耐久性が高く、へたりにくい
・抗菌作用がある
・高価なものが多い
・ゴム特有の匂いがすることがある
・重い
ファイバー ポリエチレンなどの繊維を絡め合わせた素材。 ・通気性が抜群に良い
・丸洗いできる製品が多い
・軽量で扱いやすい
・熱に弱い
・耐久性が比較的低い
・寝心地が硬めに感じることがある

コイルマットレス(ポケットコイル・ボンネルコイル)

コイルマットレスは、金属製のバネ(コイル)を内蔵した、最も伝統的で普及しているタイプです。コイルの構造によって「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」の2種類に大別されます。

  • ポケットコイル: コイルが一つひとつ独立した不織布の袋に入っており、体の形に合わせて「点」で支えるのが特徴です。体圧分散性に優れ、体のラインにフィットしやすいため、自然な寝姿勢を保てます。また、隣のコイルに振動が伝わりにくいので、2人で寝る場合でも相手の寝返りが気になりにくいという大きなメリットがあります。
  • ボンネルコイル: コイル同士が連結されており、体全体を「面」で支えるのが特徴です。しっかりとした硬めの寝心地で、耐久性が高く、価格も比較的リーズナブルです。通気性も良いですが、ポケットコイルに比べてフィット感や体圧分散性は劣り、横揺れが伝わりやすいというデメリットがあります。

ウレタンマットレス

ウレタンフォームは、化学的に発泡させたスポンジ状の素材で、ノンコイルマットレスの主流です。反発力の違いで「高反発ウレタン」と「低反発ウレタン」に分けられます。

  • 高反発ウレタン: 反発力が高く、体をしっかりと支えて寝返りをサポートします。腰が沈み込みにくいため、腰痛持ちの方にも人気があります。
  • 低反発ウレタン: 体の形に合わせてゆっくりと沈み込み、包み込むようなフィット感が特徴です。体圧分散性に非常に優れています。

ウレタンマットレスは軽量で扱いやすく、圧縮してコンパクトに配送されることが多いため、搬入が簡単なのも魅力です。ただし、品質は密度(D)という単位で示され、高密度のものほど耐久性が高く、低密度のものはへたりやすい傾向があります。

ラテックスマットレス

ラテックスは、ゴムの木の樹液を原料とする天然素材(または合成ゴムを使用した人工ラテックス)です。柔らかいのに高反発という、ウレタンにはない独特の弾力性が特徴です。優れた体圧分散性と、寝返りをサポートする反発力を両立しています。また、天然の抗菌・防ダニ作用があり、衛生的です。耐久性も非常に高く、長期間にわたって快適な寝心地を維持できますが、その分価格は高価になる傾向があります。

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスは、ポリエチレンなどの樹脂を繊維状にし、それを絡め合わせて作られた比較的新しい素材です。最大の特徴は、圧倒的な通気性の良さです。内部が空気の層でできているため、湿気がこもらず、カビやダニの発生を抑制します。さらに、カバーだけでなく中材まで水で丸洗いできる製品が多く、衛生面を重視する方や、汗をかきやすい子供に最適です。寝心地は硬めで、反発力も高いものが主流です。

⑤ 通気性が良いものを選ぶ

人は寝ている間にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくと言われています。この汗がマットレスの内部に湿気として溜まると、カビやダニが繁殖する原因となり、アレルギーや喘息を引き起こす可能性があります。また、湿気はマットレスの素材を劣化させ、寿命を縮めることにもつながります。

快適で衛生的な睡眠環境を保つためには、マットレスの「通気性」が非常に重要です。

  • 通気性の高い素材:
    最も通気性に優れているのは、内部が空気の層でできているファイバー素材です。次いで、コイルの周りに空間があるコイルマットレス(特にボンネルコイル)も高い通気性を誇ります。ラテックスもピンホールと呼ばれる無数の穴が開けられているため、比較的通気性は良好です。
  • 通気性に注意が必要な素材:
    ウレタンフォーム(特に低反発)は、素材の密度が高いため、通気性は他の素材に比べて劣ります。熱や湿気がこもりやすく、夏場は蒸れを感じることがあります。このデメリットを解消するため、最近のウレタンマットレスは、通気性を高めるための様々な工夫が凝らされています。例えば、表面に凹凸加工を施して空気の通り道を作ったり、通気性の良いカバーを採用したり、オープンセル構造(気泡の膜を取り除いた構造)のウレタンを使用したりする製品が増えています。

汗をかきやすい方や、湿気の多い地域にお住まいの方、アレルギーが気になる方は、特に通気性を重視してマットレスを選びましょう。また、どんな素材のマットレスであっても、ベッドフレームを「すのこタイプ」にすることで、マットレスの底面の通気性を確保し、カビの発生を効果的に防ぐことができます。

⑥ 手入れのしやすさ・衛生面で選ぶ

マットレスは毎日使うものであり、簡単には買い替えられないからこそ、長く清潔に使い続けるための「手入れのしやすさ」も重要な選択基準です。

  • カバーの着脱・洗濯可否:
    寝汗や皮脂、フケなどはマットレスの汚れやニオイの原因になります。外側のカバーがファスナーなどで簡単に取り外せ、家庭の洗濯機で丸洗いできるタイプは、常に清潔な状態を保ちやすいため非常におすすめです。購入前に、カバーが洗濯可能か、乾燥機は使えるかといった洗濯表示を必ず確認しましょう。
  • マットレス本体の重量と形状:
    マットレスの湿気を飛ばしたり、へたりを防ぐために、定期的に立てかけて陰干ししたり、上下・裏表を入れ替える(ローテーション)必要があります。この際、マットレスが重すぎると一人で手入れをするのが非常に困難になります。一般的に、コイルマットレスは重く、ウレタンやファイバーマットレスは軽量です。女性や高齢の方など、一人で手入れを行う場合は、扱いやすい軽量なマットレスを選ぶと良いでしょう。
    また、三つ折りや四つ折りにできるタイプのマットレスは、収納や移動が簡単なだけでなく、立てかけて干す際にも自立するため、手入れが非常に楽になります。
  • 防菌・防臭・防ダニ加工:
    アレルギー体質の方や、衛生面が特に気になる方は、素材自体に抗菌・防ダニ作用があるもの(天然ラテックスなど)や、生地に防菌・防臭・防ダニ加工が施されている製品を選ぶとより安心です。特に、小さなお子様と一緒に寝る場合は、これらの機能もチェックしておきたいポイントです。

⑦ 安心して試せる返品保証・お試し期間の有無で選ぶ

マットレスは、数分間ショールームで試しただけでは、本当の寝心地や自分の体との相性は分かりにくいものです。実際に自宅で、普段と同じ環境で数週間から数ヶ月間寝てみて初めて、「体に合っているか」「深く眠れるか」を判断できます。

