寝具レンタルサービスおすすめ比較8選!料金や選び方のポイント

寝具レンタルサービスおすすめ比較、料金や選び方のポイント

「急な来客で布団が足りない」「単身赴任の間だけ寝具を使いたい」「高価なマットレスを購入前に試してみたい」

このような悩みを解決する手段として、近年寝具レンタルサービスが注目を集めています。寝具レンタルは、必要な期間だけ布団やベッドを借りられる便利なサービスです。購入に伴う高額な初期費用や、不要になった際の処分、収納場所に困る、といった問題を一挙に解決できます。

しかし、ひと口に寝具レンタルサービスといっても、短期利用に特化したものから、おしゃれな家具と一緒に長期で借りられるサブスクリプション型のサービスまで、その種類はさまざまです。料金体系やレンタルできる寝具の種類、サービス内容も各社で異なるため、「どのサービスを選べば良いかわからない」と迷ってしまう方も少なくありません。

そこでこの記事では、数ある寝具レンタルサービスの中からおすすめの8社を厳選し、料金や特徴を徹底比較します。さらに、ライフスタイルや目的に合ったサービスの選び方から、メリット・デメリット、利用の流れ、よくある質問まで、寝具レンタルに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。

この記事を読めば、あなたにぴったりの寝具レンタルサービスが見つかり、より快適でスマートな生活をスタートできるでしょう。

寝具レンタルサービスおすすめ比較一覧表

まずは、今回ご紹介するおすすめの寝具レンタルサービス8社の特徴を一覧表で比較してみましょう。各サービスの詳細については、この後のセクションで詳しく解説します。

サービス名 主な特徴 料金目安(月額) 送料 新品レンタル 対応エリア
CLAS(クラス) おしゃれな家具・家電のサブスク。長期利用でお得。交換・返却が自由。 3,000円~ 往復送料無料(一部地域・商品を除く) 原則リユース品(クリーニング・補修済み) 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県(一部地域を除く)
subsclife(サブスクライフ) 人気ブランドの新品をレンタル可能。利用期間に応じて割引率がアップ。購入も可能。 4,000円~ 商品・地域により異なる 新品のみ 全国(沖縄・離島を除く)
airRoom(エアールーム) プロのコーディネーターが選んだ家具セットが人気。1ヶ月から利用可能。 3,500円~ 商品・地域により異なる 中古・新品を選択可能 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、茨城県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、愛知県、福岡県、静岡県(一部地域を除く)
かして!どっとこむ 家具・家電レンタル業界の老舗。短期~長期まで対応。全国配送可能。 1,800円~ 往復送料無料(一部地域を除く) 新品・中古を選択可能 全国(沖縄・一部離島を除く)
RAKUTON(らくとん) 布団レンタル専門。来客用や合宿用に最適。1泊からレンタル可能。 4,980円~(1組・6泊7日) 往復送料無料(北海道・沖縄・離島は別途) 中古(徹底した衛生管理) 全国
あるる シンプルで実用的な家具・家電をレンタル。法人利用にも強い。 2,500円~ 往復送料無料(一部地域を除く) 新品・中古を選択可能 全国(沖縄・離島を除く)
ハッチ 布団レンタル専門。高品質な羽毛布団などをラインナップ。衛生管理を徹底。 8,800円~(2組・1週間) 往復送料無料(北海道・沖縄・離島は別途) 中古(徹底した衛生管理) 全国
ダーリング 布団レンタル専門。ベビー布団から来客用まで幅広い用途に対応。 4,400円~(1組・1泊2日) 往復送料無料(一部地域を除く) 中古(徹底した衛生管理) 全国

※上記の情報は2024年6月時点のものです。最新の情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。料金は寝具の種類やレンタル期間によって変動します。

寝具レンタルサービスおすすめ8選

ここからは、比較一覧表でご紹介した各サービスの詳細を解説します。それぞれのサービスが持つ強みや特徴を理解し、ご自身の目的やライフスタイルに最も合ったサービスを見つけましょう。

① CLAS(クラス)

「CLAS」は、「暮らすを自由に、軽やかに」をコンセプトにした家具・家電のサブスクリプションサービスです。寝具単体だけでなく、お部屋の雰囲気に合わせてトータルコーディネートできるおしゃれなアイテムが豊富な点が大きな魅力です。

CLASの寝具は、ベッドフレーム、マットレス、寝具セット(掛布団・敷布団・枕)などがラインナップされています。特に、オリジナルブランドの「nolff(ノルフ)」シリーズは、シンプルで洗練されたデザインが人気です。

料金体系は月額制で、レンタル期間が長くなるほど月々の支払額が安くなる「長期利用割引」が適用されます。例えば、3年以上利用すると最大で80%OFFになる商品もあり、長期的な利用を考えている方にとっては非常にお得です。また、ライフスタイルの変化に合わせて、いつでも商品を交換したり返却したりできる柔軟性も持ち合わせています。送料は原則無料(一部商品・地域を除く)で、専門スタッフによる組立・設置サービスも付いているため、手間なく新しい生活を始められます。

ただし、レンタルされる商品は原則としてリユース品です。もちろん、専門のスタッフによる徹底したクリーニングやメンテナンス、修繕が行われているため衛生面や品質は安心ですが、どうしても新品が良いという方には向かない可能性があります。対応エリアは首都圏と関西圏が中心となっており、地方にお住まいの方は利用できない場合があるため、事前に公式サイトで確認が必要です。

長期的に住む予定の単身赴行者や、引っ越しや模様替えが好きで、定期的に家具を入れ替えたい方に特におすすめのサービスです。

参照:CLAS公式サイト

② subsclife(サブスクライフ)

「subsclife」は、人気ブランドやこだわりの家具・家電をすべて新品で利用できるサブスクリプションサービスです。無印良品やjournal standard Furniture、ACME Furnitureといった有名ブランドのアイテムを取り扱っており、デザイン性に優れた寝具を探している方に最適です。