そこで非常に重要になるのが「返品保証・お試し期間」の制度です。これは、一定期間(多くは90日〜120日程度)自宅で製品を試し、もし体に合わなかった場合には、返品・返金に応じてくれるサービスです。

この制度があることで、高価なマットレスの購入に踏み切る際の「失敗したらどうしよう」という不安が大幅に軽減されます。特に、オンライン販売が主流のマットレスブランドでは、このお試し期間を設けていることが多く、購入の大きな決め手となります。

お試し期間を利用する際には、以下の点を確認しておきましょう。

  • 期間の長さ: 最低でも1ヶ月以上、できれば体が慣れる期間を考慮して90日以上あると安心です。
  • 返品時の送料: 返品の際に送料が無料か、自己負担になるのかを確認しましょう。
  • 返送の手間: 返品の際に、梱包作業が必要か、業者が引き取りに来てくれるのかなど、返送のプロセスも確認しておくとスムーズです。
  • 条件: 「最低〇日間は試用すること」といった条件が設けられている場合もあります。

お試し期間は、ブランドの製品に対する自信の表れでもあります。この制度を賢く利用して、心から納得できる一枚を見つけましょう。

⑧ ベッドフレームに合った厚さやサイズで選ぶ

最後に、現在使用している、あるいは購入予定のベッドフレームに合った「厚さ」と「サイズ」を選ぶことも忘れてはなりません。

  • 厚さ:
    マットレスの厚さは、寝心地や耐久性に影響します。

    • 5cm未満: トッパーや敷布団として使用する薄型タイプ。
    • 5〜10cm: 床や畳に直接敷いて使えるタイプ。収納しやすいが、底付き感を感じることも。
    • 11〜20cm: ベッドフレームでの使用が前提。十分なサポート力があるが、やや薄め。
    • 20cm以上: 最も一般的な厚さ。底付き感がなく、優れたクッション性と耐久性を持つ。

    ベッドフレームと合わせて使う場合、最低でも10cm以上、できれば20cm程度の厚さがあると快適です。特に、すのこベッドの場合は、すのこの隙間にマットレスが落ち込まないよう、ある程度の厚みが必要です。また、ベッドフレームのヘッドボードの高さや、ベッドサイドに置くテーブルとのバランスも考慮して厚さを選ぶと、見た目も美しく収まります。

  • サイズ:
    マットレスのサイズは、JIS(日本産業規格)で定められていますが、メーカーによって若干寸法が異なる場合があります。必ずベッドフレームの内寸と、マットレスの外寸を確認して、ぴったり合うものを選びましょう。
サイズ名称 幅 × 長さ(目安) 適した人・用途
セミシングル (SS) 約80〜90cm × 195cm 小柄な方、子供部屋、省スペース
シングル (S) 約97cm × 195cm 大人1人用として最も一般的
セミダブル (SD) 約120cm × 195cm 大柄な方、1人でゆったり寝たい方
ダブル (D) 約140cm × 195cm 大人2人用として標準的
クイーン (Q) 約160cm × 195cm 大人2人でゆったり寝たい方、親子で
キング (K) 約180cm × 195cm 大人2人と子供1人など、広々と使いたい家族向け

寝返りを打っても窮屈に感じないよう、体の幅に加えて左右にそれぞれ15〜20cm程度の余裕があると理想的です。2人で使用する場合は、ダブルサイズ以上が推奨されます。

【2024年最新】快眠マットレスおすすめランキング20選

ここでは、前述した「快眠できるマットレスの選び方」に基づき、数ある製品の中から特におすすめのマットレスを20種類厳選し、ランキング形式でご紹介します。各製品の特徴や価格、保証期間などを比較し、あなたに最適な一枚を見つけるための参考にしてください。

免責事項:本ランキングは、各製品の性能やオンライン上の評判、提供されるサービス(お試し期間など)を総合的に評価し、独自の基準で作成したものです。寝心地には個人差があるため、順位はあくまで参考の一つとしてご活用ください。価格や保証内容は2024年6月時点の情報であり、変更される可能性があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

① NELL(ネル)マットレス

寝返りに特化した構造で、腰痛持ちやカップルにおすすめ
NELLマットレスは、一般的なマットレスの約2倍の数のポケットコイルを使用した「寝返りのしやすさ」を追求した製品です。コイルが一つひとつ独立しているため、体の部位ごとに細かくフィットし、腰部分を硬め、頭・足部分を柔らかめにした「センターハード構造」により、腰の沈み込みを防ぎ、自然な寝返りをサポートします。振動が伝わりにくいので、2人で寝てもパートナーの動きが気になりません。120日間のフリートライアルと10年間の耐久保証が付いており、安心して試せるのも大きな魅力です。

主な特徴 1734個のポケットコイル、センターハード構造
素材 ポケットコイル、ウレタンフォーム
硬さ ふつう〜やや硬め
お試し期間 120日間
保証期間 10年間
参照 NELLマットレス公式サイト

② コアラマットレス

包み込まれるような寝心地と振動吸収技術
コアラマットレスは、オーストラリア発の寝具ブランドで、その名の通りコアラが眠るように快適な睡眠を提供することを目指しています。上層はもちっとした低反発、下層はしっかり支える高反発のウレタンフォームを組み合わせた多層構造が特徴。優れた体圧分散性と振動吸収性(ゼロ・ディスターバンス技術)を両立し、まるで無重力のような寝心地を実現します。ワイングラスを置いた隣で飛び跳ねても倒れないCMで有名で、カップルや家族での使用に最適です。

主な特徴 振動吸収技術、多層ウレタン構造
素材 ウレタンフォーム
硬さ ふつう〜やや柔らかめ
お試し期間 120日間
保証期間 10年間
参照 コアラマットレス公式サイト

③ エマ・マットレス

ドイツ開発の人間工学に基づいた設計で快眠をサポート
エマ・マットレスは、ドイツの睡眠科学者たちが開発した、人間工学に基づく設計が特徴のマットレスです。体圧分散、通気性、支持性のバランスを追求した多層構造で、どんな寝姿勢でも背骨がまっすぐに保たれるようサポートします。特に、肩や腰など圧力がかかりやすい部分を適切に沈み込ませるゾーニング構造が秀逸で、腰痛や肩こりに悩む方から高い評価を得ています。100日間のお試し期間があり、自宅でじっくりと相性を確かめられます。

主な特徴 人間工学に基づくゾーニング構造、多層フォーム
素材 ウレタンフォーム
硬さ ふつう
お試し期間 100日間
保証期間 10年間
参照 エマ・スリープ公式サイト

④ 源ベッド 夜香ハイグレード

国産老舗メーカーの高品質ポケットコイルマットレス
源ベッドは、創業90年以上の歴史を持つ日本の老舗ベッドメーカーです。夜香(やこう)ハイグレードは、自社工場で一貫生産される高品質なポケットコイルマットレスで、その品質の高さとコストパフォーマンスで人気を集めています。高密度に配置されたポケットコイルが体を細かく支え、優れた体圧分散性を実現します。硬さも複数から選べるため、自分の好みに合った寝心地を見つけやすいのも魅力です。国産ならではの安心感を求める方におすすめです。