最大の特長は、レンタルできる商品がすべて新品である点です。衛生面を気にする方や、誰かが使ったものには抵抗があるという方でも安心して利用できます。料金は月額制で、利用期間(3ヶ月〜24ヶ月)を最初に設定します。期間が終了すると、そのまま利用を終える(返却する)か、継続して利用するか、あるいは残価を支払って購入するかを選ぶことができます。気に入った商品をそのまま自分のものにできるため、「購入前のお試し」としても非常に有効です。

料金は、商品の定価と設定した利用期間によって決まります。期間が長いほど月額料金は安くなりますが、他のリユース品を扱うサービスと比較すると、やや高めの価格設定です。また、送料は商品や配送地域によって別途発生します。

高品質なブランド寝具を試してみたい方、初期費用を抑えつつ最終的には購入を検討している方、そして何よりも新品にこだわりたい方に強くおすすめします。対応エリアは全国(沖縄・離島を除く)と広いのも嬉しいポイントです。

参照:subsclife公式サイト

③ airRoom(エアールーム)

「airRoom」は、1ヶ月単位から気軽に利用できる家具・家電のサブスクリプションサービスです。プロのインテリアコーディネーターが監修したおしゃれな家具セットが人気で、家具選びに自信がない方でも、統一感のある素敵な部屋を手軽に実現できます。

寝具に関しても、ベッドフレーム、マットレス、布団セットなどを単品でレンタルできるほか、他の家具と組み合わせた「コーディネート済みセット」も用意されています。料金は月額制で、最低利用期間は3ヶ月ですが、1ヶ月からでもレンタル自体は可能です(3ヶ月分の料金は発生)。気に入った商品は、差額を支払うことで購入もできます。

airRoomの特徴的なサービスとして、商品が「新品」か「中古」かを選べる点があります(一部商品を除く)。中古品はクリーニング・消毒が徹底されており、リーズナブルな価格で利用できます。一方、追加料金を支払うことで新品をレンタルすることも可能で、ユーザーのニーズに柔軟に対応しています。

配送エリアは関東、関西、東海、福岡など主要都市圏が中心ですが、順次拡大中です。短期間のお試し利用から、新生活の家具一式をまとめて揃えたい方まで、幅広いニーズに対応できるバランスの取れたサービスと言えるでしょう。

参照:airRoom公式サイト

④ かして!どっとこむ

「かして!どっとこむ」は、1983年創業の家具・家電レンタルサービスの老舗です。長年の実績とノウハウに裏打ちされた安定したサービスが魅力で、特に新生活を始める学生や単身赴任の社会人から絶大な支持を得ています。

寝具は、ベッドと布団のセットや、和式の布団セットなどをレンタルできます。特徴は、その料金体系の分かりやすさとコストパフォーマンスの高さです。レンタル料金に往復送料、設置料、修理費が含まれており、追加料金の心配がほとんどありません。レンタル期間も30日から2年まで細かく設定でき、利用者の都合に合わせた柔軟なプランニングが可能です。

また、レンタル品は「新品」と「中古」から選択できます。中古品は徹底したメンテナンスとクリーニングが行われ、格安で利用できる一方、少しの追加料金で新品をレンタルすることも可能です。全国(沖縄・一部離島を除く)に対応している広い配送網も大きな強みです。

デザイン性よりも、シンプルで実用的な寝具を、とにかく手軽に、リーズナブルな価格で利用したいという方に最適なサービスです。急な転勤や、大学生活の4年間だけ利用したいといった、期間が明確な場合に特に便利です。

参照:かして!どっとこむ公式サイト

⑤ RAKUTON(らくとん)

「RAKUTON」は、布団のレンタルに特化した専門サービスです。急な来客、年末年始の帰省、企業の研修や合宿、短期滞在など、数日から数週間単位での利用に非常に強く、手軽さが魅力です。

レンタルできるのは、掛布団、敷布団、枕、各種カバーがセットになった和布団セットが基本です。料金は「6泊7日」を基本単位として設定されており、非常に明快です。例えば、スタンダードな和布団1組を6泊7日でレンタルした場合、4,980円(往復送料込み)から利用できます。延長も1日単位で可能なので、滞在期間が不確定な場合でも安心です。

RAKUTONの強みは、その衛生管理にあります。レンタルから返却された布団は、専門工場で丸洗いされ、70℃の高温乾燥機でダニや雑菌を徹底的に除去します。これにより、中古品であっても清潔でふかふかの布団を利用できます。申し込みはインターネットから24時間可能で、最短で翌日には届けてくれるスピーディーな対応も、急なニーズに応えてくれます。

自宅に来客が多い方、数日間の短期出張や帰省で寝具が必要な方、イベントや合宿でまとまった数の布団を用意したい方には、RAKUTONが最も便利な選択肢の一つとなるでしょう。

参照:RAKUTON公式サイト

⑥ あるる

「あるる」は、家具・家電のレンタルサービスで、特にシンプルで機能的な商品をリーズナブルな価格で提供しているのが特徴です。個人利用はもちろん、社員寮や仮設事務所といった法人向けのレンタルにも多くの実績があります。

寝具のラインナップは、シングルベッド(マットレス付き)や布団セットが中心で、華美な装飾のない実用的なデザインのものが揃っています。そのため、どんな部屋にも合わせやすく、コストを抑えて生活の基盤を整えたい方に適しています。

「かして!どっとこむ」と同様に、「あるる」もレンタル品を「新品」と「中古」から選べるシステムを採用しています。中古品でコストを徹底的に抑えることも、追加料金で新品の安心感を得ることも可能です。料金プランも30日から2年まで柔軟に設定でき、往復送料が無料(一部地域を除く)なのも分かりやすいポイントです。

コストパフォーマンスを重視し、実用的な寝具を長期間レンタルしたい学生や単身赴任者におすすめです。また、法人契約を検討している企業担当者にとっても、信頼できる選択肢の一つです。

参照:あるる公式サイト

⑦ ハッチ

「ハッチ」は、RAKUTONと同じく布団レンタルを専門とするサービスですが、品質にこだわったラインナップが特徴です。例えば、保温性と吸湿発散性に優れた高級羽毛布団のレンタルも行っており、寝心地を重視する方に人気があります。