主な特徴 国産、高密度ポケットコイル、硬さが選べる
素材 ポケットコイル、ウレタンフォーム
硬さ 選択可能(5種類)
お試し期間 なし(ショールームあり)
保証期間 2年間
参照 源ベッド公式サイト

⑤ GOKUMIN プレミアム高反発マットレス

高コスパで人気!初めての高反発マットレスにおすすめ
GOKUMINは、手頃な価格帯ながら高品質な寝具を提供する人気ブランドです。プレミアム高反発マットレスは、高密度(32D)で耐久性の高い高反発ウレタンを使用しており、体をしっかりと支え、寝返りをサポートします。竹炭を配合することで、消臭・調湿効果も期待できます。カバーは洗濯可能で衛生的。品質と価格のバランスが非常に良く、「高反発マットレスを試してみたい」という方の入門モデルとして最適です。

主な特徴 高密度32Dウレタン、竹炭配合、高コスパ
素材 高反発ウレタンフォーム
硬さ やや硬め(180N)
お試し期間 なし(初期不良のみ対応)
保証期間 1年間
参照 GOKUMIN公式サイト

⑥ 雲のやすらぎプレミアム マットレス

厚さ17cmの極厚ボリューム!敷布団のような寝心地
「雲のやすらぎプレミアム」は、まるで雲の上で寝ているような、ふかふかの寝心地を追求したマットレスです。厚さ17cmというボリューム感と、体圧を分散させる「クロスクラウド製法」という独自の凹凸構造が特徴。高反発スプリングマットを芯材とし、上下を複数の素材で挟み込む5層構造で、優れた体圧分散性と保温性を実現しています。敷布団のような感覚で使いたい方や、底付き感のない寝心地を求める方におすすめです。

主な特徴 17cmの極厚、5層構造、クロスクラウド製法
素材 高反発ウレタン、凹凸ウレタンなど
硬さ ふつう
お試し期間 100日間
保証期間 なし(返品保証のみ)
参照 雲のやすらぎプレミアム公式サイト

⑦ モットン

日本人向けに開発された腰痛対策マットレス
モットンは、日本人の体型や体重、気候などを考慮して開発された腰痛対策に特化した高反発マットレスです。自然な寝返りをサポートする優れた反発力が特徴で、腰への負担を軽減します。硬さを3種類(140N、170N、280N)から選べるため、自分の体重や好みに合わせて最適なものを選べます。90日間のお試し期間中であれば、硬さの交換も可能という手厚いサポートも魅力です。

主な特徴 腰痛対策、3種類の硬さから選択可能、硬さ交換保証
素材 高反発ウレタンフォーム
硬さ 選択可能(140N, 170N, 280N)
お試し期間 90日間
保証期間 なし(返品保証のみ)
参照 モットンジャパン公式サイト

⑧ エムリリー 優反発マットレス

低反発と高反発のいいとこ取り「優反発フォーム」
エムリリーは、マンチェスター・ユナイテッドの公式寝具パートナーとしても知られるブランドです。独自開発の新素材「優反発フォーム」は、低反発のようなフィット感と、高反発のような寝返りのしやすさを両立しているのが最大の特徴です。体を優しく包み込みながらもしっかりと支え、理想的な寝姿勢をサポートします。デンマークで生まれ、世界で愛される寝心地を体感したい方におすすめです。

主な特徴 独自素材「優反発フォーム」、二層構造
素材 優反発フォーム、高反発ウレタン
硬さ やや柔らかめ
お試し期間 なし
保証期間 3年間
参照 エムリリー公式サイト

⑨ SOMRESTA(ソムレスタ)マットレス PREMIUM

超高密度ウレタンによる優れた耐久性と寝心地
SOMRESTAマットレスPREMIUMは、一般的な高反発マットレスを大幅に上回る超高密度(60D)のウレタンフォーム「SOMRESTAフォーム」 を採用している点が特徴です。密度が高いことでへたりにくく、優れた耐久性を実現。硬すぎず柔らかすぎない絶妙な反発力で、体をしっかりと支えながらも、優れた体圧分散性を発揮します。長く使える高品質なマットレスを求める方に最適な選択肢です。

主な特徴 超高密度60Dウレタン、高い耐久性、三つ折りタイプあり
素材 高反発ウレタンフォーム
硬さ やや硬め(160N)
お試し期間 なし(ショールームあり)
保証期間 3年間
参照 SOMRESTA公式サイト

⑩ LIMNE(リムネ) a new definition of comfort

とろけるような新感覚の寝心地を追求
LIMNE(リムネ)は、「とろけるように、眠る」をコンセプトにした新感覚のマットレスです。独自開発のウレタンフォーム「Souffair」は、マシュマロのような柔らかさと優れた体圧分散性を持ち、体がマットレスに吸い付くような未体験のフィット感を提供します。寝返りに必要な反発力も備えており、ただ柔らかいだけではない、計算された寝心地が魅力です。新しい寝心地を体験したい方におすすめです。

主な特徴 独自素材「Souffair」、とろけるような寝心地
素材 特殊ウレタンフォーム
硬さ 柔らかめ
お試し期間 120日間
保証期間 10年間
参照 LIMNE公式サイト

⑪ IWONU(イウォーヌ)

硬さを3分割で調整可能!究極のパーソナライズを実現
IWONU(イウォーヌ)は、マットレスを「頭・腰・脚」の3つのパーツに分割し、それぞれのパーツの硬さを変更したり、配置を入れ替えたりできる画期的な製品です。自分の体型やその日の体調に合わせて寝心地をカスタマイズできます。パーツごとに入れ替えることでローテーションも簡単に行え、へたりを均一化できます。特定のパーツだけを交換することも可能で、非常に長く使えるサステナブルな点も評価されています。

主な特徴 3分割構造、硬さのカスタマイズ可能、サステナブル
素材 高反発ウレタンフォーム
硬さ 組み合わせにより調整可能
お試し期間 90日間
保証期間 10年間
参照 IWONU公式サイト

⑫ ブレインスリープマットレス

脳が眠るための「黄金の90分」をサポートする機能性マットレス
ブレインスリープは、「スタンフォード式 最高の睡眠」の著者である西野精治氏が監修するブランドです。このマットレスは、抜群の通気性で深部体温を下げ、質の高い睡眠に不可欠な「寝初めの90分」をサポートすることに特化しています。ファイバー素材で中材まで丸洗い可能。脚部分が硬めの設計で、よりスムーズな放熱を促します。睡眠の質をとことん追求したい方におすすめです。