レンタルプランは「2組1週間」といったセット単位が基本で、来客用を想定した料金設定になっています。衛生管理にも並々ならぬこだわりがあり、布団専門のクリーニング工場でオゾン脱臭・殺菌処理を施した後、高温での乾燥を行っています。これにより、アレルギーの原因となるダニやハウスダストを徹底的に除去し、安心して使える清潔な布団を提供しています。

全国に対応しており、往復送料もレンタル料金に含まれているため、手軽に利用できます。ウェブサイトからの申し込みで、使用日の2日前の正午までに注文すれば間に合うという迅速な対応も魅力です。

大切なゲストにくつろいでもらうために、質の良いお布団を用意したいと考えている方や、冬場の帰省などで暖かい羽毛布団を使いたいといった、クオリティを求める短期利用に最適なサービスです。

参照:ハッチ公式サイト

⑧ ダーリング

「ダーリング」は、1973年創業という長い歴史を持つ布団レンタルの草分け的存在です。その豊富な経験から、あらゆる利用シーンに対応できる多彩な布団セットを取り揃えています。

通常の来客用布団セットはもちろんのこと、特筆すべきはベビー布団セットやキッズ用布団セットが用意されている点です。小さな子どもや赤ちゃん連れで帰省する際など、短期間しか使わないベビー用品を購入するのはためらわれる、という親御さんにとって非常に便利なサービスです。

料金体系は1泊2日から設定されており、ごく短期間の利用にも柔軟に対応します。もちろん、長期のレンタルも可能です。衛生管理も徹底しており、自社工場でオゾン殺菌・乾燥を行い、清潔な状態の布団を届けてくれます。全国配送に対応し、往復送料無料(一部地域除く)で利用できる手軽さも魅力です。

赤ちゃんや小さなお子様連れの帰省・旅行を計画している方や、用途に合わせて最適な布団を選びたい方にぴったりの、信頼と実績のあるサービスです。

参照:ダーリング公式サイト

寝具レンタルサービスとは?

寝具レンタルサービスとは?

寝具レンタルサービスとは、その名の通り、月額料金や期間契約料金を支払うことで、布団やベッド、マットレスといった寝具を一定期間借りることができるサービスです。このサービスは、私たちのライフスタイルが多様化する現代において、多くのメリットを提供してくれる新しい選択肢として急速に普及しています。

かつては、「寝具は購入するもの」という考えが一般的でした。しかし、シェアリングエコノミー(共有経済)の考え方が広まるにつれ、所有することなく利用する「コト消費」への価値観がシフトしてきました。車を所有せずにカーシェアを利用したり、服をサブスクで楽しんだりするのと同じように、寝具も「必要な時に必要なだけ利用する」というスタイルが選ばれるようになっています。

このサービスの背景には、単身赴任や学生の一人暮らし、頻繁な転勤といった一時的な住まい方の増加や、ミニマリストのように「モノを極力持たない暮らし」を目指す人々の増加があります。また、急な来客や帰省、入院の付き添いなど、ごく短期間だけ寝具が必要になるシーンは意外と多く、そうした突発的なニーズに応えるサービスとしても重宝されています。

サービス内容は多岐にわたりますが、一般的にはウェブサイトから希望の商品とレンタル期間を選んで申し込むと、指定した日時に自宅まで寝具が配送されます。利用期間が終了すれば、配送業者が回収に来てくれるため、購入時の持ち運びや、不要になった際の粗大ごみとしての処分といった手間が一切かかりません。さらに、返却された寝具は専門業者によって徹底的にクリーニング・消毒されるため、衛生面でも安心して利用できる仕組みが整っています。

短期レンタルと長期サブスクの違い

寝具レンタルサービスは、大きく分けて「短期レンタル」「長期サブスク(サブスクリプション)」の2種類に分類できます。どちらを選ぶかは、利用目的や期間によって大きく異なります。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったタイプを選びましょう。

短期レンタル 長期サブスク
主な利用シーン 急な来客、帰省、出張、研修、入院の付き添い、イベント、合宿 単身赴任、学生の一人暮らし、転勤、お試し利用、季節ごとの寝具交換
利用期間の目安 1泊~3ヶ月程度 3ヶ月~数年単位
料金体系 日割り、週割り、セット料金(例:6泊7日で〇〇円) 月額料金制
取扱商品 和布団セットが中心、実用的なものが主 ベッド、マットレス、おしゃれなデザイン家具など選択肢が豊富
メリット ・ごく短期間から利用可能
・必要な時にすぐ手配できる
・購入より圧倒的に安い
・月々の支払額を抑えられる
・気に入れば購入できる場合も
・他の家具とトータルコーディネート可能
デメリット ・長期利用すると割高になる
・デザインなどの選択肢は少ない
・最低利用期間が設定されていることが多い
・短期利用には向かない
代表的なサービス RAKUTON、ハッチ、ダーリング CLAS、subsclife、airRoom

短期レンタル

短期レンタルは、数日から数週間、長くても1~2ヶ月程度の利用を想定したサービスです。RAKUTONやハッチ、ダーリングといった布団レンタル専門サービスがこのカテゴリーに分類されます。

最大のメリットは、突発的なニーズに迅速かつ柔軟に対応できる点です。例えば、週末に両親が泊まりに来ることになった場合、押し入れの奥から古い布団を引っ張り出して干す手間もなく、ウェブで注文すれば清潔な布団一式が届きます。料金も「1組6泊7日で5,000円」のようにセット料金で明示されていることが多く、コスト計算がしやすいのも特徴です。

一方で、レンタルできる商品は実用本位の和布団セットが中心で、デザインやブランドにこだわることは難しいでしょう。また、料金体系が日割りや週割りに近いため、数ヶ月以上利用し続けると、結果的に購入するよりも高くついてしまう可能性があります。

長期サブスク

長期サブスクは、数ヶ月から数年単位での継続的な利用を前提としたサービスです。CLASやsubsclife、airRoomといった家具・家電のサブスクリプションサービスが寝具も取り扱っています。

こちらのメリットは、月々の支払いを抑えながら、質の高い、あるいはデザイン性に優れた寝具を利用できる点にあります。特に新生活を始める際、ベッドやマットレス、布団一式を揃えると10万円以上の出費になることも珍しくありませんが、サブスクなら月々数千円の支払いで済み、初期費用を大幅に削減できます。

また、有名ブランドの新品を試せたり(subsclife)、気に入った商品を購入できたり(airRoom)、ライフスタイルの変化に合わせて他の商品に交換できたり(CLAS)と、プラスアルファの付加価値が高いのも魅力です。

ただし、ほとんどのサービスで「最低利用期間(3ヶ月など)」が設けられており、それより短い期間で解約すると違約金が発生する場合があります。そのため、1ヶ月未満の利用には不向きです。あくまで、「一定期間住む」ことが決まっている場合の選択肢と考えるのが良いでしょう。

寝具レンタルサービスの選び方5つのポイント

利用期間で選ぶ、レンタルしたい寝具の種類で選ぶ、衛生面(新品がレンタルできるか)で選ぶ、料金(レンタル料・送料)で選ぶ、配送エリアを確認する

数ある寝具レンタルサービスの中から、自分にとって最適なものを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、後悔しないための選び方のポイントを5つに絞って詳しく解説します。

① 利用期間で選ぶ

最も重要なのが、「どのくらいの期間、寝具をレンタルしたいのか」を明確にすることです。利用期間によって、選ぶべきサービスのタイプや料金体系が大きく変わってきます。

短期利用(来客・数日の滞在など)

利用期間が1泊から1ヶ月程度の場合は、前述した「短期レンタル」に特化したサービスが最適です。

  • 具体的な利用シーン:
    • 友人や親戚が泊まりに来る
    • 年末年始やお盆の帰省
    • 1週間程度の短期出張や研修
    • 家のリフォーム中の一時的な仮住まい
    • 入院中の家族の付き添い

このようなケースでは、RAKUTON、ハッチ、ダーリングといった布団レンタル専門サービスが第一候補となります。これらのサービスは、1泊や1週間といった短い単位での料金設定がされており、往復送料込みのパッケージになっていることが多いため、非常に手軽に利用できます。必要な時にすぐ届けてくれるスピーディーさも魅力です。

長期サブスク型のサービスをこの目的で利用しようとすると、最低利用期間の縛りによって割高になってしまうため、避けた方が賢明です。

長期利用(単身赴任・一人暮らし・お試しなど)

利用期間が3ヶ月以上、あるいは数年にわたる場合は、「長期サブスク」型のサービスが断然お得で便利です。

  • 具体的な利用シーン:
    • 期間が決まっている単身赴任(例:2年間)
    • 学生の一人暮らし(例:4年間)
    • 転勤が多い職種の方
    • 高価なマットレスの寝心地を購入前にじっくり試したい
    • 季節ごとに寝具(例:夏用の涼感寝具、冬用の羽毛布団)を使い分けたい

このような目的であれば、CLAS、subsclife、airRoomといった家具のサブスクリプションサービスが適しています。月額料金制なので、長期的に見れば短期レンタルを繰り返し利用するよりも総コストを抑えられます。

また、これらのサービスはベッドフレームやおしゃれなマットレスなど、品揃えが豊富です。特にsubsclifeのように新品のブランド家具を試せるサービスは、「いずれは良いものを購入したい」と考えている人にとって、失敗しないための投資とも言えます。CLASのように交換が自由なサービスなら、途中で寝心地が合わないと感じても別のマットレスに変更できるため安心です。

② レンタルしたい寝具の種類で選ぶ

次に、「どのような種類の寝具を借りたいか」を考えましょう。求める寝具によって、選ぶべきサービスは自ずと絞られてきます。

  • 和式の布団セットで十分な場合:
    来客用やごく短期間の利用であれば、敷布団・掛布団・枕がセットになった和布団セットで事足ります。この場合は、RAKUTONハッチなどの布団レンタル専門サービスが手軽で最適です。
  • ベッドで寝たい場合:
    単身赴任や一人暮らしで、普段からベッドを使っている、あるいはベッドを使いたいという方は、ベッドフレームとマットレスがレンタルできるサービスを選ぶ必要があります。この場合は、CLAS、subsclife、airRoom、かして!どっとこむなどが選択肢となります。これらのサービスでは、すのこベッド、収納付きベッドなど、さまざまなタイプのベッドフレームが用意されています。
  • マットレスにこだわりたい場合:
    睡眠の質を重視し、マットレスにこだわりたい方もいるでしょう。腰痛対策に高反発マットレスを試したい、ホテルのような寝心地のポケットコイルマットレスが良い、といった具体的な希望がある場合は、マットレスの品揃えが豊富なサービスを選びましょう。特にsubsclifeでは有名ブランドのマットレスを新品で試せるため、寝心地を妥協したくない方におすすめです。
  • ベビー布団が必要な場合:
    赤ちゃん連れの帰省など、特殊な用途で寝具が必要な場合は、それに対応したサービスを選ぶ必要があります。ダーリングはベビー布団セットをレンタルできる数少ないサービスの一つで、このような特定のニーズに的確に応えてくれます。

③ 衛生面(新品がレンタルできるか)で選ぶ

寝具は毎日肌に触れるものだからこそ、衛生面が気になるのは当然のことです。レンタルサービス各社は、この点に細心の注意を払っています。

多くのサービスでは、返却された寝具を専門の工場で高温洗浄、高温乾燥、オゾン殺菌といった工程を経て、ダニや雑菌、ウイルスを徹底的に除去しています。そのため、リユース品(中古品)であっても衛生的な品質は十分に保たれています。RAKUTONやハッチといった布団専門業者は、この衛生管理をサービスの大きな強みとしてアピールしています。

しかし、「いくら清潔だと言われても、他人が使ったものは生理的に受け付けない」という方もいるでしょう。その場合は、新品をレンタルできるかどうかがサービス選びの重要な基準になります。

  • 新品のみを扱うサービス: subsclifeは、取り扱うすべての商品が新品です。衛生面で一切の妥協をしたくない方にとって、最も安心できる選択肢です。
  • 新品か中古かを選べるサービス: かして!どっとこむ、あるる、airRoomなどは、申し込み時に中古品か新品かを選択できます。中古品は料金が安く、新品は追加料金がかかるという仕組みです。予算と安心感のバランスを考えて選べます。
  • 原則としてリユース品のサービス: CLASや布団レンタル専門のRAKUTON、ハッチ、ダーリングは、基本的にリユース品を提供しています。ただし、前述の通り、徹底した衛生管理が行われているため、品質に問題はありません。