主な特徴 圧倒的な通気性、深部体温の調整、丸洗い可能
素材 ファイバー(ポリエチレン)
硬さ ふつう(部位により異なる)
お試し期間 なし
保証期間 3年間
参照 ブレインスリープ公式サイト

⑬ ニトリ Nスリープ

お、ねだん以上。の品質を誇る豊富なラインナップ
家具・インテリア大手のニトリが展開する「Nスリープ」シリーズは、豊富なラインナップと高いコストパフォーマンスが魅力です。ポケットコイルを中心に、硬さや厚さ、機能性の異なる様々なモデルが揃っており、予算や好みに合わせて選びやすいのが特徴。2層のポケットコイルを使用した「Nスリープ プレミアム」など、価格を抑えながらも寝心地にこだわった製品が人気です。全国の店舗で実際に試せるのも大きなメリットです。

主な特徴 豊富なラインナップ、高コスパ、店舗で試せる
素材 ポケットコイル、ウレタンフォームなど
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし
保証期間 モデルにより異なる(5年または30年)
参照 ニトリ公式サイト

⑭ 無印良品 脚付マットレス・高密度ポケットコイル

シンプルで美しいデザインと快適な寝心地
無印良品の「脚付マットレス」は、ベッドフレームとマットレスが一体化したミニマルなデザインで、長年愛されている人気商品です。高密度に配置されたポケットコイルが体をしっかりと支え、快適な寝心地を提供します。カバーは取り外して洗濯可能。別売りの脚の長さを変えることで、ベッド下の収納スペースを調整することもできます。シンプルなインテリアを好む方や、ワンルームにお住まいの方におすすめです。

主な特徴 ベッドフレーム一体型、高密度ポケットコイル、シンプルデザイン
素材 ポケットコイル、ウレタンフォーム
硬さ ふつう
お試し期間 なし
保証期間 3年間
参照 無印良品公式サイト

⑮ 昭和西川 点で支える「ムアツふとん」

「点で支える」発想の元祖。ロングセラー健康敷きふとん
1971年の発売以来、多くの人に愛され続けている「ムアツふとん」。その最大の特徴は、表面の無数の凹凸が体を「点」で支えることで、体圧をバランスよく分散させることです。血行を妨げにくく、安定した寝姿勢を保ちます。ウレタン素材で軽量、風通しも簡単なため手入れもしやすいです。マットレスとしてだけでなく、床や畳に直接敷いて使うこともできます。長年の実績と信頼性を重視する方におすすめです。

主な特徴 点で支える凹凸構造、優れた体圧分散性、ロングセラー
素材 ウレタンフォーム
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし
保証期間 なし(初期不良のみ対応)
参照 昭和西川公式サイト

⑯ アイリスオーヤマ ポケットコイルマットレス

驚きのコストパフォーマンスと充実の機能性
家電や生活用品で知られるアイリスオーヤマは、マットレスにおいても高いコストパフォーマンスを発揮します。ポケットコイルマットレスは、手頃な価格帯でありながら、体圧分散性に優れたポケットコイルを採用し、しっかりとした寝心地を実現しています。圧縮ロール梱包で配送されるため、搬入も簡単です。まずは気軽にポケットコイルを試してみたいという方に最適な選択肢です。

主な特徴 圧倒的なコストパフォーマンス、圧縮ロール梱包
素材 ポケットコイル、ウレタンフォーム
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし
保証期間 1年間
参照 アイリスオーヤマ公式サイト

⑰ フランスベッド

日本の気候と日本人の骨格を研究し続ける国内トップブランド
フランスベッドは、日本のベッドメーカーの草分け的存在であり、その品質と信頼性は高く評価されています。特に、独自開発の「高密度連続スプリング」は、一本の鋼線を編み上げて作られており、優れた通気性と耐久性、そして面全体で体を支える安定した寝心地が特徴です。腰の落ち込みを防ぎ、正しい寝姿勢をサポートします。衛生面に配慮した「除菌機能」付きのモデルも人気です。

主な特徴 高密度連続スプリング、優れた耐久性と通気性、日本製
素材 高密度連続スプリング、ウレタンフォームなど
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし(ショールームあり)
保証期間 2年間
参照 フランスベッド公式サイト

⑱ シモンズ

「世界のベッド」と称される、高級ホテルの寝心地
シモンズは、世界中の高級ホテルで採用されていることで知られる、アメリカの高級ベッドブランドです。独自技術で作られたポケットコイルは、小さな樽型で、体の軽い部分は浅く、重い部分は深く沈み込み、完璧な体圧分散を実現します。まさに「眠りへの投資」と言える価格帯ですが、その極上の寝心地と高い耐久性は、唯一無二の価値を提供します。最高の睡眠環境を求める方に。

主な特徴 独自技術のポケットコイル、高級ホテルの寝心地、高いブランド力
素材 ポケットコイル、ウレタンフォームなど
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし(ショールームあり)
保証期間 2年間
参照 シモンズ公式サイト

⑲ サータ

全米ホテルシェアNo.1の実績を誇るブランド
サータもまた、アメリカを代表するベッドブランドの一つで、特にホテル業界からの信頼が厚いことで知られています。ポケットコイルとウレタンを組み合わせた構造が基本で、寝始めのソフトな感触と、奥でしっかりと支える支持力を両立しています。腰掛けることが多いベッドの端部分を補強する「エッジサポート」など、耐久性を高める工夫も特徴です。バランスの取れた寝心地を好む方におすすめです。

主な特徴 全米ホテルシェアNo.1、ソフトな寝心地と支持力の両立
素材 ポケットコイル、ウレタンフォームなど
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし(ショールームあり)
保証期間 モデルにより異なる
参照 Serta Japan(サータジャパン)公式サイト

⑳ テンピュール

NASAが承認した唯一のマットレス・ピローブランド
テンピュールは、NASAがロケット打ち上げ時の宇宙飛行士にかかる重力を緩和するために開発した素材を源流とする、低反発素材のパイオニアです。体温と体圧に反応してゆっくりと沈み込み、体の形状に完璧にフィットすることで、圧力を均一に分散させ、まるで無重力状態のような解放感をもたらします。究極のフィット感を求める方、低反発マットレスの最高峰を体験したい方に。

主な特徴 NASA承認のテンピュール素材、究極の体圧分散性
素材 テンピュール素材(低反発ウレタン)
硬さ モデルにより様々
お試し期間 なし(ショールームあり)
保証期間 10年間
参照 テンピュール公式サイト

快眠マットレスのおすすめ人気ブランド

マットレス市場には数多くのブランドが存在しますが、その中でも特にユーザーから高い支持を得ている人気ブランドがいくつかあります。ここでは、ランキングでも登場した5つのブランドをピックアップし、それぞれの特徴や哲学、どのような人におすすめなのかをさらに詳しく解説します。