どうしても新品が良いという方はsubsclifeを、コストを抑えつつも選択肢として新品が欲しい方はかして!どっとこむなど、ご自身の衛生面に対する考え方に応じてサービスを選びましょう。

④ 料金(レンタル料・送料)で選ぶ

コストはサービス選びにおける非常に重要な要素ですが、表面的な月額料金やレンタル料金だけで判断するのは危険です。最終的に支払う総額を意識して比較検討することが大切です。

チェックすべき料金項目は以下の通りです。

  • 基本レンタル料: 月額料金や、〇泊〇日あたりの料金。
  • 送料: 往復の送料が無料か、別途発生するかは大きな違いです。特に大型のベッドなどをレンタルする場合、送料が高額になることがあります。「送料無料」を謳っていても、北海道・沖縄・離島や一部山間部では追加料金がかかるケースがほとんどなので、注意が必要です。
  • 組立・設置料: ベッドフレームなどをレンタルする場合、専門スタッフによる組立・設置サービスが含まれているか、オプション料金が必要かを確認しましょう。
  • 初期費用・登録料: サービスによっては、初回に登録料や保証金が必要な場合があります。
  • 最低利用期間と違約金: 長期サブスクの場合、最低利用期間内に解約すると違約金が発生することがあります。契約前に必ず確認しましょう。

例えば、「月額2,000円」と安く見えても、往復送料で10,000円かかるとすれば、3ヶ月の利用で総額16,000円になります。一方で、「月額3,000円・送料無料」のサービスなら、3ヶ月の利用で総額9,000円です。このように、レンタル期間と諸費用をすべて含めたトータルコストで比較する視点が不可欠です。

⑤ 配送エリアを確認する

意外と見落としがちなのが、サービスの配送エリアです。せっかく気に入ったサービスを見つけても、自分の住んでいる地域が対象外では意味がありません。

  • 全国対応のサービス: かして!どっとこむ、あるる、subsclifeや、布団レンタル専門のRAKUTON、ハッチ、ダーリングなどは、基本的に全国(沖縄や一部離島を除く)に配送してくれます。地方にお住まいの方でも安心して利用できます。
  • エリアが限定的なサービス: CLAS(首都圏・関西圏中心)やairRoom(主要都市圏中心)のように、配送エリアが都市部に限られているサービスもあります。これらのサービスはおしゃれな家具を自社便などで丁寧に配送・設置する分、対応エリアが狭まる傾向にあります。

申し込み手続きを進める前に、必ず公式サイトの「配送エリア」や「よくある質問」のページで、ご自身の郵便番号や住所が配送対象に含まれているかを確認しましょう。

寝具レンタルサービスのメリット

必要な期間だけ利用できる、収納スペースが不要になる、購入するより費用を抑えられる場合がある、さまざまな寝具を購入前にお試しできる、クリーニングなどの手入れの手間が省ける

寝具レンタルサービスは、購入するスタイルと比較して多くのメリットがあります。ここでは、代表的な5つのメリットを具体的に解説します。

必要な期間だけ利用できる

寝具レンタルサービスの最大のメリットは、「必要な時に、必要な期間だけ」寝具を利用できる柔軟性にあります。

私たちのライフステージは、就職、転勤、結婚、出産など、さまざまなタイミングで変化します。例えば、2年間の単身赴任が決まった場合、赴任先で寝具一式を購入すると、任期が終わった後の処分に困ります。持って帰るにしても手間とコストがかかり、かといって捨てるのももったいない。こんな時にレンタルサービスを利用すれば、赴任開始日に寝具を届けてもらい、任期満了日に回収してもらうだけで済みます

また、急な来客や数日間の帰省といったごく短期間のニーズにも完璧に対応できます。普段使わない来客用布団を押し入れに収納しておく必要がなく、必要な時だけ清潔な布団を用意できるのは、非常にスマートで合理的です。このように、ライフスタイルの変化や一時的なニーズに対して、無駄なく、身軽に対応できる点が、購入にはない大きな利点です。

収納スペースが不要になる

特に都市部のマンションやアパートでは、収納スペースが限られています。普段使わない来客用布団や、季節外れの羽毛布団、毛布などは、クローゼットや押し入れの大部分を占領しがちです。

寝具レンタルサービスを利用すれば、こうした「使わない寝具」のための収納スペースが一切不要になります。来客がある時はその都度レンタルし、冬が終われば羽毛布団を返却する、といった使い方が可能です。これにより、空いたスペースを他の用途に有効活用でき、部屋全体をすっきりと広く使えます。

これは、「モノを減らしてシンプルに暮らしたい」と考えるミニマリストの思想とも合致します。所有物から解放されることで、物理的なスペースだけでなく、管理の手間や精神的な負担も軽減されるというメリットがあります。

購入するより費用を抑えられる場合がある

特に利用期間が短い場合、寝具一式を購入するよりもレンタルの方がトータルコストを安く抑えられることがほとんどです。

新生活を始めるにあたり、ベッドフレーム、マットレス、布団、枕、カバー類を一通り揃えると、安く見積もっても5万円以上、品質にこだわれば10万円を超える出費になることもあります。これは、新社会人や学生にとっては大きな負担です。

一方、レンタルサービス(長期サブスク)を利用すれば、月々数千円の支払いで寝具一式を揃えることができ、高額な初期費用を大幅に削減できます。例えば、月額5,000円の寝具セットを2年間利用した場合の総額は12万円です。もし同等品を10万円で購入した場合、一見すると購入の方が安いように思えます。しかし、購入した場合は、引っ越し時の運搬費用や、不要になった際の処分費用(粗大ごみ手数料など)が別途かかります。これらの隠れたコストを考慮すると、特に2年程度の利用であれば、レンタルの方が経済的合理性が高いケースは少なくありません。

さまざまな寝具を購入前にお試しできる

高価な寝具、特にマットレスは、購入してから「体に合わなかった」と後悔するケースが後を絶ちません。お店で少し横になっただけでは、本当の寝心地はわからないものです。

寝具レンタルサービスは、このような「購入の失敗」を防ぐための効果的な手段となります。気になるブランドの高反発マットレスや、ホテルのような寝心地のポケットコイルマットレスを、実際に自宅で数ヶ月間使ってみることができます。これにより、自分の体格や睡眠の癖に本当に合っているかどうかを、じっくりと確かめることが可能です。

subsclifeairRoomのように、レンタル後にその商品を買い取れるサービスを利用すれば、まさに「試住」ならぬ「試寝」が実現します。もし体に合わなければ返却すればよく、気に入ればそのまま自分のものにできる。これは、消費者にとって非常にリスクの低い、賢い買い方と言えるでしょう。

クリーニングなどの手入れの手間が省ける

布団やマットレスといった大きな寝具は、家庭で洗濯するのが難しく、手入れが非常に面倒です。天日干しするにも重労働ですし、コインランドリーやクリーニング店に持ち込むのも手間とコストがかかります。

レンタルサービスを利用すれば、こうした日々のメンテナンスや定期的なクリーニングの手間から完全に解放されます。サービス提供会社が、返却された寝具に対して責任を持って専門的なクリーニングを行うため、利用者は常に清潔な状態で寝具を使い始めることができます。

特に、CLASのように利用中の交換が可能なサービスであれば、「マットレスがへたってきたな」と感じた時に新しいものに交換してもらうこともできます。衛生面を保つための手間と時間を節約できるだけでなく、常に快適な睡眠環境を維持できるという点も、見逃せない大きなメリットです。

寝具レンタルサービスのデメリット

長期間の利用は購入より割高になる可能性がある、中古品に抵抗がある人には向かない場合がある、希望するデザインや機能の寝具がない場合がある

多くのメリットがある一方で、寝具レンタルサービスにはいくつかのデメリットや注意点も存在します。契約してから後悔しないよう、あらかじめデメリットも正しく理解しておきましょう。

長期間の利用は購入より割高になる可能性がある

寝具レンタルの最大のデメリットは、利用期間が長くなればなるほど、購入した場合の総額を上回ってしまう「損益分岐点」が存在することです。

例えば、月額4,000円で寝具をレンタルしている場合、1年間の総額は48,000円、2年間で96,000円、3年間で144,000円となります。もし、同等の品質の寝具が10万円で購入できるとしたら、2年半以上利用し続けると、購入した方が安かった、という結果になります。

この損益分岐点は、レンタルする商品の価格や月額料金によって異なりますが、一般的には2年~3年が一つの目安となることが多いです。そのため、4年間の大学生活や、転勤の予定が当分ない場合など、長期間にわたって同じ場所に住むことが確定している場合は、初期費用はかかりますが、初めから購入してしまった方が経済的には合理的かもしれません。

ただし、subsclifeのように利用期間に応じて月額料金が安くなり、最終的に購入もできるプランや、CLASのように長期利用で割引率が大幅に上がるプランもあります。これらのサービスをうまく活用すれば、長期利用の割高感を緩和することも可能です。自分がどのくらいの期間利用する見込みなのかを事前に考え、購入した場合の総額と比較検討することが重要です。

中古品に抵抗がある人には向かない場合がある

多くの寝具レンタルサービスでは、コストを抑えるためにリユース品(中古品)をクリーニングして提供しています。各社とも専門の設備で徹底した殺菌・消毒を行っており、衛生基準は非常に高いレベルに保たれています。

しかし、いくら清潔にクリーニングされていると説明されても、見ず知らずの他人が使った寝具で寝ることに生理的な抵抗を感じる人は少なくありません。特に、アレルギー体質の方や、衛生面に対して非常に敏感な方にとっては、この点が大きなハードルとなる可能性があります。

このデメリットを回避するためには、解決策が明確です。

  1. 新品のみを扱うサービスを選ぶ: subsclifeはレンタル品がすべて新品なので、この心配は一切ありません。
  2. 新品オプションがあるサービスを選ぶ: かして!どっとこむairRoomなどでは、追加料金を支払うことで新品をレンタルできます。

中古品に少しでも抵抗がある場合は、無理をせず、これらのサービスを選択することをおすすめします。

希望するデザインや機能の寝具がない場合がある

レンタルサービスで提供される寝具は、当然ながらその会社が保有している在庫の中から選ぶことになります。そのため、品揃えには限りがあり、自分が希望する特定の色、デザイン、素材、機能を持った商品が見つからない可能性があります。

例えば、「北欧風の特定のブランドのベッドフレームが欲しい」「アレルギー対策に特化した、この素材のマットレスでなければならない」といった、強いこだわりがある場合、レンタルの選択肢の中には合致するものがないかもしれません。特に、短期レンタル向けの布団セットは、万人受けする無難でシンプルなデザインのものがほとんどです。

この問題に対処するには、申し込み前に各サービスのウェブサイトで、取り扱っている商品のラインナップをじっくりと確認することが不可欠です。subsclifeairRoomのように、デザイン性の高いブランド家具を多く取り揃えているサービスであれば、こだわりの強い方でも満足できる商品が見つかる可能性は高まります。自分の好みに合う商品があるかどうかを、契約の決め手の一つにすると良いでしょう。

寝具レンタルサービスの料金相場

寝具レンタルを検討する上で、最も気になるのが料金でしょう。ここでは、「短期レンタル」と「長期サブスク」のそれぞれについて、一般的な料金相場を解説します。予算を立てる際の参考にしてください。

短期レンタルの料金相場

短期レンタルは、来客用や数日間の出張など、1泊から1ヶ月程度の利用を想定しています。料金は、レンタルする日数と寝具のグレードによって決まります。

基本的な和布団セット(掛布団、敷布団、枕、カバー類)1組あたりの料金相場

レンタル期間 料金相場 1日あたりの料金目安
1泊2日~2泊3日 4,500円 ~ 7,000円 約2,000円~
6泊7日(約1週間) 5,000円 ~ 10,000円 約700円~
14泊15日(約2週間) 6,000円 ~ 12,000円 約400円~
30日(約1ヶ月) 7,000円 ~ 15,000円 約230円~