コアラマットレス

オーストラリア発のコアラマットレスは、「120日間のお試し期間」という画期的なサービスを日本市場に持ち込み、オンラインマットレス市場を牽 réponsesいたブランドの一つです。「最高の睡眠を、もっと身近に」というビジョンのもと、高品質な製品をリーズナブルな価格で提供しています。

ブランドの最大の特徴は、なんといっても「ゼロ・ディスターバンス技術」による圧倒的な振動吸収性です。二人で寝ていても隣の人の動きがほとんど伝わらないため、パートナーの寝返りや起床で目が覚めてしまうという悩みを抱えるカップルや夫婦から絶大な支持を得ています。

主力製品である「コアラマットレス」は、上層の低反発と下層の高反発ウレタンを組み合わせた構造で、包み込むようなフィット感としっかりとした支持力を両立。さらに、硬さの異なるリバーシブルのトッパーが付属した「New コアラマットレス」や、より多層で贅沢な寝心地の「New コアラマットレス BAMBOO」など、ユーザーの好みに合わせて選べるラインナップも展開しています。
環境保護への取り組みにも積極的で、マットレスの売り上げの一部がコアラの保護活動に寄付されるなど、社会貢献性の高さもブランドの魅力となっています。

こんな人におすすめ:

  • パートナーの振動が気になるカップルや夫婦
  • 包み込まれるようなフィット感と安定感を両立したい方
  • オンラインでの購入に不安があり、長いお試し期間を重視する方

NELL(ネル)

NELL(ネル)は、「寝返りのしやすさ」という一点にとことんこだわって開発された、日本発のD2C(Direct to Consumer)ブランドです。睡眠中の寝返りがスムーズに行えないことが、体の痛みや睡眠の質の低下につながるという点に着目し、寝返りを科学的に分析して設計されています。

その最大の特徴は、一般的なポケットコイルマットレスの約2倍にあたる、シングルサイズで1734個ものコイルを使用した高密度の構造です。コイルの数を増やすことで、体の凹凸に対してよりきめ細かく反応し、優れた体圧分散性を実現しています。さらに、腰部分のコイルを硬めにした「センターハード構造」 を採用。最も負荷がかかりやすい腰部分が沈み込みすぎるのを防ぎ、寝返りの際に体が回転するのを自然にアシストします。

「120日間のお試し期間」と「10年間の耐久保証」という手厚いサポート体制も、製品への自信の表れです。硬すぎず柔らかすぎない絶妙な寝心地は、万人受けしやすく、特に腰痛に悩む方や、寝返りが少ないと感じている方から高い評価を得ています。

こんな人におすすめ:

  • 朝起きた時に腰や背中に痛みを感じる方
  • スムーズな寝返りで、睡眠の質を高めたい方
  • パートナーと二人で快適に眠りたい方

エマ・マットレス

ドイツ・フランクフルトで誕生したエマ・マットレスは、睡眠科学の知見を基に、人間工学に基づいて設計されたマットレスを世界30カ国以上で展開するグローバルブランドです。「最高の睡眠を、すべての人に」をミッションに掲げ、徹底した研究開発を行っています。

エマ・マットレスの特徴は、機能の異なる複数のウレタンフォームを組み合わせた多層構造にあります。それぞれの層が、体圧分散、通気性、支持性といった異なる役割を担い、全体として最適なバランスを生み出しています。特に、体の部位に合わせて硬さを変えた「ゾーニング構造」 が秀逸で、重い腰部分はしっかりと支え、圧力がかかりやすい肩部分は柔らかく沈み込むように設計されています。これにより、どんな寝姿勢でも背骨が自然なS字カーブを保ちやすくなっています。

100日間のお試し期間を提供しており、自宅でじっくりと寝心地を試せる手軽さも人気の理由です。ヨーロッパの厳しい品質基準をクリアした信頼性の高さと、科学的根拠に基づいた快適性で、世界中のユーザーから支持されています。

こんな人におすすめ:

  • 腰痛だけでなく、肩こりにも悩んでいる方
  • 横向き寝や仰向け寝など、様々な寝姿勢をとる方
  • 科学的根拠に基づいた製品設計に信頼を置く方

GOKUMIN

GOKUMINは、「極上の睡眠を、皆様に」をコンセプトに、高品質な寝具を驚きのコストパフォーマンスで提供する日本のブランドです。オンラインを中心に展開し、特に価格を重視しつつも、品質には妥協したくないというユーザー層から絶大な人気を誇っています。

ブランドの主力はウレタンマットレスで、「プレミアム高反発マットレス」や、低反発と高反発を組み合わせた「プレミアムハイブリッドマットレス」など、多様なニーズに応える製品ラインナップが魅力です。製品開発においては、イタリアのデザイナーと協力し、機能性だけでなくデザイン性にもこだわっています。

GOKUMINの強みは、徹底した品質管理と、中間コストを削減することによる価格競争力です。例えば、高反発マットレスには密度32Dという、同価格帯では珍しい高密度のウレタンを使用し、高い耐久性を実現しています。また、竹炭を配合して消臭・調湿効果を持たせるなど、付加価値の高い機能も盛り込んでいます。初めてマットレスを本格的に選ぶ方や、学生、新社会人など、予算が限られている中でも質の良い睡眠を求める方にとって、非常に心強いブランドです。

こんな人におすすめ:

  • コストパフォーマンスを最重視する方
  • 初めて高反発マットレスやハイブリッドマットレスを試してみたい方
  • 手頃な価格で、機能性の高いマットレスを探している方

モットン

モットンは、「日本人のための腰痛対策マットレス」として開発された、高反発マットレス専門ブランドです。日本の気候や日本人の体型を徹底的に研究し、腰への負担を軽減し、自然な寝返りを促すことに特化しています。

モットンの最大の特徴は、ユーザーが自分の体重や好みに合わせて、マットレスの硬さ(反発力)を3種類から選べる点です。体重が軽い方向けの「140N(ニュートン)」、標準的な方向けの「170N」、体重が重めな方向けの「280N」という選択肢があり、自分に最適なサポート力を得やすくなっています。

さらに、90日間のお試し期間中に「もう少し硬い(柔らかい)方が良い」と感じた場合、1回まで無料で硬さを交換してくれるというユニークな保証が付いています。これにより、「自分に合う硬さが分からない」という購入前の不安を解消してくれます。腰痛に真剣に悩むユーザーに寄り添う姿勢が、多くのリピーターを生んでいます。

こんな人におすすめ:

  • 長年、腰痛に悩まされている方
  • 自分の体重に最適な硬さのマットレスを選びたい方
  • 購入後に硬さを調整できる安心感が欲しい方

【悩み・寝方別】快眠マットレスの選び方

腰痛持ちの方向けの選び方、肩こりが気になる方向けの選び方、横向きで寝る方向けの選び方、仰向けで寝る方向けの選び方

マットレス選びは、万人に共通する正解があるわけではありません。自分の体が抱える悩みや、無意識のうちにとっている寝姿勢に合わせて選ぶことで、より満足度の高い睡眠を得ることができます。ここでは、代表的な悩みや寝方別に、どのようなマットレスを選べばよいのかを詳しく解説します。