ポイント

  • 送料: 多くのサービスでは、この料金に往復の送料が含まれています。ただし、北海道、沖縄、離島などは別途追加送料がかかることが一般的です。
  • 長期割引: レンタル期間が長くなるほど、1日あたりの単価は安くなる傾向にあります。
  • 品質: 上記はスタンダードな品質の布団セットの相場です。ハッチのように高級羽毛布団などを扱うサービスでは、これよりも料金が高くなります。
  • セット割引: 複数組を同時にレンタルすると、1組あたりの料金が割引になるサービスもあります。合宿や研修などで利用する際は確認してみましょう。

例えば、「RAKUTON」では、和布団1組を6泊7日で4,980円からレンタルできます。購入すれば数万円する布団セットが、この価格で利用でき、後片付けも不要なのは大きな魅力です。

長期サブスクの料金相場

長期サブスクは、単身赴任や一人暮らしなど、3ヶ月以上の継続的な利用を想定しています。料金は月額制で、レンタルする商品の定価や品質、利用期間によって変動します。

シングルサイズの寝具をレンタルする場合の月額料金相場

レンタル内容 月額料金相場(中古・スタンダード品) 月額料金相場(新品・ブランド品)
布団セットのみ 2,000円 ~ 4,000円 3,000円 ~ 6,000円
マットレスのみ 1,500円 ~ 5,000円 3,000円 ~ 10,000円
ベッドフレームのみ 1,000円 ~ 4,000円 2,500円 ~ 8,000円
ベッド+マットレスセット 3,000円 ~ 7,000円 5,000円 ~ 15,000円

ポイント

  • 初期費用: 月額料金の他に、送料や設置料が別途かかる場合があります。特にsubsclifeairRoomでは、商品ごとに送料が設定されているため、総額で比較することが重要です。CLASかして!どっとこむは原則送料無料(一部除く)で分かりやすい体系です。
  • 最低利用期間: 多くのサービスで3ヶ月程度の最低利用期間が設定されています。期間満了前に解約すると違約金がかかるため注意が必要です。
  • 長期割引: CLASのように、契約期間を長く設定する(例:1年、2年)ことで月額料金が割引になるプランがあります。
  • ブランドと品質: subsclifeで扱うような有名ブランドの新品は、料金相場も高くなります。一方で、かして!どっとこむの中古品プランなどは、非常にリーズナブルな価格で利用できます。

何を、どのくらいの品質で、どのくらいの期間借りたいかによって、最適なサービスと料金プランは大きく変わります。まずはご自身のニーズを明確にし、各社のサイトで具体的な商品の料金をシミュレーションしてみることをおすすめします。

寝具レンタルの利用申し込みから返却までの流れ

公式サイトから商品と期間を選んで申し込む、指定した日時に寝具を受け取る、利用期間が終了したら寝具を返却する

「レンタルサービスって手続きが面倒そう」と感じる方もいるかもしれませんが、実際は非常に簡単で、ほとんどのステップがオンラインで完結します。ここでは、一般的な申し込みから返却までの流れを3ステップで解説します。

公式サイトから商品と期間を選んで申し込む

まずは、利用したいサービスの公式サイトにアクセスします。

  1. 商品を選ぶ: 「寝具」や「ベッド」といったカテゴリーから、レンタルしたい商品を探します。布団セット、ベッドフレーム、マットレスなど、希望の商品をカートに入れます。サービスによっては、この時点で新品か中古かを選択します。
  2. レンタル期間を設定する: 短期レンタルの場合は「〇泊〇日」、長期サブスクの場合は「〇ヶ月」といったように、利用したい期間を選択します。長期サブスクでは、この時に設定した期間が最低利用期間となることが多いです。
  3. 会員登録と個人情報の入力: 氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを入力して会員登録を行います。サービスによっては、この段階で運転免許証や健康保険証などの本人確認書類のアップロードが必要になる場合があります。
  4. 配送希望日時の指定: 寝具を届けてほしい日時を指定します。多くのサービスでは、時間帯まで細かく指定できます。引っ越しの日に合わせるなど、スケジュールに合わせて設定しましょう。
  5. 支払い情報の入力: クレジットカード情報を入力します。ほとんどのサービスがクレジットカード払いを基本としていますが、一部では銀行振込や口座振替に対応している場合もあります。
  6. 申し込み内容の確認と確定: 最後に、注文内容、配送情報、支払い金額などをすべて確認し、問題がなければ申し込みを確定します。その後、登録したメールアドレスに注文確定のメールが届けば、手続きは完了です。

指定した日時に寝具を受け取る

申し込み時に指定した日時になると、配送業者が寝具を自宅まで届けてくれます。

  • 玄関先での受け取り: 布団セットなどの比較的小さな荷物は、玄関先で受け取るのが一般的です。ダンボールや専用の梱包バッグに入った状態で届きます。
  • 組立・設置サービス: ベッドフレームなど、大型で組立が必要な商品を注文した場合、専門の配送スタッフが室内まで搬入し、その場で組立・設置まで行ってくれるサービスがあります(CLAS、かして!どっとこむなど)。このサービスが含まれているか、オプション料金が必要かは、サービスによって異なるため事前に確認しておきましょう。

商品を受け取ったら、すぐに開封して中身を確認することが大切です。万が一、注文と違う商品が届いたり、明らかな破損や汚れがあったりした場合は、すぐにサービスのカスタマーサポートに連絡しましょう。

利用期間が終了したら寝具を返却する

レンタル期間の終了が近づくと、サービス会社からメールなどで通知が来ることが多いです。その後の手続きは、契約を「終了(返却)する」か、「延長する」か、「(可能な場合)買い取る」かによって異なります。

返却する場合の流れ

  1. 返却の申し込み: マイページなどから返却手続きを行います。ここで、集荷に来てほしい希望日時を指定します。
  2. 梱包する: 寝具を梱包します。届いた時のダンボールや梱包材を保管しておくと、この時にスムーズです。もし捨ててしまった場合は、自分でダンボールを用意するか、サービス会社によっては集荷キットを送ってくれる場合もあります。梱包方法は各社の指示に従ってください。
  3. 集荷・発送: 指定した日時に配送業者が集荷に来ます。伝票なども業者が用意してくれることがほとんどなので、梱包した荷物を渡すだけで完了です。

これで一連のレンタルプロセスは終了です。購入時のように、不要になった寝具の処分方法に頭を悩ませる必要がないのは、レンタルならではの大きなメリットです。

寝具レンタルに関するよくある質問

寝具レンタルに関するよくある質問

最後に、寝具レンタルサービスを利用するにあたって、多くの人が抱く疑問や不安についてQ&A形式でお答えします。

レンタルした寝具を汚してしまった場合はどうなる?

A. 通常使用の範囲での小さな汚れや傷は、基本的に追加料金は発生しません。

レンタル料金には、ある程度の損耗(経年劣化や通常使用による傷み)に対する保証が含まれています。しかし、タバコの焦げ跡、ペットによる傷や臭い、飲み物をこぼしてできた大きなシミ、破れなど、故意または過失による著しい汚損・破損の場合は、修理費用や商品を買い取るための代金が請求される可能性があります。

このリスクに備えるため、多くの長期サブスクサービスでは「安心保証サービス」のようなオプションプランを用意しています。月々数百円程度の追加料金で加入でき、万が一の破損・汚損時の自己負担額を免除または軽減してくれます。特に、小さなお子様やペットがいるご家庭では、加入を検討することをおすすめします。

もし汚してしまった場合は、隠さずに速やかにサービス会社のカスタマーサポートに連絡し、指示を仰ぐことが大切です。

レンタル期間の延長や短縮は可能?

A. 延長はほとんどのサービスで可能ですが、短縮は難しい場合が多いです。

  • 期間の延長:
    利用期間が終了する前に、「もう少し使いたい」となった場合、ほとんどのサービスで延長が可能です。短期レンタルの場合は1日単位や1週間単位で、長期サブスクの場合は1ヶ月単位で延長手続きができます。手続きは公式サイトのマイページや電話連絡で行えることが多く、非常に簡単です。
  • 期間の短縮:
    契約時に定めた期間よりも早く返却すること(途中解約)は、原則として難しいと考えた方が良いでしょう。特に、長期サブスクでは「最低利用期間」が設定されているため、その期間内に解約すると、残りの期間分の料金や、所定の違約金を一括で支払う必要があります。
    例えば、12ヶ月契約で申し込んだ場合、3ヶ月で不要になったとしても、残りの9ヶ月分の料金を支払わなければならないケースがあります。契約前に、最低利用期間と途中解約時の規定を必ず確認しておきましょう。

支払い方法には何がある?

A. クレジットカード払いが最も一般的です。

ほとんどすべての寝具レンタルサービスで、クレジットカード決済が主要な支払い方法となっています。VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubといった主要な国際ブランドに対応しています。

一部のサービスでは、以下の支払い方法にも対応している場合があります。

  • 口座振替: 長期利用の場合に選択できることがあります。
  • 銀行振込: 法人契約の場合や、一部のサービスで対応しています。
  • コンビニ払い: 対応しているサービスは比較的少ないです。
  • デビットカード: 利用できるかどうかはサービス会社によります。

ご希望の支払い方法がある場合は、各サービスの公式サイトにある「お支払い方法について」や「よくある質問」のページで事前に確認してください。

新品の寝具だけをレンタルすることはできる?

A. はい、可能です。

中古品に抵抗がある方のために、新品の寝具をレンタルする選択肢は複数あります。

  1. はじめから新品のみを扱うサービスを利用する: 「subsclife(サブスクライフ)」は、取り扱う商品がすべて新品です。安心して利用したい方には最もおすすめの選択肢です。
  2. 新品オプションがあるサービスを利用する: 「かして!どっとこむ」「あるる」「airRoom」などでは、申し込み時に追加料金を支払うことで、レンタル品を新品に指定できます。
  3. アウトレット新品を狙う: サービスによっては、新品同様でありながら一度開封されたなどの理由で「アウトレット新品」として提供されることがあります。

衛生面を重視する場合は、これらのサービスやオプションを積極的に活用しましょう。申し込み時に「新品」を選択するのを忘れないように注意してください。

まとめ

この記事では、おすすめの寝具レンタルサービス8社の比較から、サービスの選び方、メリット・デメリット、利用の流れまで、寝具レンタルに関する情報を幅広く解説しました。

寝具レンタルは、「必要なモノを、必要な時に、必要な期間だけ利用する」という、現代の多様なライフスタイルに非常にマッチした合理的なサービスです。

【寝具レンタルが特におすすめな人】

  • 単身赴任や学生など、期間限定で一人暮らしをする人
  • 急な来客や帰省に備えたい人
  • 引っ越しや転勤が多く、身軽でいたい人
  • 収納スペースを節約し、ミニマルな暮らしがしたい人
  • 高価なマットレスなどの寝具を購入前にじっくり試したい人
  • 新生活の初期費用をできるだけ抑えたい人

自分に合ったサービスを選ぶためには、以下の5つのポイントを意識することが重要です。

  1. 利用期間で選ぶ: 短期なら布団専門レンタル、長期なら家具サブスク。
  2. 寝具の種類で選ぶ: 和布団かベッドか、マットレスの質はどうか。
  3. 衛生面で選ぶ: 中古でOKか、新品にこだわるか。
  4. 料金で選ぶ: 月額だけでなく、送料などを含めた総額で比較する。
  5. 配送エリアで選ぶ: 自分の住所が対象エリア内かを確認する。

寝具は、一日の疲れを癒し、明日への活力をチャージするための大切な基盤です。購入、レンタルという選択肢の中から、ご自身のライフプランや価値観に最も合った方法を選ぶことで、より快適で質の高い睡眠を手に入れることができます。

まずはこの記事で紹介したサービスの中から気になるものを見つけ、公式サイトで具体的な商品ラインナップや料金をチェックしてみてはいかがでしょうか。あなたにぴったりの寝具レンタルサービスを見つけて、スマートで快適な新生活を始めましょう。