腰痛持ちの方向けの選び方

腰痛は、日本人の多くが抱える国民病とも言える悩みです。マットレスが体に合っていないと、この腰痛を悪化させてしまう可能性があります。腰痛持ちの方がマットレスを選ぶ際は、以下の3つのポイントを特に意識しましょう。

  1. 適度な硬さと反発力があること
    「腰痛には硬いマットレス」という説は半分正しく、半分間違いです。重要なのは「腰が沈み込みすぎない」こと。柔らかすぎるマットレスは、最も重い腰部が深く沈み、背骨が「く」の字に曲がってしまい、腰に大きな負担がかかります。一方で、硬すぎるマットレスは、腰とマットレスの間に隙間ができてしまい、腰を支えられずに筋肉が緊張してしまいます。
    理想は、高反発素材や硬めのポケットコイルなど、体をしっかりと支え、腰の落ち込みを防ぎつつ、背骨の自然なS字カーブを維持できるマットレスです。
  2. 体圧分散性に優れていること
    腰痛対策には、腰部への圧力集中を避けることが不可欠です。体圧分散性に優れたマットレスは、腰にかかる負担を背中やお尻など他の部位へ効果的に逃がしてくれます。ポケットコイルやラテックス、多層構造のウレタンマットレスなど、体の凹凸にフィットし、圧力を均等に分散できるタイプを選びましょう。
  3. 寝返りがスムーズにできること
    同じ姿勢で寝続けることは、血行不良を招き、腰痛を悪化させる原因になります。寝返りは、体の向きを変えることで血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす重要な役割を担っています。高反発マットレスのように、体を押し返す力が強く、少ない力で楽に寝返りが打てるものは、睡眠中の腰への負担を軽減するのに役立ちます。

腰痛持ちの方が避けるべきマットレスは、腰が深く沈み込む柔らかすぎる低反発マットレスや、サポート力のない薄すぎるマットレスです。自分の体重に合った硬さで、しっかりと腰をサポートしてくれる一枚を選びましょう。

肩こりが気になる方向けの選び方

デスクワークやスマートフォンの長時間利用で、慢性的な肩こりに悩む人も増えています。睡眠中に肩周りの筋肉をリラックスさせることが、肩こり解消の鍵となります。

  1. 肩周りのフィット感が良いこと
    特に横向きで寝る場合、マットレスが硬すぎると肩が圧迫され、血行が悪くなり肩こりの原因となります。肩の部分が適度に沈み込み、圧力を吸収してくれる、やや柔らかめのマットレスがおすすめです。低反発素材や、体の部位ごとに硬さを変えたゾーニング構造のマットレスは、肩への負担を軽減するのに効果的です。
  2. 枕との相性を考慮すること
    肩こりは、マットレスだけでなく枕との相性も大きく影響します。マットレスに体が沈み込む深さによって、必要な枕の高さは変わります。例えば、柔らかいマットレスで体が深く沈む場合、高い枕を使うと首が不自然に曲がり、肩や首の筋肉が緊張してしまいます。マットレスと枕をセットで考え、首から背骨にかけてが一直線になるような高さの枕を選ぶことが重要です。
  3. 寝返りのしやすさ
    肩こり対策においても、寝返りは重要です。同じ方の肩を下にして寝続けると、負担が集中してしまいます。スムーズに寝返りができる適度な反発力のあるマットレスを選び、睡眠中に無意識に体の向きを変えられるようにしましょう。

横向きで寝る方向けの選び方

横向き寝は、いびきや睡眠時無呼吸症候群の軽減に効果があるとされる寝姿勢です。しかし、マットレスが合わないと、肩や腰に負担がかかりやすくなります。

  • 肩と腰の圧迫を避ける適度な柔らかさ
    横向きで寝ると、体の側面にある肩と腰の出っ張りに体重が集中します。硬いマットレスではこれらの部位が圧迫されて痛みやしびれの原因になります。そのため、肩と腰が自然に沈み込み、体のラインにマットレスがフィットするような、ある程度の柔らかさが必要です。低反発ウレタンや、柔らかめのポケットコイル、ゾーニング構造を持つマットレスが適しています。
  • 背骨がまっすぐになるサポート力
    柔らかさが必要な一方で、柔らかすぎると腰が落ち込みすぎてしまい、背骨が横から見て「く」の字に曲がってしまいます。これは腰痛の原因になるため、体を優しく受け止めつつも、中心部分はしっかりと支え、背骨が床と平行に、まっすぐな状態を保てるサポート力も必要です。高反発素材を組み合わせたハイブリッドタイプや、ラテックスマットレスなどがおすすめです。

仰向けで寝る方向けの選び方

仰向け寝は、体圧が最もバランス良く分散され、体に負担の少ない理想的な寝姿勢とされています。この姿勢を快適に維持するためには、以下の点が重要です。

  • 背骨のS字カーブを自然に保つこと
    仰向けになったとき、人間の背骨は緩やかなS字カーブを描いています。この自然なカーブを睡眠中も保つことが、リラックスした状態を維持し、腰への負担を減らすために不可欠です。マットレスが硬すぎると腰が浮いてしまい、柔らかすぎると腰が沈みすぎてしまいます
  • 適度な硬さと体圧分散性の両立
    仰向け寝の方には、腰が沈み込みすぎない程度の硬さがあり、かつ背中やお尻の凹凸にフィットして体圧をしっかり分散してくれるマットレスが最適です。高反発ウレタンや、標準的な硬さのポケットコイルマットレスは、このバランスに優れていることが多いです。実際に寝てみて、腰とマットレスの間に隙間ができすぎていないか、逆にお尻が落ち込みすぎていないかを確認しましょう。

快眠効果をさらに高めるポイント

自分に合った枕を選ぶ、ベッドパッドやマットレスプロテクターを活用する、季節に合った寝具を組み合わせる

最高のマットレスを手に入れても、それだけでは完璧な睡眠環境とは言えません。マットレスの効果を最大限に引き出し、さらに快眠の質を高めるためには、周辺の寝具との組み合わせが重要になります。ここでは、見落としがちな3つのポイントをご紹介します。

自分に合った枕を選ぶ

マットレスと枕は、快適な睡眠を支える両輪のような存在です。どちらか一方だけが良くても、バランスが崩れていれば体に不調をきたすことがあります。特に、首のカーブ(頸椎)を自然な状態で支えるためには、マットレスの硬さと枕の高さの相性が非常に重要です。

  • 硬いマットレスの場合:
    体がマットレスにあまり沈み込まないため、首とマットレスの間にできる隙間が大きくなります。この隙間を埋めるためには、ある程度の高さがある枕が必要です。
  • 柔らかいマットレスの場合:
    体が深く沈み込むため、頭と体の高さの差が小さくなります。この場合、高い枕を使うと首が不自然に持ち上がってしまうため、比較的低めの枕が適しています。

また、寝姿勢によっても最適な枕の高さは異なります。

  • 仰向け寝: 首のS字カーブを自然に支えられる高さ。額が顎より少し高くなるくらいが目安。
  • 横向き寝: 肩幅があるため、仰向け寝の時よりも高さが必要。首の骨が背骨と一直線になる高さが理想。

マットレスを新しくしたら、枕も見直すことを強くおすすめします。多くの枕にはお試し期間が設けられているものもあるため、マットレスと合わせて試してみるのが良いでしょう。

ベッドパッドやマットレスプロテクターを活用する

マットレスを長く、清潔に使うために欠かせないアイテムが「ベッドパッド」と「マットレスプロテクター(または防水シーツ)」です。これらはシーツとマットレスの間に敷いて使用します。

  • ベッドパッドの役割:
    ベッドパッドの主な役割は2つあります。一つは寝汗や皮脂を吸収し、マットレス本体が汚れるのを防ぐこと。もう一つは、寝心地を微調整することです。例えば、「マットレスが少し硬く感じる」という場合に、クッション性のあるベッドパッドを敷くことで、当たりを柔らかくすることができます。素材もコットンやウール、化学繊維など様々で、吸湿性や保温性を高める効果も期待できます。
  • マットレスプロテクターの役割:
    マットレスプロテクターは、その名の通りマットレスを保護することに特化したアイテムです。特に防水機能がついたものは、寝汗だけでなく、飲み物をこぼしてしまったり、小さなお子様のおねしょやペットの粗相など、液体による汚れからマットレスを完全に守ってくれます。高価なマットレスを購入した際には、ぜひ一緒に揃えておきたいアイテムです。最近では、防水性だけでなく透湿性(湿気を逃がす機能)も備えたものが多く、蒸れにくくなっています。

これらのアイテムは、いずれも家庭で気軽に洗濯できるものがほとんどです。こまめに洗濯することで、常に清潔な睡眠環境を保つことができます。

季節に合った寝具を組み合わせる

一年を通して快適に眠るためには、季節に応じて寝具を使い分けることも大切です。

  • 夏場:
    気温と湿度が高い夏は、いかに涼しく、蒸れずに眠るかがポイントです。

    • 冷感(接触冷感)素材のシーツやベッドパッド: 触れるとひんやりと感じる素材で、寝苦しい夜の入眠を助けます。
    • 麻(リネン)やガーゼ素材の寝具: 吸湿性・発散性に優れ、サラッとした肌触りが特徴です。
    • タオルケットや肌掛け布団: 適度な保温性を保ちつつ、エアコンによる寝冷えを防ぎます。
  • 冬場:
    寒さで体が冷えると、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりします。体を暖かく保つことが重要です。

    • 保温性の高い素材のシーツやベッドパッド: フランネルやマイクロファイバーなど、起毛した素材は空気の層を含み、暖かさを保ちます。
    • 羽毛布団やシンサレートなどの高機能な掛け布団: 軽くて暖かい掛け布団は、体への圧迫感が少なく、快適な眠りを妨げません。
    • 毛布の使い方: 毛布を体の下に敷くと、背中からの冷気を遮断し、保温効果が高まります。掛け布団の上にかけると、布団の中の暖かい空気が逃げるのを防ぎます。

このように、マットレスを土台として、季節や室温に合わせて寝具を調整することで、一年中、睡眠の質を高いレベルで維持できます。

快眠マットレスを長持ちさせる手入れ方法

定期的にマットレスの向きを変える、陰干しして湿気を飛ばす、カバーやシーツをこまめに洗濯する

高価なマットレスは、一度購入したらできるだけ長く快適に使いたいものです。適切な手入れを行うかどうかで、マットレスの寿命は大きく変わってきます。ここでは、誰でも簡単にできる、マットレスを長持ちさせるための基本的な手入れ方法を3つご紹介します。

定期的にマットレスの向きを変える

マットレスを長持ちさせる上で、最も重要と言っても過言ではないのが「ローテーション」です。私たちは毎日同じような位置で寝るため、マットレスの特定の部分(特に体重がかかる腰の部分)にばかり負荷が集中し、そこからへたり(スプリングの劣化やウレタンの凹み)が始まります。

このへたりを一部分に集中させず、全体に均一化させるために、定期的にマットレスの向きを変えることが非常に効果的です。

  • ローテーションの頻度:
    理想は3ヶ月に1回程度です。季節の変わり目(衣替えの時期など)に合わせて行うと忘れにくいでしょう。購入して最初の1年間は、素材がなじむ過程でへたりやすいため、もう少し頻繁に(1〜2ヶ月に1回)行うのがおすすめです。
  • ローテーションの方法:
    ローテーションには、主に2つの方法があります。

    1. 上下を入れ替える: 頭側と足側を180度回転させます。
    2. 裏表をひっくり返す: 表面と裏面を入れ替えます。

    マットレスの製品によっては、片面仕様(裏返して使えないもの)や、頭側と足側が決まっているもの(ゾーニング構造など)もあります。その場合は、可能な範囲でのローテーション(上下の入れ替えのみなど)を行います。両面仕様のマットレスであれば、「①上下を入れ替える」→「②裏返す」→「③上下を入れ替える」→「④裏返す」というサイクルでローテーションを行うと、負荷を最も効率よく分散できます。

コイルマットレスなど重い製品のローテーションは一人では大変なので、二人以上で行うようにしましょう。

陰干しして湿気を飛ばす

人は一晩にコップ1杯分の汗をかくと言われており、その湿気はマットレス内部に溜まっていきます。湿気が溜まった状態が続くと、カビやダニが繁殖する絶好の環境となり、アレルギーの原因になるだけでなく、素材の劣化を早めてしまいます。

そこで重要になるのが、定期的にマットレスを「陰干し」して、内部の湿気を飛ばすことです。

  • 陰干しの頻度と方法:
    月に1〜2回程度、マットレスを壁などに立てかけて、風通しを良くします。時間は数時間程度で十分です。直射日光は、ウレタンやラテックスなどの素材を劣化させたり、側生地を色褪せさせたりする原因になるため、必ず直射日光の当たらない、風通しの良い室内で行ってください。窓を開けて、扇風機やサーキュレーターで風を当てるとより効果的です。
    三つ折りタイプのマットレスは、自立させて「M」字型に立てるだけで簡単に干せるので非常に便利です。
  • 日常的な湿気対策:
    陰干しに加えて、日常的に湿気を溜めない工夫も大切です。

    • 掛け布団をめくっておく: 朝起きたら、すぐにベッドメイクをせず、掛け布団をめくってマットレスの表面にこもった湿気を飛ばしましょう。
    • すのこベッドフレームを使う: ベッドフレームをすのこタイプにすると、マットレスの底面の通気性が確保され、カビの発生を効果的に防げます。

カバーやシーツをこまめに洗濯する

直接肌に触れるシーツや、その下にあるベッドパッド、マットレスカバーには、寝汗や皮脂、フケ、髪の毛などが付着します。これらは汚れやニオイの原因になるだけでなく、ダニのエサにもなります。

シーツやカバー類は、最低でも週に1回は洗濯するのが理想です。特に汗をかきやすい夏場は、より頻繁に洗濯すると良いでしょう。マットレス本体は簡単に洗えませんが、カバー類を清潔に保つことで、マットレス本体への汚れの浸透を防ぎ、衛生的な睡眠環境を維持することができます。

洗濯の際は、製品についている洗濯表示を必ず確認し、適切な方法で洗いましょう。取り外し可能なマットレスカバーも、月に1回程度は洗濯することをおすすめします。これらの簡単なメンテナンスを習慣にすることで、お気に入りのマットレスと長く付き合っていくことができます。

快眠マットレスに関するよくある質問

マットレス選びや購入後のメンテナンスに関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。

マットレスの寿命や買い替えのサインは?

マットレスの寿命は、使われている素材や品質、使用状況、メンテナンスの頻度によって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

素材の種類 寿命の目安
ボンネルコイル 6~8年
ポケットコイル 8~12年
低反発・高反発ウレタン 5~8年(密度による)
ラテックス 8~10年
ファイバー 5~7年

ただし、これはあくまで目安です。年数に関わらず、以下のような買い替えのサインが現れたら、交換を検討する時期です。

  • 寝心地の変化:
    • 中央部分の明らかなへこみ: マットレスの真ん中がへこんで、ハンモックのようになっている。仰向けに寝た時に、体が「く」の字に曲がる感じがする。
    • 寝返りが打ちにくくなった: 以前よりも寝返りに力が必要になったり、体が沈み込みすぎると感じたりする。
    • 底付き感がある: マットレスが薄くなったように感じ、ベッドフレームの硬さを感じる。
  • 体の不調:
    • 朝起きた時の体の痛み: 特に腰や背中、肩などに、以前はなかった痛みやこりを感じるようになった。
    • 熟睡できない、途中で目が覚める: 寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたりして、睡眠の質が低下したと感じる。
  • マットレス自体の劣化:
    • きしみ音: 寝返りを打つたびに、ギシギシ、キーキーといった音がする(コイルマットレスの場合)。
    • スプリングの感触: コイルが体に直接当たるような感触がある。
    • 汚れやカビ: シミやカビが目立つようになった。

これらのサインは、マットレスが体を適切にサポートできなくなっている証拠です。我慢して使い続けると、睡眠の質の低下や健康への悪影響につながるため、早めの買い替えをおすすめします。

マットレスは硬めと柔らかめどちらが良い?

これはマットレス選びで最もよくある質問の一つですが、「どちらが良い」という絶対的な答えはありません。正解は「その人の体型や寝姿勢に合っている方」です。

  • 硬めのマットレスが合う人:
    • 体重が重い方: 体が沈み込みすぎるのを防ぎ、しっかりと体を支えるために硬さが必要です。
    • 腰痛に悩む方(特に腰が沈むのが原因の場合): 腰の落ち込みを防ぎ、背骨の自然なカーブを保つのに適しています。
    • 寝返りを頻繁に打つ方: 高い反発力がスムーズな寝返りをサポートします。
  • 柔らかめのマットレスが合う人:
    • 体重が軽い方: 硬いマットレスだと体が十分に沈まず圧力が分散されないため、体の凹凸にフィットする柔らかさが必要です。
    • 横向きで寝る方: 肩や腰が適度に沈み込むことで、圧迫感を軽減し、背骨をまっすぐに保てます。
    • フィット感や包まれるような寝心地を好む方: 低反発素材などが提供する、体に寄り添うような感覚を求める方。

重要なのは、硬さの「絶対値」ではなく、自分の体との「相性」です。硬め、柔らかめという言葉のイメージだけで選ぶのではなく、実際に寝てみて「背骨が自然な状態でいられるか」「どこか一部分に圧迫感がないか」を基準に判断することが大切です。お試し期間などを活用し、自分の体で確かめるのが最も確実な方法です。

マットレスの正しい処分方法は?

マットレスはサイズが大きく、スプリングなど特殊な素材が使われているため、多くの自治体で「粗大ごみ」として扱われます。処分の際は、お住まいの自治体のルールを必ず確認する必要があります。

一般的な処分方法は以下の通りです。

  1. 自治体の粗大ごみ収集を利用する:
    • 自治体の粗大ごみ受付センターに電話やインターネットで申し込む。
    • 料金や収集日、収集場所を確認する。
    • コンビニなどで手数料分の「粗大ごみ処理券(シール)」を購入し、マットレスに貼り付ける。
    • 指定された日時に、指定された場所に出す。
  2. 買い替え時に販売店に引き取ってもらう:
    • 新しいマットレスを購入する店舗によっては、古いマットレスを有料または無料で引き取ってくれるサービスがあります。購入前に確認してみましょう。搬入と同時に引き取ってもらえるため、手間が最もかからない方法です。
  3. 不用品回収業者に依頼する:
    • 引っ越しなどで他にも処分したい家具がある場合や、自分で運び出すのが困難な場合に便利です。
    • 料金は業者によって大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
    • 無許可の業者に依頼すると不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、自治体の許可を得た信頼できる業者を選びましょう。

マットレスの上に布団を敷いてもいい?

基本的には、マットレスの上に布団を敷いて使用することはおすすめできません。その理由は主に2つあります。

  1. マットレス本来の性能が損なわれる:
    ポケットコイルや高反発ウレタン、低反発ウレタンなどのマットレスは、それぞれが体圧分散性や反発力といった機能を持つように精密に設計されています。その上に布団を敷いてしまうと、体の凹凸にフィットする性能や、寝返りをサポートする反発力などが布団に阻害され、マットレスが持つ本来の寝心地や効果を十分に得られなくなってしまいます
  2. 通気性が悪化し、カビやダニの原因になる:
    マットレスと布団を重ねることで、間に湿気がこもりやすくなります。特に、吸湿性の高い木綿の敷布団などを重ねると、寝汗が布団に吸収されたまま発散されず、マットレスとの接触面が常に湿った状態になります。これはカビやダニが繁殖する絶好の温床となり、非常に不衛生です。

もし、「マットレスが硬すぎる/柔らかすぎる」「冬場に寒い」といった理由で何かを敷きたい場合は、布団ではなく、寝心地調整用の「マットレストッパー」や、保温性の高い「ベッドパッド」を使用するようにしましょう。これらはマットレスの機能を大きく損なわず、通気性も考慮して作られている製品が多いため、より快適で衛生的に使用できます。